動物の愛護掲示板過去発言No.6000-200108-15
定員が限られた舟に乗っている自覚 |
投稿日 2001年8月4日(土)02時40分 NOKO
翼さんがおっしゃるように「孫を望むおじいちゃんやおばぁちゃんのような気持ち」 よくわかります。避妊手術をすすめる立場のものもそれは よくわかっているのです。 愛するパートナーの子や孫を望むのは、 色んな要素を比較検討し 計画的にペアリングをするブリーディングより、 ある意味はるかに純粋な 自然な願いであるとも思います。 子犬や子猫の誕生と成長を見守ることが許されるのは、各種の勉強と努力を重ねた ブリーダーだけに許される…なんて思いたくもありません。 それでも、私が自分の家の猫や犬を避妊させ、 まわりに 猫を飼いたいと探している人をみつければ あちこちの里親募集のHPや保護をしていらっしゃる方を紹介してまわるのは、 気づいてしまったのに、蚊帳の外にいることがもうできないからです。 人間の高年齢化と同じように飼い猫たちの寿命ものびています。 この先 生まれくるかもしれない小さな命と 今ここにある命を抱え 私達はもうあっぷあっぷした状態の 日本(地球)という舟に乗っています。 だからせめて知り合った方には ひとりでも「定員いっぱい」であることを 認識し 個人レベルでなにができるかを考えていただきたいと お節介を承知で申し上げてしまうのです。 この広報板は色んな方のボランティアで成り立っているHPで、 ブリーダーの方もいろんな勉強をし多くのアドバイスをくださっています。 それに感謝し敬意を持ちつつも、こうしてまた口を開いてしまうのは、 すこしずつ 声をあげ続けるしかないように思うからです。 自分が繁殖した子はなにがあっても責任を持つ…だけではもう済まされません。 特に 良心ある団体や繁殖家にこそ「プロ」の指導者らしい 早急な意識改革と自己規制を望みます。 |
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