エタニティ 永遠の花たちへ |
2016年 フランス・ベルギー (ETERNITE)
<監督>トラン・アン・ユン
<キャスト>
オドレイ・トトゥ , メラニー・ロラン , ベレニス・ベジョ , ジェレミー・レニエ
<ストーリー>
19世紀末のフランス上流階級の家族の物語。17歳のヴェランティーヌ(オドレイ・トトゥ)は、一度は婚約を解消したジュール(アリエ・ワルトアルテ)と結婚し、6人の子供たちに恵まれるが・・・。
<感想>
3世代の女性の生きる様を、愛情たっぷりに、そして伸びやかに描いたファミリー映画です。
何しろ、描かれるのがフランスの上流階級なので、とっても優雅。
美しいドレスに、素敵な調度品、そして、穏やかな大自然。
その中で、女性たちは、子供や夫にあふれんばかりの愛情を注ぎます。
しかし、人は、生まれて、愛されて、そして、死んでゆくもの。
どんなに愛情を注いでも、死からは逃れられないのです。
その原因は、病気であったり、戦争であったり・・・。
悲しい別れをやがて乗り越えて、人生は、続いてゆくのでした。
そんな日常をあの「青いパパイヤの香り」の名匠トラン・アン・ユンが、ゆるりと描いています。
主演は「アメリ」のオドレイ・トトゥ。
青春時代から晩年まで演じきっています。メイクも素晴らしい。
たまには、こんなゆったりした映画を見て、心のゆとりを取り戻したいものです。(2019,07,15)
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