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カンバセーションズ |
2005年 アメリカ・イギリス コメディー・ロマンス
<監督>ハンス・カノーザ
<キャスト>ヘレナ・ボナム=カーター , アーロン・エッカート
<ストーリー>
マンハッタンのホテルで執り行われた、結婚式で出会った男と女。二人は、ぎこちなく会話を交わしはじめる。二人は実は、10年ぶりに再会した、かつての恋人どうしだったのだ。そして、お互いの近況を少しずつ話し始める・・・。
<感想>
この映画の特色は、なんといっても、分割画面。デュアル・フレームtと言うそうですが、常に画面には、左右二つのフレームが映し出されます。二つのフレームはそれぞれ、男と女を別々に撮影していて、そして、時々、過去の映像が映し出されます。
こんな、なかなか斬新な映画なのですが、正直なところ、とても疲れました(^^;。特に、この構成に慣れないうちは、男女の距離感が分からず、ひょっとしたら、二人は、別々の人と話してるのかしらと思ったり。それ以降も、どちらのフレームを見ていいのかも分からず、こっちを見たら、あっちが見られず・・・って感じで、大変でした(^^;。
これを、映画館の大きなスクリーンで見たら、本当に、目と首が疲れてしまうのではないでしょうか。実際に映画館で見た人の感想を聞きたいですねぇ。
映画は、ほとんど二人芝居です。
題名通り、二人の会話だけで成り立っていて、その会話を聞いているうちに、二人の関係や、その過去、そして現在の状況が分かってきます。そして、今現在、二人は、何を考え、何を欲しているのかも・・・。
映画は、ずっとディアル・フレームのままなのですが、ラストは、おしゃれな終わり方になっていました。
このおしゃれな瞬間が、どこなのか、何回も、戻して確認してしまいました。これが出来たのは、家で見たおかげですね(^^)。
主演は、ヘレナ・ボナム=カーターとアーロン・エッカート。ほぼこの二人のカンバセーションから成り立つ映画です。
このような映画は、以前、イーサン・ホーク主演の「恋人までの距離(ディスタンス)」という秀作を見たことがありますが、あの映画の場合、周りの風景を見る楽しみもありましたが、これは、あの映画以上に、二人の演技の力量が問われる映画かもしれません。(2008,03,25)
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