ゴースト&ダークネス 1996年 アメリカ アクション・アドベンチャー・スリラー |
<監督>スティーヴン・ホプキンス <キャスト>ヴァル・キルマー , マイケル・ダグラス , トム・ウィルキンソン , オム・プリ , エミリー・モーティマー <ストーリー>1898年、ロンドン。東アフリカのツァヴォ河に橋を架ける工事の責任者に任命されたパターソン(ヴァル・キルマー)は、身重の妻(エミリー・モーティマー)を残して、アフリカへと旅だった。しかし、工事は、思わぬ敵の出現によって、阻止されてしまう。それは、工事人夫を襲う人食いライオンの襲撃だった・・・。 このところ、お疲れ気味なので、軽い映画ばかりを選んで見るようにしていました。この映画も、ずっと前から、題名の印象だけで、B級ホラーだと思いこんでいて、ちょうどいいから見ようと思って見てみたら、全然違ってましたーーー(^^;。思い込みが強かったので、結構びっくり!(^^;。 映画は、実話を元にしたライオンとの死闘の物語です。そのライオンも、普通のライオンではなく、人食いライオン。そのあまりにも知能的な攻撃に、工事人夫たちは、彼らを、悪魔の化身として恐れ、工事現場から逃げてしまい、残った工事責任者たちが、ライオンとの死闘をするという話です。 ゴースト、ダークネスというのは、そのライオンに付けられた名前で、いかに、人々が彼らを恐れたかが分かりますよね〜。 出演はヴァル・キルマーと、マイケル・ダグラス・・・濃い!(^^;。このキャストも、この映画をなかなか見なかった理由の一つですねぇ。 ヴァルは、あまり作品に恵まれない俳優というイメージがあるのですが、この映画の彼は、たくましくて、自信ありげで、なかなかかっこよかったです。 映画の方も見てみると、スリリングで、普通に面白かったです。ただのライオンでも、いろいろなファクターが積み重なると、神懸かりな怖さに昇華してしまうんですよね、きっと。(2005,04,25) |
ゴーストシップ 2002年 アメリカ アドベンチャー・ホラー・スリラー |
<監督>スティーヴ・ベック <出演>ジュリアナ・マーグリーズ , ガブリエル・バーン , ロン・エルダード , デズモンド・ハリントン, カール・アーバン <内容>海難救助船、アークティック・ウォリアーのクルー達は40年前に消息を絶った豪華客船アントニア・グレーザー号を発見した。その積み荷に大量の金塊を発見した彼らは、喜び勇んで帰港しようとするのだが・・・。 去年、映画館で見逃して以来ずっと見たかった映画です。やっと見られてうれしい!(^^)。 オープニングのあの惨劇は凄かったですねーー(^^;。あのシーンで、ちょっと目をつむってしまいましたが、あとはそんなにひどい怖さではなかったのが、私好みで、ちょうど良かったです。そうそう、缶詰のシーンは、グェーーでしたけど(^^;。 この映画は、ホラーと言っても、こちらを怖がらせようとしていないホラーでしたね。それが制作者側の意図ではないのかもしれないけれど・・・(^^;。 普通、ホラーだと、女の子が、キャーとか言って、逃げまどうのですが、ここに出てくる登場人物達は、海難救助船の乗組員で、この手の無人船の探索にも慣れているようで、肝も据わっています。ただ一人の女性乗組員のジュリアナ・マーグリーズも、いるはずのない少女を見かけても、ハッとする程度で、同僚にも言いません。ここら辺は、キャーキャー大騒ぎする女より好感度大でした(^^)。 40年前の客船の豪華さと、幽霊船となって漂う船との対比がもの悲しく、そして切ない、ソフトホラーって感じです。こういうのは、大好きで、見ているときは楽しかったです(^^)。 でも、ネタバレしたら、な〜んだ、そういうことかと、ちょっとがっかり。文化圏、宗教観の違いを微妙に感じるなぁ。(2004,07,06) |
ゴースト/ニューヨークの幻 1990年 アメリカ ファンタジー・ロマンス |
<監督>ジェリー・ザッカー <出演>パトリック・スウェイジ , デミ・ムーア , ウーピー・ゴールドバーグ , トニー・ゴールドウィン <内容>強盗に殺されてしまったサムは、恋人、モリーのことが心配で、幽霊となって彼女のそばに現れる。彼女に危険が迫っていることを知ったサムは、霊媒師、オダ・メイ・ブラウンの力を借りて彼女に危険を知らせようとするのだが・・・。 やっぱり泣けますねーーー(T_T)。それに、デミ・ムーアの可愛いこと!!あの泣き顔を見てグッとこない人って、いるのかな? それに、すごく小顔!!パトリック・スウェイジの片手で、顔が隠れそう、なんて、可愛いんだ!(^^)。ショートの髪も、とってもチャーミング! 「チャーリーズ・エンジェル/フルスロットル」のおねぇさまが、昔は、あんなだったなんて、信じられる??歳月は残酷だわねーー。 でも、さんざんパロディー化された粘土のシーンは、しっとりするというよりも、ちょっと笑ってしまいました(^^)。 この映画、アカデミー助演女優賞を受賞したウーピー・ゴールドバーグがいたからこそ、厚みが増したんでしょう。彼女がいなかったら、ただの薄っぺらいラブストーリー止まりだったかも。(2003,08,23) |
ゴーストワールド 2001年 アメリカ 青春 |
<監督>テリー・ズウィコフ <出演>ゾーラ・バーチ , スカーレット・ヨハンソン , スティーヴ・ブシェミ , ブラッド・レンフロー , テリー・ガー <内容>アメリカの若者に人気のダニエル・クロウズのコミックの映画化。高校を卒業したイーニド(ゾーラ・バーチ)とレベッカ(スカーレット・ヨハンソン)は進学も就職もせず、町でぶらぶらしているだけの毎日。ある日、嘘のデートを仕掛けた相手を観察して喜ぶという悪ふざけをしていたが、イーニドは、その時に現れたレコードオタク、シーモア(スティーヴ・ブシェミ)に、何故か惹かれるのだった。 原作者のダニエル・クロウズ自身が脚本を手がけているので、コミックの雰囲気をそのまま伝えているのではないでしょうか。私は読んだことがないので、ただの憶測なのですが・・・(^^;。日本でも、このコミック知ってる人はいるのかな? そういえば、出演者全員、コミック的な風貌でした(決して可愛いって言う意味ではありません(^^;)。 大人や友達のやっていることが皆バカバカしく思えて、何もする気の出ない女の子二人組。高校を卒業しても、将来の希望もなく、外見もぱっとせず、あるのは、現状への不満だけ。 大人と子供の境目には、誰でも通るこの不安定な時期をゾーラ・バーチが好演しています。彼女、クリスティーナ・リッチと雰囲気がよく似ていますが、もっと不細工?!で、「ダメに生きる」イーニドそのものでした。彼女の就職先での言動には思わず笑わせられました。あまりにも正直!(^^; 日本みたいに高校の次は大学、大学の次は就職、就職の次は結婚。と、次から次に考える暇もなくレールが引かれていると、こんな事を考える暇もなく、考える時間が出来たときにはもうやり直しがきかなくなってたりしてるのよりも、彼女のように、この時期にたっぷり考えられるのは、幸せなことなのかもしれません。 ただ、彼女の趣味には、ちょっとついていきかねました(^^;。緑の髪に、ポルノショップ、パッとしない男の子を虐めたり(この男の子役をブラッド・レンフロが演じているんだから、悲しいーー(T_T))、数々の暴言(^^;。 あぁ、これから彼女は、どうするのでしょうかーーー。 自分のあの頃の年代を思い出して、胸がキュンとする映画でした。(2003,04,23) から、ダニエル・クロウズのコミックのHPにも行けますので、興味のある方は、どうぞ。 |
