幼い子供には、いったいどんな考え方が湧くのでしょうか。
人間は育つ環境から、ものを見、捉え方を見、自分の考え方が生まれてくるのです。
自然発生的にとはいっても、狼少女の様に、環境から発生するのです。
何もわからぬうちに、可哀相な存在なのだと思っているおとなに囲まれ、
育まれていけば自分を哀れむ事からはじめてしまうでしょう。
まわりの考え方に簡単に染まってしまう時期こそ、大切なのに。
運が良いとは言えませんが、
可哀相な存在なのだと教え込まれても、ためになるとは思えません。
動物の里親探しにもありがちな事ですが、
自らの善意に溺れて公平なものの見方を忘れ切っている人が多いようで、
まことに残念な事です。
、、、と、人間中心の事は、動物愛護からずれてしまうので止めにします。


あまりにも人間中心の世の中はホトホトいやになります。
水槽のなかに、水草や魚を何種類か入れておくとします。
そのうちのいちばん強い魚だけが、
自分の子孫、病の仲間など1匹足りとも死なないようにし、
出産（？）制限もしなかったら、
その水槽のなかは遠からず全滅です。
つまりこれが現在の人類の行く先、地球の行くところです。
これは人間が教育、情報収集によって頭では分かっているくせに、
本能全開で繁殖しつづけているからです。
こんな種族が他に比べて優れているのは力、なんでしょうね。
他のものを端からないがしろにして邪魔となれば殺すのですから。
多少の人々に文化があっても、文明しかない人々に比べれば多勢に無勢、
気の滅入る現実です。
せめて少しでも正しい科学的事実を認識してくれれば、いいのですが。
主張できるものだけが"h取る"h、という図式は非科学的で
社会的にいっても愚かだと思いますが。

ちなみに、サーカスなどで芸をさせる事は愛護に反するでしょうか、
それとも沿っているでしょうか。
盲導犬や聴導犬などについてはどうでしょうか。
意見はいろいろでしょうが、一度じっくり考えてみては如何でしょう。

P.S.　めぐさん、プロキオン様は獣医師なので、
　　　人道的に謙虚な考え方をされたのだと思いますよ。
　　私は、動物の立場からすれば、本来人間がちょっかいを出さなければ
　　愛護も保護も要らない、と言いたいだろうと思ってますので、
　　それ自体に尊厳を感じるというめぐさんの文化程度を
　　諸手を上げて賞賛致したいと思いますが。