動物の愛護掲示板過去発言No.6000-200812-6
動物実験と称されている写真ですが、 |
投稿日 2008年4月2日(水)14時50分 投稿者 プロキオン
>犬の脳の手術のあとのひどい処置写真 猿の頭蓋骨をはずされた写真も見たことがありますが、実験で脳を弄るというのはあまりないですね。ちょっとしたことですぐに浮腫が起きてしまいますから、そのままの状態で何日間も実験の継続が可能かという点にすでに問題があります。 よほど特殊な目的だと考えられますし、そのような目的の実験を手がけるところであれば、手技はかなり手馴れていると思います。 >日本の研究施設でのある猿の扱いがひどいと多くの研究者に非難を浴びた写真 ちゅんちきさんのところでは猿も使用することがあるとのことですが、今、猿は入手難ですから、取り扱いが難しいということはあっても、動物としては大事にされているはずですよ。 >ビーグルの歯肉に食い込むまで糸で結びあげて縫合し歯肉炎を発見させるとか これは先の犬の脳手術の件とも関連しますが、このような事をしても歯肉炎の発見にはつながりません。「素」の状態で診て見てわかるのでないと意味がありません。臨床医がいちいち歯肉を糸で縛っていたのでは診察になりません。歯肉が縫合してある場合というのは、普通は大きな歯根をもつ歯(犬歯)の抜歯のようなときに行うようなことであったり、歯肉や口腔内にできた腫瘍の切除なのの場合です。 (個人的には、この他にイノシシの牙で口の中をすっぱりと切られた犬の口腔内を縫ったことがあります) 脳外科というのも、たとえ海外でも手がける病院というのは稀ですから、普通にやられていることとは思えません。手術の練習の意味があったとしても雑な傷口ということはないでしょうね。それこそが目的にそぐいませんので。歯肉炎のことと併せても どうもキャプションに疑問を感じます。
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