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コーラス 2004年 フランス ロマンス・音楽 |
<監督>クリストフ・バラティエ <キャスト>ジェラール・ジュニョ , ジャン=バティスト・モニエ , ジャック・ペラン , フランソワ・ベルレアン <ストーリー>世界的指揮者のピエール・モランジュ(ジャック・ペラン)が、母の葬儀のために故郷に帰ると、一人の男が、彼を待っていた。彼は子どもの頃の彼の友人ペピノで、当時の恩師クレマン・マチューの日記を持ってきたのだった・・・。 問題を抱えた子供たちが、熱心な教師に巡り会って、その才能を開花させると言うストーリーです。 こういう話は、今までにも、たくさんありました。だから、決して目新しくはないのですが、何故か、心が揺すぶられますねぇ。 それは、努力をすれば、きっと報われるというすばらしさを、私たちが信じたいからなのではないでしょうか。実際には、いくら努力しても、報われない事なんて、たくさんあるんですけど、映画を見て、私たちは、それを一瞬でも信じたいのだと思います。 TVなどでも、そのすばらしさが、話題になっていましたが、ソリストとして開眼する少年、モランジュを演じたジャン=パティスト・モニエ君の歌声が、すばらしかったです。彼の歌声を聞けただけでも、値打ちのある映画でしたねぇ。彼は、実際に、サン・マルク少年少女合唱団のソリストを勤めているということで、演技の方は、ほとんど素人らしく、手のかかる悪ガキという感じは、薄かったですけど、それは、ご愛敬でしょう。 私は、最終日にやっと見れたのですが、リピーターらしき年配の女性が、静かに涙していたのが印象的でした。おそらく、何かに思いを馳せることがあったのでしょうね。(2005,05,20) |
コーリャ愛のプラハ 1996年 チェコ・イギリス・フランス |
<監督>ヤン・スヴェラーク <出演>ズディニェク・スヴェラーク , アンドレイ・ハリモン 、 オンドジェイ・ヴェトヒー <内容>民主化直前のチェコスロヴァキアに暮らす、チェロ奏者ロウカ(ズディニェク・スヴェラーク)。彼は仕事のための車を買う金と、かさむ借金のために、礼金4万コルナ目当てで、ロシア人女性と偽装結婚することにする。しかし、彼女は、5歳になる息子コーリャ(アンドレイ・ハリモン)を彼の元に残したまま、西ドイツに亡命してしまう・・・。 前知識なしに見始めたのですが、これは観てよかったです。 ストーリーもよく出来ていますし、さらに、配役が、素晴らしいです。 ロウカ役のズディニェク・スヴェラークは、監督の実父だそうです。彼が、とてもいい味を出しています。 いい年をして、独身で、助平で(^^)。そんな彼が、徐々にコーリャと一緒にいる姿が様になってきます。ショーン・コネリーに似た雰囲気の、深みのある俳優さんですねぇ〜。 そして、このコーリャ役の子役!この子が、もう最高!!この歳で、演技してるのでしょうか。もう、可愛くて、愛おしくて、切なくて・・・!!彼の、泣き顔、すねた顔、笑った顔、怒った顔、すべてがほんと、愛おしいです。 あのシャワーのシーン、泣かずにいられますか?!(T_T) ラストも、しゃれています(^^)。 何回も繰り返し観たい永久保存版映画です(^^)。(2004,01,12) |
コーリング 2002年 アメリカ SF・スリラー・ミステリー |
<監督>トム・シャドヤック <出演>ケヴィン・コスナー , スザンナ・トンプソン , キャシー・ベイツ <内容>ERのドクター、ジョー(ケヴィン・コスナー)の妻で、同じく医師のエミリー(スザンナ・トンプソン)は、ボランティア医師としてベネズエラの奥地へ向かうが、雨期に入った現地で、事故死してしまう。死体が見つからなかったため、ジョーは、妻の死が信じられず、苦しみを抱えたまま仕事に没頭するが、ある日を境に不思議な現象に遭遇するようになる・・・。 かなり私好みの作品で、感動いたしました。 この映画が公開された時は、前後してこの手の映画が公開され、中でも、「プロフェシー」とは、超常現象、大物2枚目俳優、妻の死、などと設定がよく似ていたので、驚いたものです。 最愛の妻を失ってしまったジョーが、そのことを受け入れるこが出来ないと思う気持ちが痛い程分かりました。しかも、亡骸を見ていないのだから、実感なんて、できないですよね。そんな彼の前に超常現象が現れたら・・・。 ホラーの要素も入ったミステリーになっていて、目が離せませんでした。 そして、ついにベネズエラの奥地に向かう彼の見たものは・・・。 ここに出てくる小型飛行機の操縦士が、とってもいい人(^^)。いい人すぎて、笑ってしまうほどでした。 いろんな事柄が、ある一定の方向に彼を導いていくのが、感動的。もしかすると私たちは、そのサインをいろいろ受け取っているにもかかわらず、見逃したり、気のせいにしたり、病気のせいにしたりしているのではないかと、ふと考えてしまいました。 この映画は、日本ではあまり公開されなかったんですよね。私も、見逃してしまいました。ケビン・コスナー主演作なのに、あまり評判も、ぱっとしなかったように記憶しています。でも、私には、感動的でした。よくできた映画だと思うのですが・・・?ですが、もしこの感想を読んで、映画を見て、ひどくがっかりした人がいたとしても、責任は負いませんけど(^^)。(2004,10,31) |
コール 2002年 アメリカ スリラー・犯罪 |
<監督>ルイス・マンドーキ <出演>シャーリーズ・セロン , コートニー・ラヴ , スチュアート・タウンゼント , ケヴィン・ベーコン , ダコタ・ファニング <内容>カレン(シャーリーズ・セロン)は、夫、ウィル(スチュアート・タウンゼント)を出張先のシアトルへ送り出した後、一人娘アビー(ダコタ・ファニング)と、家に戻ってきた。しかし、家の中には、不審な男たちが侵入していて、アビーを連れ去ってしまう。残ったもう一人の誘拐犯ジョー(ケヴィン・ベーコン)は、カレンに、金の要求をし、断ったらアビーを殺すと脅すのだった・・・・。 ちょっと変わった誘拐事件を扱ったサスペンスです。家族3人をそれぞれ別の場所で拘束して、金を安全に受け取るという誘拐の手口。それは、誘拐犯側の最大のネック、金の受け渡しをどうするかという点をクリアし、それまでに4件の事件を起こして、すべて成功しているという完全犯罪です。 冒頭の被害者と犯人の関係が印象的で、次の標的となったジェニングス家がどうなるのかが、とても興味をかき立てられました。 出演俳優も、私の好きな俳優さんばかりで、豪華絢爛。それぞれの役割を裏切ることなく演じていて、見応えありました。 見ているこちらも、何とか犯人たちの手口の裏をかけないものか、どこかにこの計画が破綻する箇所がないかと模索しながら見ていました。 ただ、見ている時は、もう一生懸命で、完全にシャーリーズ・セロンになりきっていたので(^^)、そんなこと思いつきませんでしたが、こうして落ち着いて考えてみると、その方法は、いろいろあったのではないかと思い始めましたね〜(^^)。 何で、あんなに犯人の言うとおりに行動しなければならないのか。ましてカレンは、貞操の危機!(^^)。このあたりの犯人との駆け引きが、とてもスリルがあって、面白かったです。 しかしですねぇ、後半から、話が、何となく違ってきます。え?!そういう理由があったの?!って感じですね。じゃあ、それまでの4件は、このための予行演習??!! しかも、ラスト、夫のウィルの行動は、あまりにも無謀で、むちゃくちゃでした(^^)。 これでは、たとえ娘を取り戻しても、他の人を大量に殺してしまいそうですよねぇ(^^;。 そんなわけで、前半が面白かった割に、後半が、少々残念!でも、お正月のお屠蘇気分でしたし、シャーリーズのサービスシーンもあり、十分満足いたしました(^^)。(2005,01,02) |
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ゴールデンボーイ 1998年 アメリカ スリラー |
<監督>ブライアン・シンガー <原作>スティーブン・キング <キャスト>ブラッド・レンフロー , イアン・マッケラン , ブルース・デイヴィソン , ジョシュア・ジャクソン <ストーリー>優秀な高校生のトッド(ブラッド・レンフロー)は、歴史の授業で、ナチスを勉強したあと、バスに乗り合わせたある老人に興味を持つ。その老人は、実は、元ナチスの将校で、戦争犯罪人のクルト・ドゥサンダー(イアン・マッケラン)だったのだ。彼は、名前を変えて、ひっそりと暮らしていたのだが、好奇心を抑えきれないトッドは、彼に近づいていった・・・。 ずいぶん前に、スティーブン・キングの原作を読み、印象に残っていました。それが、この二人のキャストで映画化されたものを見ないわけには行きません(^^)。 「ゴーストワールド」(01)で、衝撃的に不細工になっていたブラッド・レンフロですが、この作品では、まだ、少年の面影を鋭く残す可愛い男の子です。彼も、このままだったらよかったのに残念。いろんな問題がありすぎたせいかしら・・・? 相手役は、イアン・ガンダルフ・マッケラン。彼の演技力は、「ゴッド・アンド・モンスター」でも、十分認識しましたが、この映画の彼も、すばらしいです。あの眼光の鋭さは、何物にも代えられません。 二人の老若による名演によって、作品の出来は、とてもいいです。 ただ、残念なことは、あの強烈な原作をそのまま映画に出来ないというところでしょうか。原作を読んだのが、ずいぶん前なので、細かいことは覚えていませんが、もっともっと衝撃的なシーンがありました。でも、それを映像化したら、いろいろな団体から上映反対運動が起きそうですからねーー(^^;。 だからこの映画に物足りなさを感じた人は、是非、原作をお読みください。きっと満足するはずですから。(2005,08,10) |
コールドマウンテン 2003年 アメリカ 戦争・ロマンス |
<監督>アンソニー・ミンゲラ <出演>ジュード・ロウ , ニコール・キッドマン , レニー・ゼルウィガー , ドナルド・サザーランド , ナタリー・ポートマン , フィリップ・シーモア・ホフマン , ジョヴァンニ・リビシ , レイ・ウィンストン , ブレンダン・グリーソン , キャシー・ベイカー , ジェナ・マローン , メローラ・ウォルターズ , チャーリー・ハナム , エミリー・デシャネル , ルーカス・ブラック <賞>アカデミー助演女優賞(レニー・ゼルウィガー) <内容>南北戦争末期、南軍の兵士インマン(ジュード・ロウ)は、一度だけ口づけを交わした恋人エイダ(ニコール・キッドマン)の写真と手紙だけを心の支えに戦っていた。一方エイダは、父を亡くし、蓄えも底をつき、困窮のさなかにいた。そして、インマンに、「帰ってきて」と手紙を送るのだった・・・。 戦争ロマンス映画そのまんまでした。見ているうちにだいたい筋が分かってくるので、ストーリーとしては、たいしたことありません(^^;。宣伝文句の「21世紀の風と共に去りぬ」は言い過ぎですね。ただのロマンス映画ですから。でも、ただのロマンスストーリーに、ひと味加えているのが、この映画で助演女優賞を受賞したレニー・ゼルウィガーです。エイダとは正反対のたくましい女を演じていて、好印象でした。 そして、なんといっても主演が美男美女。ジュード・ロウとニコール・キッドマンの絡むシーンは、少ないですが、それでも見ていてうっとりすること請け合いです(^^)。 特に、ニコール・キッドマンは、何を着ても美しく着こなせるあのスタイル、あのウエストの細さ!(^^)。もう、女の敵・・・イヤ、憧れですねぇ。 生活するための何の教えも受けなかったという彼女のある意味かわいらしさは、こんな時代では、致命的です。でも、見ている方としては、滑稽でもありました。悪魔の化身のニワトリには、笑いました(^^)。 また、一見全然違う二人なのに、ニコールと、レニー・ゼルウィガーって、よく似てるんですね〜。後半は、しばしばあれっ?!と思うことがありました。 一番最初にうるっときたのは、ナタリー・ポートマンのシーンです。衝撃的で、びっくりしました。彼女のああいう演技は初めて見たような気がします。やっぱり、これから楽しみな女優さんです。 他にも、色々な枝葉のある映画で、2時間40分の長丁場でしたが、飽きることがありませんでした。 ラブストーリーが大好きな人、必見の映画でしょう(^^)。(2004,04,24) |
コーンウォールの森へ 1998年 イギリス |
<監督>ジェレミー・トーマス <出演>ジョン・ハート、 クリスチャン・ベイル <内容>母親を亡くしたボビーは、子供の時の交通事故のために脳障害を負っていた。かれは、母親が亡くなったのは、暴力的な義父のせいだと考え、義父から逃れるために、家出をする。ヒッチハイクを重ねながら祖父の住むコーンウォールへと旅する彼は、ある時、車にひかれて死んだ動物を手厚く葬っている男サマーズに出会い、一緒に行動するようになる。 風景がとても美しいです。イギリスの田舎っていいですね〜。ボビーは、軽い脳障害で、24才なのに、18ぐらいにしか思えない言動をとる。その微妙なところをクリスチャン・ベールは、うまく演じていました。そして、ミスター・サマーズの不思議な”仕事”。やっとボビーに平安が訪れたとホッとするのですが・・・。義父のデブの行動が、ちょっと不可解でした。何で、あんな事をしたのか??。それに、人を避けるようにして住んでいたサマーズのあの行動もちょっと意外でした。そんなわけで、後半、ちょっと消化不良気味に終わってしまい残念。(2002.07.18) |
恋ごころ 2001年 フランス ロマンス・コメディー |
