野生と自然掲示板過去発言No.4000-200310-65
海山河を走り回って |
投稿日 2003年10月4日(土)19時16分 こめどころ
私の住まっております茨城はやはり関東の大県だけあって、まだまだ野生動物の影も濃い地方です。 ただし、まだまだ最近になってから道路の本格的整備が始まった地区においては交通事故で命を 落とす動物が多いようです。こちらに移ってからまだまる2ヶ月でありますが、 ウサギや狐の轢死体を結構見かけます。広大な水田地帯を横切る農道では、人を 怖れない大型の鷺が撥ねられています。以前いた関西の方では鷺も警戒心が強く車が近づけばすぐに 飛び立ったものですが、こちらのはほんの2 3mまで近づいてこっちともじっくり 目を合わせてきょとんとしてるんですよ。ドアを開けて「どいて!」とどなると、 やっと歩み去ったのにはこちらも苦笑するしかなかったことでした。茨城の農民のかた の優しさが、こういう動物を作ったんでしょうか。ただ、車社会が入り込んでくれば、 野蛮な人間も入り込んでくるわけで。心を痛める日々です。餌付けされた上、急に掌を 返された日光の動物たちとは違い、そっと共存してきた動物たちも結局人間の都合だけで 命を奪われる結果になっていく。つかっていない土地や国有地をもっともっと「人間を囲う」 方向へ持っていくべきではと思います。 |
|
|
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」 ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴) サポーターや広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)、 多くの人々に支えられています。 獣医師広報板へのリンク・サポーター募集・ボランティアスタッフ募集・プライバシーポリシー 獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。 @mukumuku_vetsさんをフォロー
Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved |