動物の愛護掲示板過去発言No.6000-200803-32
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投稿日 2008年3月27日(木)22時10分 投稿者 ちゅんちき
実験に使われるのは、実験用に繁殖された動物たちです。生まれてから死ぬまで実験室以外の場所を知りません。彼らにとって、実験室は収容所ではなく、ごく当たり前の生活の場です。 うちのウサギ、レンは引き取った翌日、「今日は投与してもらえなかった」と言って怒りました。(本当ですよ。ほんの数回ですが、動物の声が聞こえる瞬間があります。)彼は誇り高い実験動物でした。女性や子供は嫌い、白衣の男性(獣医さん)が好きです。 その世界しか知らない者にとっては、そこが一番居心地がいいのです。毎日、決まった時間にお掃除の人が来る。決まった時間に投薬がある。体重測定や採血してもらえる日もある。そんな繰り返しが、レンの幸せだったのです。 実験されるのが可哀想というのは人間の傲慢だと思います。彼らはそのためだけに生まれ、使命を全うして死んでいきます。その潔さは真に崇高です。何が幸せで何が不幸か、それを決めるのは人間ではありません。 化粧品なら使いたくなければ使わなくても済みますが、お米や野菜はどうでしょう? インフルエンザになっても、「病院へは行かないで寝て治す」と言えるでしょうか? 目に見えないところで、ありとあらゆるところで動物実験を経た物質が使われています。動物実験をした製品だからといって敬遠するのは、犠牲となった動物たちの命を無にする行為だと思います。「ありがとう」と言って受け取るのが、亡くなった動物たちの命を生かすことになるとは思いませんか? 残念ながら、動物実験はなくなることはないでしょう(少なくとも私が生きている間は)。動物数削減の動きは進んでいますが、逆に規制が厳しくなって、より多くの動物実験が要求されてきています。人間の手に触れるもの、体の中に入るもの、その全てに高い安全性が求められています。医薬品の副作用事故が起こるたび、「もっとこんな実験が必要ではないか?」みたいな事が検討されます。何百何千という動物を使って安全性を確認したはずの薬でさえ事故は起こります。動物実験がなかったらどうなるでしょうか? 動物実験がなくなって、失業するのが私の究極の目標というか理想です。しかし、実験の依頼は増え続け、会社は業務拡張を繰り返しています。私はこの会社の良心であり続けたいし、もし社会通念上許しがたい不正があったときには内部告発も辞さない(幸い今のところその心配はありませんが)、そんな覚悟でおります。
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