<監督>ジャック・リヴェット <出演>ジャンヌ・バリバール , セルジオ・カステリット エレーヌ・ドゥ・フジュロール <内容>パリ公演のためにイタリアの劇団のヒロイン、カミーユ(ジャンヌ・バリバール)がフランスにやってきた。しかし彼女は、3年前、フランスで恋人ピエール(ジャック・ボナフェ)と別れていたため、フランスでの公演は気が重かった。舞台が始まっても、落ち着かない彼女は、元の恋人に会う決心をする。 フランスのロマンス映画・・・私のもっとも苦手とする分野です(^^;。 見始めは、心配したとおり、思わせぶりなストーリーで、訳が分からず、観て失敗したかなと思いました。 が、出演者が出そろったところで、だんだんと面白くなってきて、ラストは、乗り出して観てしまうほどになりました。ちょっと群像劇的な趣もあって、155分の長い映画を観た甲斐がありました。 ヒロインが、女優なだけあって、劇中劇が、所々に挿入されますが、断片的なものなので、本編以上に理解しがたいです。でも、その劇が、ストーリーに、ちょっとしたスパイスとなって、面白く観られました。 フランス映画って、ハリウッド映画と違って、この映画のように、じっくりと楽しむ映画なのかもしれませんね〜。 カミーユ役のジャンヌ・バリバールは、直線的なドレスのよく似合う素敵な人でした。 それにしても、フランス人って、真剣なんだか、冗談なんだか、よく分からない人たちですよね(^^;。(2004,01,03) |
恋しくて 1987年 アメリカ 青春 |
<監督>ハワード・ドゥイッチ <出演>エリック・ストルツ, メアリー・スチュアート・マスターソン <内容>男勝りのワッツ(メアリー・スチュアート・マスターソン)は、密かに、幼なじみのキース(エリック・ストルツ)に恋していたが、キースは、学校でも評判の美人アマンダに憧れている。そんな時、アマンダは、浮気ばかりしている恋人に当てつけるためにキースとデートの約束をする。そして、ワッツは、心ならずも、キースの恋の手伝いをすることになる・・・。 有名な学園ロマンス物です。「プリティー・イン・ピンク」も、そうだったけど、お金持ちの子と、貧乏な子の対立が結構大きな問題みたいですね。メアリー・スチュアート・マスターソンが、切ない片想いを好演しています。同じ年ごろの時に見たかったかも。ラスト、残された女の子は、どうなるんだ!って、そっちの方が気になりました(^^;。(2002.02) |
恋する遺伝子 2001年 アメリカ ロマンス・コメディー |
<監督>トニー・ゴールドウィン <出演> アシュレイ・ジャッド , グレッグ・キニア , ヒュー・ジャックマン , エレン・バーキン , マリサ・トメイ <内容>TVの人気トーク番組の制作を担当しているジェーン(アシュレイ・ジャッド)は、新しく仕事に加わったレイ(グレッグ・キニア)に一目惚れ。しかし、彼には、3年間付き合っている彼女がいると聞かされる。が、二人の仲は、急速に恋愛にと発展し、とうとう、彼は、元の彼女と別れて、ジェーンと共に暮らすと宣言するのだが・・・。 アシュレイ・ジャドの珍しいロマコメでした。こういう役は、彼女の明るいキャラクターに、よく合っていると思います。もっと前から、ロマコメをしてもよかったのにね〜。やり手で有能なキャリアウーマンには、こんな風に、恋愛がうまくゆかない人が、結構多いのかも。両立は難しいよね〜。 彼女が、半分泣きながら友達や、彼氏に訴えかけるシチュエーションが、なかなかよかったです。 共演も、豪華。ヒュー・ジャックマンは相変わらずいい男だし、グレッグ・キニアも2枚目になりきれない役で適役。驚いたのは、エレン・バーキンが、ちょっと老けちゃってたこと。悲しい・・・(T_T)。 雄牛の理論は面白かったです。心の傷を癒すために何かに熱中したくなる気持ち、そして、自分の都合のいい解釈をしたくなる気持ちもよ〜く分かります。 でも、最後に彼女にその理論の間違いを気づかせたエピソードは、なかなか心温まるいいものでした。 ラストはお決まりの結果で、な〜んだって、感じでしたが、ロマコメだから、こんなものでしょうか。それにしても、この邦題・・・(^^;。いかにも、ラブコメですっていう題名を付けなくてもいいのにねぇ。(2003,04,06) |
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恋する人魚たち 1990年 アメリカ 青春・ロマンス |
<監督>リチャード・ベンジャミン <出演>ウィノナ・ライダー、 シェール 、 ボブ・ホスキンス、 クリスティナ・リッチ <内容>お色気いっぱいで、食事も満足に作れない母親(シェール)を持つ、思春期のシャーロット(ウィノナ・ライダー)は、母親に反発しながらも、妹と3人で、仲良く暮らしていた。問題を起こすたびに引っ越しを繰り返す3人だったが、今度の引っ越し先のマサチューセッツで、シャーロットは、修道院の管理人に、一目惚れするのだった。 この頃のウィノナ・ライダーは、大好きです。思春期の女の子を自然に演じています。そして、なんと、クリスティーナ・リッチが!! この時は、10才ぐらいなのに、5〜6才ぐらいにしか見えない。ころころポチャポチャで、かわいいのなんの!!(^^) 彼女のデビュー作かもしれません。しかも、うまい!! これは、一見の価値アリです。(2002.01) |
(サンドラ・ブロックの)恋する泥棒 1996年 アメリカ コメディー |
<監督>ビル・ベネット <出演>サンドラ・ブロック、デニス・リアリー <内容>絵を盗み出したロズと恋人のフランクは、美しいリゾート地にやって来た。彼女は、幸せな結婚に憧れているのだが・・・ 今まで食わず嫌いだったサンドラ・ブロックだったけれど、とってもキュートで、これを見て、彼女のファンになりました(^^)。(1999.03) |
こちらの感想は、最新ではありません。最新(2014年)のものはこちら 恋する惑星 1994年 香港 青春・ロマンス |
<監督>ウォン・カーウァイ <出演>トニー・レオン , フェイ・ウォン , ブリジット・リン, 金城武 <内容>5年越しの恋人に振られて落ち込む刑事モウ(金城武)と、麻薬に関わる謎の女との出会い。そのモウが贔屓にするテイクアウトの店で働くフェイ(フェイ・ウォン)と、スチュワーデスの彼女と別れたばかりの警官(トニー・レオン)との淡い恋。この二組の男女の出会いと触れ合いの物語。 一つの店でつながる二組の恋愛。どちらも、男の方が、思いを引きずっていて、その未練というか、情けなさが何とも可愛い?映画でした。まあ、それだけ思われてたら、光栄かな?それとも迷惑か??(^^;。前半は、すこぶる退屈で、情けなかったけれど、後半の後半、フェイのかわいらしさがたまらなくなりました。これは、立派な犯罪で、こんな事されたらいやだけど、相手の反応も、ああだからいいか・・・?(^^;。フェイ・ウォンの魅力で救われた映画です。 《ネタバレの独り言》二つ目の話の半分ぐらいまで、金城武の時の謎の女が、変装を解いて潜伏しているのがフェイだと思っていました。やれやれ・・・(^^;。(2002.05) |
恋する40days 2002年 アメリカ 青春・ロマンス・コメディー |
<監督>マイケル・レーマン <出演>ジョシュ・ハートネット , シャニン・ソサモン , ヴィネッサ・ショウ , マギー・ギレンホール <内容>マット(ジョシュ・ハートネット)は、別れた恋人ニコール(ヴィネッサ・ショウ)のことが忘れられない上、彼女が婚約したことを知って落ち込んでしまう。そこで、キリスト教の四旬節にあやかって、40日間の禁欲生活を決意するのだが・・・。 おばかな青春コメディーです(^^)。下半身に節操のない青年であるにもかかわらず、元彼女が忘れられなくて、悶々と悩むなんて、ちょっといじらしいですね〜。 なんと言っても、この映画の見所は、そんなマットをジョシュ・ハートネットがやっていることでしょう。彼の三枚目・・・いいですよ〜(^^)。 この年代の男の生理については、あまり分からないので、男性が見た方が、もっと切実で、共感出来るかも。 最後の方で、彼の見る妄想には、大笑いです(^^)。 また、まわりで、彼のことをネタに盛り上がる悪友たちも、見ものです(^^)。ほんと、おばかなんだから〜〜。 実はこの映画、アメリカで公開されて、話題になっている頃から、楽しみにしていたのに、なんと日本では未公開・・・(T_T)。なんで?!どうして?!やっぱり、お下品すぎるのが日本の映画会社から嫌われたかな?でも、ちゃんとDVD化してますので、彼のファンは、必見ですよ〜〜。(2003,11,18) |
