動物の愛護掲示板過去発言No.6000-200812-19
一飼い主にできること |
投稿日 2008年4月6日(日)22時51分 投稿者 ちゅんちき
我が家には大変に肥満体質な文鳥がおりまして、徹底した食餌コントロールをしています。朝晩与えるわずかな量の餌はすぐに食べ終わってしまって、1日の大半を腹ペコですごしています。こんな飼い方、可哀想じゃないかと自分でも思いますし、はたから見れば虐待のように見えるかもしれません。でも、その文鳥が自分にとって、そしてもう1羽の文鳥にとっても大事な存在だから、そうするんですね。文鳥本人は美味しいものを心ゆくまで食べられるなら、早死にしてもいいと思っているかもしれません。飼い主のために無理を強いているのです。 ペットとして生まれた動物は、ただその飼い主のためだけに存在するのだと思うのです。だから何をしてもいいということにはなりませんが、その動物の運命が飼い主の人柄や生活環境に大きく左右されてしまうのはいたし方のないことだと思います。「どう飼うか」は人それぞれでもあります。虐待とて、その飼い主にとっては愛情の裏返しなのかもしれませんし、その人は虐待しなければ生きていけないような精神状態なのかもしれません。 一方で、「人様の所有物に口出しできない」のは確かですが、それでは悲しすぎる気もします。人間の子供なら、医師から警察に通報できるものをと思います。日本は動物への虐待に対して寛容すぎるのですよね。虐待が厳罰化されれば、周りも何とかできる余地もできるのでしょうか。 動物実験についても、一定規模以上の施設には行政等の立ち入り調査を義務付けるとか、そんな措置もあればいいのにとも思います。試験の適正実施という観点では、それぞれの規制当局が同じような立ち入り調査を定期的に実施しています。人によっては動物愛護について語っていかれる方もあるのですが、拘束力はありませんから、聴く耳を持つ者だけが聴いているという状態です。 命を大切にする、そんな当たり前のことも法律で規制されなければ守れないというのは情けないですが、それでも、一飼い主としてできることはあるのだと思います。「人と動物の良い関係」を、自分の周りから広めていくことはできます。同僚や友人、家族などとの何気ない会話の中で、あるいはブログの中で。動物を虐待する人を居づらくさせてしまうような風潮を作っていくことはできるのだと思うのです。動物病院の待合室にいると、幸せなイヌやネコは一目で分かります。そんな動物でいっぱいの病院は、あまり良い飼い方をされていない飼い主さんには居づらかろうとも思うのです。
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