動物の愛護掲示板過去発言No.6000-200812-7
猿と言えば |
投稿日 2008年4月2日(水)15時25分 投稿者 プロキオン
ある動物園の飼育係の人が書いた本の中に治療に抵抗して飼育係や獣医師を困らせる筆頭のような話がありました。食べ物に薬を混ぜても、そこの部分だけきれいに残してしまう。スクイズケージ(治療のために檻の柵が一方に動くようになっていて、柵に挟み込むようにして治療するためのケージのことです)に入れて片方に押しやろうとしても、骨折している足で踏ん張って、大人3人を相手に柵を押し返すというような逸話が掲載されていました。ニホンザルとかカニクイザルの大きさがあれば、もう大人3人がいないと力でも勝てないとか。1〜2人の人間でコントロールできるのであれば、それは人間に慣れている個体でないと無理なんだそうです。 また、旧熱帯(いわゆるアジアの猿)に生息している猿の仲間は、みな犬歯がとても長くかなり危険な動物です。新熱帯(南米のジャングルの猿)の猿は、犬歯の長さは普通くらいです。いずれの猿にしてもペットとして流通している猿達には、一見して健康そうに見えたにしても、かなりの頻度で赤痢菌が保菌されています。猿や飼い主の隔離にまで話が及びかねないので、猿を診察しますと宣言することは勇気がいることだそうですよ。
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