恋に落ちたシェイクスピア 1998年 アメリカ ロマンス |
<監督>ジョン・マッデン <出演>グィネス・パルトロー、ジョセフ・ファインズ、ジェフリー・ラッシュ、ベン・アフレック、ジュディ・デンチ, トム・ウィルキンソン , イメルダ・スタウントン <賞>アカデミー作品賞、主演女優賞、助演女優賞、脚本賞その他 <内容>スランプに陥っていたシェークスピアは美しいヴァイオラと恋におちて、そのために、また、スランプも消えてしまうのだが・・・ 日本公開前から見たかったので、やっと見れて、うれしかった。グィネス・パルトローいいねぇ。(1999.05) |
恋に落ちたら 1993年 アメリカ ロマンス |
<監督>ジョン・マクノートン <出演>ロバート・デニーロ、ユマ・サーマン, デヴィッド・カルーソー <内容>臆病者の刑事ウェインは、ギャングのボスを助けたことから、ボスの情婦と、恋に落ちてしまう。 人物に生活感がないし、共感もできなかった。(1999.03) |
恋におちて 1984年 アメリカ ロマンス |
<監督>ウール・グロスバード <出演>ロバート・デ・ニーロ , メリル・ストリープ , ハーヴェイ・カイテル , ダイアン・ウィースト <内容>クリスマスイヴのニューヨーク。クリスマスプレゼントを抱えたフランク(ロバート・デ・ニーロ)とモリー(メリル・ストリープ)は、書店で本を取り違えたことから言葉を交わすようになる。共に家庭を持つふたりだが、惹かれあう心は隠せなくなる・・・。 今や名実共にハリウッド界の大物実力派俳優ふたりが共演する不倫純愛映画です。 噂には聞いてたので、見ることができてうれしかったです(^^)。 20年近く前の映画なので、当然、出演者全員若い! 若いって事は、ほっそりしているって事なんだと改めて思いますねぇ。 私の大好きな女優さん、ダイアン・ウィーストも、キャリアウーマンで、バリバリです(^^)。 20年前は、みんなこんなんだったんだなぁと、しみじみしてしまいました。 デ・ニーロも、今のアクの強さがまだ薄くて、ちょっといい感じの中年男性。メリル・ストリープも、色気がほんのりと可愛らしい中年女性。ちょうどいい時期にこの映画を撮りましたよね。 中年になっても、家庭を持っていても、運命の人に出会うって事はあり得ることで、そういう意味では、いつ誰が恋をしてもおかしくないはずです。でも、若い時の純愛と違って、不倫には、色々と障害があって辛いでしょうねぇ。 お互いのパートナーについては、あまり描かれていませんでしたが、長年一緒に暮らしてきた相手には、隠そうとしても隠しきれないんでしょうね、そういうことは・・・。 雨の夜の踏切のシーンは、ちょっとしたサスペンス映画風で、モリーと共に、私もドキドキしてしまいました。 そして、ラストも、切なかったですね〜。どうなるんだろうと、胸がキュンキュンしましたーーー(^^)。(2004,01,04) |
恋におぼれて 1997年 アメリカ ロマンス |
<監督>グリフィン・ダン <出演>メグ・ライアン、マシュー・ブロデリック <内容>マギーは、彼女を振った彼のことをあきらめきれずに、彼の身辺を細かくチェックしていた。ある時出会ったサムの元彼女が、マギーの元彼と、同棲中だということを突き止めて、彼らの仲を裂こうとする。 あれはストーカー。立派な犯罪です。(1999.03) |
恋のからさわぎ 1999年 アメリカ 青春・ロマンス |
<監督>ジル・ジャンガー <出演>ヒース・レッジャー 、 ジュリア・スタイルズ, デヴィッド・クラムホルツ , ポール・ラッド , ジョセフ・ゴードン=レヴィット <内容>キャメロンは、新しく転校した高校で、かわいいビアンカに一目惚れして、デートに誘おうとするが、彼女の父親が厳しくて、うまくゆかない。父親は、彼女の姉で、変人のキャットが、デートすれば、ビアンカにもデートをさせると約束をした。そこで、キャメロンは、これまた変人のパトリック(ヒース・レッジャー)に、キャットをデートに誘ってくれるように頼むことにする。 学園物です。私がこの頃よく見るようになった昔の学園物と、大いに違うのは、美男美女ばかりが出てるわけではないと言うこと。これは、最近の傾向なのでしょうか。やはり、美男美女ばかりでは、ちょっと嘘くさくて、最近は、ダメなのかな。それで、何故か、気乗りせずに、ボーと観ていたら、これが、だんだんと、みんな個性的で、かわいらしく思えてくるから、不思議です。動くヒース・レッジャーも、初めて観たのですが、はじめは、ちっとも良くなかったのが、後半、ステキに思えてくるのでした。筋は、学園物ですから、おきまりコースですね。劇場未公開作品ですので、ヒース・レッジャーファンで、見逃してる方は、どうぞ!(^^)。(2002.03) |
恋のためらい/フランキーとジョニー 1991年 アメリカ ロマンス |
<監督>ゲイリー・マーシャル <出演> ミシェル・ファイファー、アル・パチーノ, ヘクター・エリゾンド , ケイト・ネリガン <内容>過去を持つ男女が、恋に落ちる。刑務所から出所したばかりのジョニーはコックとして、働き始めるが、そこでウェイトレスのフランキーに、恋をする。 アル・パチーノも、年とってきて、こういう役には、ちょっと無理があるかな。(1999.10) |
恋のドッグファイト 1991年 アメリカ コメディー・ロマンス |
<監督>ナンシー・サヴォカ <出演> リヴァー・フェニックス , リリ・テイラー , ブレンダン・フレイザー <内容>明日の朝にはベトナム戦線に送り込まれるために沖縄基地に出発するという海兵隊員達。彼らは、誘った女の子のブスさを競うドッグファイトゲームを始める。エディー(リヴァー・フェニックス)も、そんな女の子を求めて、あるコーヒーショップに立ち寄ると、そこには、ギターを練習をするローズ(リリ・テイラー)がいた・・・。 リヴァーの作品なのに、劇場未公開です。まだ、日本では彼の人気が低かった頃なんでしょうか。 この頃の彼は随分、しっかりした体つきになっていて、しかも、海兵隊員らしく短髪なので、最初はどこにいるんだ?と、捜してしまいました(^^;。 ドッグファイトというゲームを知らなかったので、最初は、何で彼女たちをパーティーに誘ってるのか、分かりませんでした。なるほどねぇ。若い男の子達がやりそうなことです。 事実を知った彼女が怒って、それで、本当の恋に落ちるという話は、他の青春映画でも、よくありますね。 どんな陳腐な内容でも、青春時代を思い出させてくれるこの手の青春映画は胸キュンでいいもんです(^^)。 ただ、リヴァーが、彼女の住所のメモを捨てたのが、ちょっと分かりませんねぇ。もう逢わないつもりだったのかな。男心は、分からん・・・。 それにしても、ローズ役のリリ・テイラーの髪型と、ドレスは凄いですねーー(^^;。あれが、あの頃の流行だったみたいですけど、今見ると、さすがに笑ってしまいます。 ラストに出てくる街の様子も、一変していて、今度は、ヒッピー全盛ですか?その頃のアメリカの流行風俗としても面白かったです。 リリは、この後、個性派女優として、いい味の女優さんになってますね〜(^^)。 ケンカをふっかけに来る水兵1という端役をブレンダン・フレイザーが演じていました。 彼らは、同年代なんですね〜。返す返すも、20代後半や30代のリヴァーを見たかったです。(2004,04,07) |
