林　再びです。

私も以前に専門学校の講師をしたことがあります。
この学校は全国にあり、テクニシャンの草分け的学校でしたが、つぶれてしまったようです。
実態はこの学校のことしか知りませんが、どこでもおなじようなものかな？と思います。

この学校のテクニシャンの講座は２年制で、確かに最初の１年目はどの学生も一生懸命にノートを取り、こちらの教えることを吸収していたようでした。
しかし、２年目になると学生も２〜３割減り、残りの学生もかなりの数、いいかげんな態度の学生でした。（たまたまそうだったのかしら？）
これは、実際に病院実習に行ったりして、動物病院の実態が見えてきたからではないでしょうか？
いったいKがいくつつくんだかわからない仕事の上に　低賃金。
たとえやる気があったとしても　求人がない！状態。
実際、専門学校を出ても動物病院に就職するのは半分以下だと聞いています。

毎年　何人の専門学校生(獣医関連の)が卒業しますか？
１０人や２０人の単位でないことはわかりますよね。

毎年　新規開業の動物病院はどれだけありますか？
１００件はできませんよね。

毎年求人は何人ありますか？
年間に１００人も求人あります？

どうやっても収支が合いませんよね。
これが実態であり、本当に動物病院で働きたければこのことも考えるべきなのです。
動物病院に就職すること自体狭き門なのです。
専門学校に行けば動物病院で働けるということ自体（こんなことを考えているかどうかは知りませんが)は間違いなのです。

動物病院の経営者として言わせてもらえば、アルバイトで何ヶ月か働いた後に正社員として働いてもらえる人のほうが当然のことながら良いことは言うまでもありません。
事実、うちの病院では最近はそういう手段でスタッフを集めています。

あくまでも　これらは私の個人的意見なので　賛否はあると思いますが　専門学校へ行こうと思ったり、通信講座をとろうとする人の参考にしてください。