私が答えるのも適当とも思えませんが、一旦勤務した就職先を辞めるという経験をして
おりますので。

私の場合は、１１年目にこの職場はどうにも異常であると感じて退職を考えるようにな
りました。
しかし、傍から見て安定している職場を辞めるというのは反対も多いですし、当時縁談
もあって、周囲の理解は得られにくい状態でした。私自身も「自分自身が逃げている時
の判断は正確なものとは言えないし、そういう時の転職は失敗する確率が高い」という
言葉を知っていましたので、とりあえず、その職場からの異動希望を出してみました。
別の職場で、２年働いてみたのですが、１年経過した時点で、元の職場から帰ってくる
ようにという働きかけがあり、これは断りました。その際に無理な異動をされるくらい
であれば、辞表を出しますと言っておいたのですが、その１年後（２年経過したところ
で）に異動の辞令が出されました。
これは、もう辞めろといわれたのと同じことだなと受け取りましたので、そこから１年
おとなしくしていて、辞職しました。
この１年を我慢したというのは、異動の内示が出て２日目に辞表を出してしまった人が
いるのを見ていて、異動先の職場が大変混乱して迷惑がかかった事例を承知していたか
らです。異動先の所属長に別に恨みもなかったので、上からの評価を下げるような迷惑
をかけたくなかったからです。

大塚さんの投稿を読んでみて、好きな仕事であったことが分かります。仕事の内容では
なく、処遇の問題だったのですよね。
本来であれば、好きな仕事は軽々に辞めるべきではないのですが、外からみても、その
職場では都合よく使われているように感じます。確かに仕事上責任者は男性であること
の方が何かと都合よく運ぶ面もあるかと思いますが、経験年数だけで比較すれば、後輩
男性社員を優先しなくてはならないだけの事情があるようにも受け取れません。
本当に大塚さんのことを考えてくれていたのであれば、言葉だけの「立場は上だから
…」ではなく、処遇としての措置がとられなくてはならないでしょう。
そのままでは、ほとんど窓際においやり、リストラの際の手口とあい通じるやり方と
言えます。
大抵の男性は、そのような扱いに耐え切れずに辞表を書いてしまうことになるのです
が、大塚さんは、まだ若いのでしょうから、そこで我慢する必要はないでしょう。
人間にはプライドがあります、時として、それはお金よりも重いこともあります。そ
のまま我慢していくのも、ひとつの道ではありますが、好きだった仕事までも嫌いに
なってはいけません。
すでに辞めてしまわれているわけですし、再就職も大変かとも思いますが、それでも
前を向いて歩いていくしかないでしょう。同じ道を歩いている人が眼に入ってこない
のですから、それは不安になると思います、自分で決めた道ですし、いまさら、ひき
かえすわけにもいかないでしょう。
私も辞めた時は、不安でしたが、前に歩き続けていかなければ、自分の決断を正しか
ったと証明することもかないません。
自分自身の考えが正しかったのか、若気の至りにしてしまうのかは、今からの大塚さん
ご自身が決めることです。
第三者には、どのようにも考えることもできますし、賛成も反対も言えます。でも、最
終的に「正しかった」と言えるのは、大塚さんご自身だけではないでしょうか。
「間違っていなかった、正しかった」と言えるように前を向いて歩いて行かれることを
お勧めします。