恋の闇愛の光 1995年 イギリス・アメリカ ドラマ |
<監督>マイケル・ホフマン <出演>ロバート・ダウニー・jr、デビッド・シューリス 、メグ・ライアン <内容>メリヴェルは有能な医学生だったが、王の愛人に恋をして、追放されてしまう。町に戻った彼は、美しい女性キャサリンと出会うが……。 結構コスチュームプレイは、好きかも。(1999.05) |
恋は嵐のように 1999年 アメリカ ロマンス |
<監督>ブロンウェン・ヒューズ <出演>サンドラ・ブロック、ベン・アフレック <内容>結婚前の最後のはちゃめちゃな夜、バチュラーパーティーの後、花嫁の待つ、結婚式場に向かうベンだったが、飛行機が事故で、欠航してしまう。元々飛行機嫌いの彼は、空路をあきらめて、たまたま、飛行機で、隣り合わせたサラと共に、陸路を目的地へと向かうが、そんな彼らに、次々と、災難が降りかかる。そのうち、ベンは、サラに恋した自分に気が付く・・・。 やっぱり、ロマンス物は、苦手です。見ていて、飽きてしまうのね(^^;。しかも、このラスト!今まで、私が見ていた物は、いったい何だったの??(^^;。(2001.04) |
恋は邪魔者 2003年 アメリカ コメディー・ロマンス |
<監督>ベイトン・リード <キャスト>レニー・ゼルウィガー、ユアン・マクレガー, メリッサ・ジョージ , デヴィッド・ハイド・ピアース <ストーリー>1962年、自著「恋は邪魔者」をひっさげてニューヨークに出てきたバーバラ・ノヴァク(レニー・ゼルウィガー)。女性の人生に恋は不要!という本の内容が世の女性に大当たりし、ベストセラーになる。そのおかげで、女性にモテなくなったジャーナリストのキャッチャー・ブロック(ユアン・マクレガー)は、バーバラに恋の罠を仕掛けるが・・・。 軽快なラブコメディーです。 まず目に付くのが、60年代ファッションに身を包んだレニー・ゼルウィガーです。あの奇抜で、派手な衣装は、当時のファッションのデフォルメなのでしょうか。なんだか、すごかったですねぇ。 そんなド派手なファッションと、部屋のインテリア、そして俳優たちの動きまで、全て計算され尽くした、漫画チックな映画になっていました。でも、そんなノーテンキな明るさの中で、結構、エッチを感じさせるシーンなんかもあって、可愛らしくは見せていても、意外と大人向けの映画なのかもしれないですね。 ユアンが演じるキャッチャーにしても、1ヶ月も付き合ったら、情が移ってもいいはずなのに、しっかり最後まで罠に掛けようとしてるし、こんな所は、甘さのない毒を感じました。 そして、クライマックスのレニーの長セリフです。あの状態で、あの内容なので、しょうがないのでしょうが、淡々としゃべっているので、なんだか彼女の切々たる思いがあまり伝わらず、平板な感じがしてしまいました。そこを狙ったのかもしれませんが、なんだかもひとつでしたねぇ。ちなみに私が一番感動した長セリフは、「ストーリー・オブ・ラブ」のミシェル・ファイファーの長セリフです。あれには泣かされましたーーー(T_T)。 主演の二人は、ミュージカル映画経験者なので、歌も踊りも軽快で楽しかったです。ダンスもばっちり決まって、ユアンの甘い歌声には、うっとり〜〜(^^)。 ストーリーは、まあまあだったけれど、この二人をじっくり見れたのは、楽しかったです(^^)。(2005,07,22) |
恋はデジャ・ブ 1993年 アメリカ コメディー |
<監督>ハロルド・ライミス <出演>ビル・マーレイ , アンディ・マクダウェル , マイケル・シャノン <内容>地方のTVキャスターをしているフィル(ビル・マーレイ)は、聖燭節の取材でペンシルバニアに向かう。この仕事がいやでいやで仕方のない彼は早々に帰ろうとするのだが、天候の悪化のために足止めを食う。仕方なくその街にもう一泊して翌朝目覚めると、昨日と同じ日であることに気付く。その後、彼は、毎日同じ日を繰り返すことになる・・・。 同じ日が繰り返す話は北村薫の「ターン」や、ケン・グリムウッドの「リプレイ」などがありますが、これは、それらとは、ちょっと違ったテイストでした。 なんと言っても、主人公フィルのポジティブ志向がいいです。最初は、高慢ちきで、みんなに嫌われるいやな男だった彼が、この状態にあって、最初は自暴自棄になったりもするのですが、その後、自分を高める方向に向くのは、ちょっとした感動ものです。 私も、もしこういう状態に陥ったら、彼のように前向きに生きたいですね。(2003,09,08) |
恋人たちの街角 1995年 アメリカ 青春 |
<監督>ダニエル・アダムズ <出演>サンドラ・ブロック、 ジョナサン・ペナー、 <内容>弁護士のデビーの恋人は、うたた寝している時に、神の啓示を受けた。彼は、ビルの掃除人を大抜擢して教祖に仕立て上げ、インチキ新興宗教をはじめ、それが、思いもかけず、大当たりする。そんな彼に愛想を尽かしたデビーは、彼から離れてゆくが・・・。 どうしようもない駄作でした(^^;。2回に分けて観たのですが、訳が分からず、見終わった後、もう一度巻き戻して見直してしまったほど(^^;。話が、バラバラで、ひどいものです(T_T)。彼が、新興宗教を始めるきっかけになった神の啓示・・・この神さまが、太ってる上に、テニスをしてたり、美女を侍らせて、マッサージを受けていたりする神さまなのです。純粋な、コメディーにした方が、良かったのでは・・・? サンドラ・ブロックは、作品を選ぶ目がないような気がする・・・(^^;。(2002.03) |
恋人までの距離(ディスタンス) 1995年 アメリカ ロマンス |
<監督>リチャード・リンクレイター <出演>イーサン・ホーク , ジュリー・デルピー <内容>ウィーンに向かう列車の中で、偶然、隣同士の席に座りあわせたジェシー(イーサン・ホーク)とセリーヌ(ジュリー・デルピー)は、食堂車でおしゃべりするうちに意気投合する。ウィーンで降りるジェシーは、パリに向かうセリーヌに、ウィーンの駅で一緒に降りないかと誘い、その日一日をウィーンの街で過ごすことになる・・・。 お屠蘇気分のお正月ということで、軽い恋愛ものを見たいと選んだ映画です。でも、ちょっと予想と違ってました。それも、いい方に違っていたので、今年も幸先いいのかな?(^^) ほとんどが二人の会話です。最初は、それで、少々面食らいました。でも、すぐに、ベッドインするような恋愛ものが多い中、それがとても新鮮でしたね〜。 初対面の彼らが、どのように近づいていって、どのような場所で、どのような話題で盛り上がるか。恋人初心者のお手本にもなるかもしれませんね(^^)。 しかも、二人は、旅先での出会い、生活圏は、アメリカとフランス。だから、1日だけの付き合いにしようと、割り切って付き合い始めます。 でも、この二人、正真正銘の一目惚れなんですよね。でなかったら、彼女が言うとおり、見知らぬ人の言葉に誘われて、途中下車なんて、しないでしょう。 ウィーンの街を散策しながら、そこで出会ういろいろなシーンで、二人の考え方を確かめ合う。 たった1日の出来事でも、これだけのことを話し合ったら、彼らにとって、それは、普通の恋人の、まさに、半年分にも当たるのではないでしょうか。 ラストは、本当に切なく、そして、希望にあふれています。 最後に、二人の行った場所が映し出されるのですが、あの場所では、こんな話を、この場所では、あんな話をしたと、いちいち思い出せるんですから、まるで彼らの追体験をしているようでした。 見終わって、すがすがしい気持ちになれて、新春に見るには、うってつけの映画でした(^^)。(2005,01,01) |
