獣医師広報板ニュース

動物の愛護掲示板過去発言No.6000-200107-134

お返事です。
投稿日 2001年7月26日(木)21時25分 翼

KAZE さんへ:私も家族に迎えた子と終生暮らすのはあたり前だと思います。
       無責任に捨てたり、傷つけたりすることには絶対に反対です。

勿論、殺処分制度を廃止に加えて、根本の意識の改善をしなければ、とも考えます。
しかし、多くの無責任な人の意識を変えるためには、長い時間を要するでしょう。
私は、殺処分制度を廃止する方が、近道ではないか、と思うのです。

今までの制度が廃止されれば、きっと世間の関心が高まります。
殺処分制度の廃止は、人間以外の生物の「命」の価値を高めることです。
それが実現すれば、法律を変えることも出来るかもしれません。
現在の法律でも、動物を捨てることや、むやみに殺すことを禁止してはいます。
けれど、ほとんど意味をなしていませんよね。
(しかも、止むを得ない場合は「苦痛を与えないように殺すように」とあります。
 どうであれ、殺すことを認めてしまうのはおかしいと思いませんか。)
人の子を捨てたり、傷つけたりした時と同等の刑罰を定められれば・・・。

子供であればともかく、大人の意識を変えることは難しいと思います。
しかし自分が刑罰を受けると知れば、捨てたり、傷つけたり等の行為は減るはずです。
それに、それらの行為が「悪いこと」という世間の常識が定着すれば・・・。
これから生まれ、育つ人の子供の意識を高めることが出来るのではないでしょうか。

実はこれだけ書いておきながら、私はまだ、何からやるべきか迷っています。
皆さんがおっしゃる通り、殺処分廃止に向けて具体的な行動を興していません。
でも、早く何かしなければ、という気持ちはあります。
皆さんのお話を聞いても、私の理想が実現不可能なものとは思えないのです。

森の猫さんへ;私は犬と猫(どちらも1匹)と金魚、たなご、どじょう、めだか、えび、たにし(2種)と共に暮らしています。
       しかし、現在は猫(もみじ)が行方不明中です。

*つけたし* 我が家の猫を探していて実感したことがあります。
「殺処分」されている動物が、捨てられたり、傷つけられた子とは限らないことです。

期限は1週間ですから、センターには毎週、問い合わせる必要があります。
しかし、センターは平日はPM5時まで。土曜、日曜日はお休みです。
行方不明の動物を探している人の中には、忙しい方もいるはずです。
毎週、欠かさず、は結構難しいことです。
しかも、23区を担当するセンターは1つしかないそうです。
そのため、1日中かけても電話が通じないこともあるのです。
「殺処分」の制度を知らない方もいらっしゃいます。
けれど、知っていながら、大切な家族を「殺処分」によって失われる方もいるのでは。
と思うのです。

この件についても、これから提案して改善できるのでは、と考えています。

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