動物の愛護掲示板過去発言No.6000-202111-110
白斑牛について |
投稿日 2014年12月13日(土)14時05分 投稿者 チッチ
白斑化現象は、「希望の牧場」さんが農水省に調査を依頼して調査中です。 2013年11月の中間報告では、検査対象全10頭に重度の微量元素欠乏症(銅欠乏症)が認められました。プロキオンさんのご記憶にあるとおりです。 事故から1年くらい経ってから白斑が出てきたようです(正確には覚えていませんが)。 原発事故との因果関係は未だ特定されていませんが、白斑化現象が一定数に認められたのは事故後です。また、白斑化は局所的なものではなく体表全体に広がっています。画像や動画がたくさんアップされているので、ご覧になってみて下さい。 ・うちのとらまる 希望の牧場の白斑牛 https://www.youtube.com/watch?v=xCBPI-MVcEs ・「被ばく牛の異変調査を」浪江町の牛飼いが霞ヶ関で抗議(注:白斑君には、希望の牧場ボランティアの伊東獣医師が随行しました)。 https://www.youtube.com/watch?v=K1L3-Byeazg 「希望の牧場」は銅欠乏症の対処療法をしていますが、線量の高い場所で廃棄対象に規定されている汚染飼料で命を繋ぐしかない状況に変わりはありません。 希望の牧場公式サイトが、プロバイダー「OCNブログ人」のサービス終了に伴い消えてしまい(現在、復活中だそうです。)、直接ご案内出来ませんが、私のブログで中間報告文の一部を転載したのが下記です。 -------------------------------------------- 4)皮膚の白斑の原因について 現在のところ各種の血液検査を継続中であるが、以下の点が明らかになっている。調査した白斑牛は、毛のみが白色(退色)の牛と皮膚についても白斑が生じる牛が混在していた。これまでの検査では、白斑牛と同居牛の違いとして、わずかに貧血の程度の差が認められるのみで他の検査項目(血清銅以外は)の数値も概ね正常範囲内で、両群に有意な差は認められないことから白斑症の原因の特定はできていない。 これまで報告されている牛の白斑症は、皮膚に脱色素が起こり白斑が生じる皮膚所見を除けば一見健康に見えるため、あまり注目されてこなかった。白斑症の原因としてヒトでは自己免疫性疾患や銅、亜鉛などの重金属の代謝異常、遺伝的要因、内分泌異常などが考えられているが、牛においては白斑症の原因は不明である。 一方、本牧場では重度な銅欠乏症が生じており、被毛の退色や白斑牛での低色素性貧血が認められることから、銅欠乏症が皮膚病変の悪化に影響を及ぼしていることも考えられ、 まずは銅欠乏症に対する対応を進めることが重要である。 ------------------------------------------- 再編された旧警戒区域内は、高速道路等の交通網も復旧してきて、事故後と比べアクセスも容易になってきたそうです。私は老母と蠟猫2匹を送り出した後、一度は行きたいと考えています。牧場仕事に余りお役には立てないと思いますが、糞出しとか重機で落として行く飼料の掃き寄せとか、人手作業にちょこちょこ動くくらいは出来るかなと、せいぜい今から体を鍛えておきます(笑い)。
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