動物の愛護掲示板過去発言No.6000-200108-16
だからこそ、社会全体で。 |
投稿日 2001年8月4日(土)11時23分 翼
岩谷さんやNOKOさんが言われている「受け皿」「舟」の話、よく分かります。 私は、犬や猫が人間に飼われなければいけないとは思いません。 でも、今の社会体制では、猫ならまだしも、犬の独立は難しいと分かっています。 人間の数に限りがあれば、当然、飼い犬の数にも限りがあるということも。 今、日本では高齢者が増え続けています。 これからどんどん犬を飼う世帯が減っていくことが予想されます。 「受け皿」が小さくなって、殺処分の件数も増えるでしょう。 ・・・・・私もそんなことを望んではいません。 そんなことを防ぐためにも、早急に社会体制を整えなければ、と思うのです。 個人で飼えない犬を排除するのではなく、社会の中に犬の居場所を作るのです。 前にも書きましたが、殺処分をしない本当の「保護」施設を作って。 高齢化が進んで、今、高齢者の「受け皿」自体の不足が言われていますよね。 そこで、「受け皿」が足りないから、高齢者を排除しよう、ということにはならないじゃないですか。 個人で高齢者と暮らせないのなら、高齢者と共に暮らせる社会を作って行こう、とするわけです。 そしてその社会は、高齢者が一方的な保護の対象であっては成り立ちません。 自分の役割を持つことが重要になってきます。 人間の例を出しましたが、どうか怒らないで下さいね。 「受け皿」という意味で、分かりやすいかと思って書きました。 話を戻しますが、犬や猫の役割って、沢山あると思うのです。 アニマルセラピーとか言うじゃないですか。それこそ、ご老人の心を和ませたり、今まさに必要とされていることだと思います。 ご老人に限らずとも、介助犬や盲導犬としての素質を備えた子だっているかもしれませんし。 家の犬と猫に関して言えば、私を運動させ、又、知り合いを増やしてくれています。 私は、犬や猫と暮らす以上は、持ちつ持たれつでやっていきたいのですが。 ただ、NOKOさんのおっしゃるように、犬や猫の寿命も生存率も延ばされています。 これまでの感覚で出産をし続ける必要はないでしょうし、無理でしょう。 しかし犬や猫の場合、一人っ子政策というわけにも行きません。 そこで、せめて一回きり政策はどうかな、と思うのです。 だって、何回も産んで(産まされて)いる子はいますよね。 やっぱり不公平だなとも思うし、なるべくなら多くの血を残すべきだと思います。 それから、あんちょびぃさんのカラスのお話もありましたが。 今、残虐な事件が社会問題とされ、「命」の大切さが言われています。 大人たちは、胸を張って、子供たちに「命」の大切さを教えられますか。 私は、人間の「命」と他の生物の「命」を隔てることは、自分の「命」と他人の「命」を隔てる事にも通じているように思います。 生物の数は、食べられ、食べることで維持されるべきだと思います。 駆除とか、排除とかではなしに。 またもや長くなってしまい、済みませんでした。 |
|
|
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」 ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴) サポーターや広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)、 多くの人々に支えられています。 獣医師広報板へのリンク・サポーター募集・ボランティアスタッフ募集・プライバシーポリシー 獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。 @mukumuku_vetsさんをフォロー
Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved |