もりさんへ。

はじめまして。単なる横レスで恐縮ですが‥

私自身は都市生活を満喫している人間でして、
「都市部に住んでるくせに何がわかる」と言われてしまえばそこまでですが、
人が「自然を管理する」なんておこがましいという思いは常にあります。

先週末、日光の戦場ヶ原や小田代原を歩いてきまして、広範囲の防護柵やら、
樹木の幹に巻かれた数多くの食害防止用カバーの存在にビックリしました。
林業被害というなら（ヒト様の勝手とはいえ）理屈もわかりますが、
自然の植生を野生（自然の）動物から守るというのは奇妙に感じます。
（ひょっとしたら日光の場合は観光業被害と見るのかもしれませんが）

で、私、昨年屋久島に行きまして、そこでは、
「昔、人2万、シカ2万、サル2万といわれたが、
現在はヒトが約14 000人、シカとサルは各5 000匹程度だ」と聞きました。
（もし、本当ならシカとサルはヒトよりも減っていることになりますね）
また、屋久島世界遺産センターを見学した際には、
島の固有植物への一番大きなインパクトは盗掘だったと説明を受けました。
（ヤクシマイヌワラビやヤクシマタニワラビの話ではなかったですが）
ヤクシカが急増してシカ害がでているという話は聞かなかったのですが、
屋久島の、現地の方がそのようなことを心配しているのでしょうか？

ヒトの好みとして「花好き」や「動物好き」があるように、
自然保護活動にも「植物が大切」と「動物が大切」では見方が違なってくる気もします。