交渉人 1998年 アメリカ サスペンス |
<監督>F・ゲイリー・グレイ <出演> ケビン・スペイシー、サミュエル・L・ジャクソン, ポール・ジアマッティ , J・T・ウォルシュ <内容>人質を取った犯人を説得して、人質を無事に助ける仕事をするのが交渉人。交渉人のダニーは、警察内の横領事件と、それに伴う殺人事件の犯人という、身に覚えのない、罪を着せられたため、警察内で、人質を取り、身の潔白をはらそうとする。 完成度の高い、感動作です。主役の二人の、演技のうまさが、目立ちます。話の流れも、無理がなく、分かりやすい(^^)。何度も泣きました。(2000.12) |
皇帝ペンギン 2005年 フランス ドキュメンタリー |
<監督>リュック・ジャケ <声のキャスト>石田ひかり , 大沢たかお , 神木隆之介 <ストーリー>分厚い氷でおおわれた南極大陸の海で暮らす皇帝ペンギンたちは、ある日、生まれ故郷のオアモックへ向かうために、100kmの距離を一列に並んで行進し始める。そして、その極寒の地で彼らは夫婦になり、卵を産んで、子育てをするのだった・・・。 予告編を一目見たときから、見たくて見たくてたまらなかった映画です。なんとペンギンたちのユーモラスで、可愛いことでしょう!! でも、その見かけによらず、彼らの生は、あまりにも過酷でありました。 見ていて、何でそこまで不器用にしか生きられないのかと、もっと楽な生き方をしないのかと、問いかけたくなりました。 生まれ故郷で、産卵したいのなら、その近くの海でエサを獲ったらいいじゃない。海がないなら、海まで穴を掘ったらいいじゃない。それがダメなら、海の近くで、産卵したらいいだけじゃない。 なんだか、こんな過酷な条件下で生きている生物がいるって事が、信じられませんでした。これが、生命の不思議って事なのかしらーーー。 このすばらしい映像があると言うことは、南極の極寒の中、カメラを回していた人がいたということです。 それは、監督と、その仲間3人。これだけの映像をこんな環境下で撮るのだから、もっと大がかりな撮影隊が組織されたのかと思ったら、たった4人でこのすべてを撮影したというのです。これも、全くもって驚きですね〜。全撮影時間、8880時間。この撮影隊を題材にしたドキュメンタリーも作れそうですね〜〜。 でも、彼らの驚くべき根性のおかげで、私たちは、こんなにも、過酷で、可憐な皇帝ペンギンの生態を目の当たりに出来たわけです。 次のアカデミー賞のドキュメンタリー部門は、この作品で決まりでしょう!!(^^)。(2005,08,05) |
幸福の選択 1990年 イギリス |
<監督>マイケル・リンゼイ=ホッグ <出演>アンディ・マクダウェル, ジョン・マルコヴィッチ <内容>やり手の青年実業家のジェイク(ジョン・マルコヴィッチ)は、恋人のティナ(アンディ・マクダウェル)と贅沢なホテル暮らしをしているが、実は、投資がうまくゆかずに、多額の借金を抱え、ホテルの支払いにも困っていた。そこで、ティナの大事にしていたブロンズ像を売りに出そうとするが・・・。 ジュリア・ロバーツか、デミ・ムアのロマンス物かと思って見たら、思いがけずに、私の好きな俳優二人の出演作だったので、うれしかったです。でも、ストーリーは、ちょっとねぇーー(^^;。アンディー・マクダウェルと、ジョン・マルコビッチの絡みは、まるっきりコメディーなんだけど、耳の不自由なホテルのメイドの話が、何とも中途半場で、話しが、すっきりしません。それに、ラスト、あれだけの金額で、めでたしめでたしになるのは、ちょっと、納得ゆきません。とは言っても、ジョン・マルコビッチ! 12年前の彼は、若くてステキです(^^)。髪の毛も、普通にあるし(^^)。彼って、そこはかとなくセクシー〜〜(^^)。アンディー・マクダウェルも綺麗だし、彼らを見るためにだけに見てもよいですね〜(^^)。(2002,10,13) |
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氷の接吻 1999年 アメリカ サスペンス |
<監督>ステファン・エリオット <出演>ユアン・マクレガー、アシュレイ・ジャッド <内容>生活に疲れた、英国諜報部員EYE(ユアン・マクレガー)は、ある調査のために、ジョアナ(アシュレイ・ジャド)を追っていた。そして、彼女が、連続殺人を犯していることを突き止めるが、EYEは、彼女を追ううちに、だんだんと、彼女の虜になっていってしまう。 謎めいた話は、彼ら二人を中心に、アメリカ各地に広がってゆきます。ストーリー的には、ちょっと謎過ぎて、不消化でした。でも、子供の頃に父親に捨てられたことが、トラウマとなり、次々に殺人を犯してゆく、ジョアナを、アシュレイ・ジャドが、いい顔つきで、演じています。外見も、いろいろと、変装するのですが、それよりも、表情の演じ分けが、うまいです。また、ユアン・マクレガーの生活に疲れた様子と、彼女との少しのふれ合いに、喜びを感じる表情が、よかったです。(2001.05) |
告白 1981年 アメリカ ドラマ |
<監督>ウール・グロスバード <出演>ロバート・デ・ニーロ、ロバート・デュバル <内容>デ・ニーロの神父の弟と、デュバルの刑事の兄、それぞれの立場で、教会の不正と、殺人事件に、絡んでゆく。 (2000.04) |
告発 1995年 アメリカ ドラマ |
<監督>マーク・ロッコ <出演>ケビン・ベーコン、クリスチャン・スレイター、ゲイリー・オールドマン, R・リー・アーメイ <内容>実話。アルカトラズ刑務所内で起きた殺人事件を担当する弁護士ジェームスは、犯人ヘンリーを調べるうちに疑問をもつようになる。 救いのない話です。実話だけに、見ていて辛い。何度も見たくはない、けれども、感動作です。(1999.01) |
午後の遺言状 1995年 日本 |
<監督>新藤兼人 <出演>杉村春子 , 乙羽信子 , 倍賞美津子 , 津川雅彦 , 松重豊 <内容>女優の蓉子が仕事の合間の避暑に蓼科の別荘にやってきた。仕事に疲れた蓉子を迎えたのは別荘の管理を任されている豊子。彼女の世話で、蓉子はホッと一息つくのだが、その後は、思いもかけないことが次々と起きるのだった・・・。 杉本春子と、乙羽信子の遺作となった作品です。この時、杉村さん86歳、乙羽さん71歳です。 映画の雰囲気は昔の日本映画という感じ。何となく、郷愁を感じる舞台設定と、セリフ回し。 でも老女優の避暑の話なのに、これでもかこれでもかというように意外な出来事が次から次に起こるので、ちょっとびっくりさせられました。 おまけに、豊子の娘のオールヌードや、結婚の足入れの儀式などもあって、盛りだくさん、サービス満点です。 しかし、脱走犯の捕り物の話は、警察のあまりの不手際さと、永島敏行演じる警察官の行動に、思わず苦笑してしまいました(^^;。 乙羽信子のいつもと違う、つっけんどんな固い演技が少々気になりましたが、夫である新藤監督の注文の役作りだったのでしょう。(2003,09,19) |
地上(ここ)より何処かで 1999年 アメリカ |
<監督>ウェイン・ワン <出演>スーザン・サランドン , ナタリー・ポートマン , ジョン・ディール <内容>離婚した母親アデルが、ビバリーヒルズに住みたいと言い出したため、娘の14歳のアンは、母親と共に、想い出のつまったウィスコンシン州の田舎町から離れる事になってしまう。自分勝手な母親に自分の人生を踏みにじられていると思いこんでいるアンは、母に我慢が出来ない。 母親と娘の関係は難しいです。同性であるだけに、娘がある程度の年になると、母親のいやな面ばかりが見えてしまう。自分勝手で、愚かな母親を嫌っているにもかかわらず、彼女自身、悲しいほど母親に似ていたりするんですね、やっぱり親子ですから。父親に電話するところで泣いてしまいました。でも、それだけです。114分の時間がとても長く感じてしまいました。魅力的な二人の女優を使っているのにどうした事でしょう! この母親、娘を女優にするためと言いながら実は自分の人生を自分の好きなように生きているようにしか見えなかったです。それなのに、最後には娘のためだけに自分を犠牲にして生きてきた。というのは、説得力なかったですね。子供は、自分の元を、いつか飛び立っていってしまう。一人きりになった母親が少し可哀想でしたが、彼女なら、たくましく生きてゆくでしょう(^^)。(2003,02,10) |
心の指紋 1996年 アメリカ |
<監督>マイケル・チミノ <出演>ウディ・ハレルソン、ジョン・セダ <内容>強盗殺人罪で、収監されている16歳のブルーは、末期の癌患者だった。治療のために警備付きで通院してくるが、乱暴者のブルーに、医者達は、皆恐れをなして、診察しようとしない。結局、いつも、人のいい、マイケル医師の所にやってくる。そしてついに、ブルーは、マイケルを人質にとって、逃走する。 絵に描いたような、出世コースを歩むマイケル医師の上に、降って湧いたような災難。乱暴者のブルーにおどかされながら、ひたすら車を走らせるマイケル。ブルーが信じているナホバの言い伝えを頭からバカにして、現代医学だけを信じるマイケルは、近代医学の象徴です。科学的だけれども、心のない、苦痛を与えるだけの治療、それよりも、信じること、心の平安を得られるようにすることのほうが大切なのではと、私も思います。 |
心の旅 1991年 アメリカ ドラマ |
<監督>マイク・ニコルズ <出演>ハリソン・フォード、アネット・ベニング , レベッカ・ミラー <内容>エリート弁護士のヘンリーは、ある夜、たまたま行った店で、強盗に会い、撃たれて、記憶をなくしてしまう。 その後、記憶が完全に戻ったら、また元の人格に戻るってことは、ないんだろうか?(1999.07) |
心みだれて 1986年 アメリカ ロマンス |
<監督>マイク・ニコルズ <原作>ノーラ・エフロン <出演>メリル・ストリープ , ジャック・ニコルソン , モーリン・ステイプルトン , ジェフ・ダニエルズ , ストッカード・チャニング , キャサリン・オハラ , マーセデス・ルール , ケヴィン・スペイシー <内容>中年のコラムニスト、マーク(ジャック・ニコルソン)と雑誌のライター、レイチェル(メリル・ストリープ)は結婚し、幸せな生活を送る。二人の子供にも恵まれるが、ある時夫の浮気に気づいたレイチェルは家を出る・・・。 中年男女の出会いから離婚に至るまでを、こんな事もあった、あんな事もあったと、ただ羅列しているだけ。配役が豪華な割に、面白くない映画でした。メリル・ストリープは、色々な役の出来る女優さんですが、この手の役をするには、ちょっともったいない気がします。 しかしですね、この映画のことを調べてびっくり。これは、今や「めぐりあえたら」や「ユー・ガット・メール」の監督として有名なノーラ・エフロン(この作品では、脚本を担当しています)と、「大統領の陰謀」の著者カール・バーンスタインの元夫婦の実話に基づいた映画だったんですね。実話だったらこんな感じでもしょうがないかなという気がしました。 髪の毛をオレンジ色?に染めたケビン・スペイシーがチョイ役で出ています。彼って、昔も今もあんまり変わらないのね。(2003,03,10) |
ゴシカ 2003年 アメリカ ホラー・サスペンス |
<監督>マチュー・カソヴィッツ <出演>ハリー・ベリー , ロバート・ダウニー・Jr , ペネロペ・クルス , チャールズ・S・ダットン <内容>女子刑務所の精神科病棟に勤務する優秀な精神科医ミランダ・グレイ(ハリー・ベリー)は、ある雨の晩、帰宅途中に、ある少女と出会ってから記憶をなくし、意識を取り戻した時には、自分の務めていた精神病棟に収容されていた・・・。 あまり芳しい評判は聞かないこの映画ですが、私は、とっても怖面白かったです〜(^^)。 ホラーだけではなく、サスペンスの要素も大いにあり、次々にヒロインに襲いかかる奇妙な現象、スピーディーに運ぶストーリーと、全然飽きることなく、画面に釘付けでした。 霊の怖さだけでなく、精神病と見なされることの怖さにもビビってしまいました(^^;。やっぱりあちら側の住人には、なりたくないですねーー。 映像もとてもきれいでしたね〜。その点も良かったのだと思います。ハル・ベリーも、いつもながらとっても綺麗です。ただ、ざんばら髪の彼女は、確かに怖い・・・(^^;。監督が怖がらせようと思わなかったであろうある映像で、私は、ぞぞーっとしてしまいました(^^;。 他の俳優の配置も良かったように思います。 まあ、つっこみ所も多々あった(いつも電気がパチパチしてる病棟って?とか、いくらなんでも車のキーは、渡さないだろう、とかね)のですが、まあ、いいじゃないですか。 ホラーをひとりで映画館で観たのも初めてだし、しかも、映画館自体、公開終了目前でガラガラ。私の前の席には誰もいない状態で見たので、もう、貸し切り感覚で、怖さ倍増でした(^^)。 アメリカ公開時からこの映画には注目していましたが、日本の、いかにもホラー映画という売り方は、映画内容と合っていないと思いました。(2004,03,25) |
ゴシップ 2000年 アメリカ サスペンス・学園 |
<監督>デイヴィス・グッゲンハイム <出演>ジェームズ・マースデン , レナ・ヘディ , ノーマン・リーダス , ケイト・ハドソン , ジョシュア・ジャクソン <内容>同居人のデリック(ジェームズ・マースデン)、キャシー(レナ・ヘディ)、トラヴィス(ノーマン・リーダス)の3人は、大学でメディア論を専攻していて、ゴシップがどのように広がってゆくかを研究テーマにを選んだ。そのターゲットとして、裕福で身持ちの堅いナオミと、彼女のボーイフレンド、ボーを選んだのだが、その噂が、思わぬ方向に発展して、ついに、ボーが逮捕されてしまう・・・。 なかなか面白かったですね〜。研究テーマの選び方に悪意が入っているのが、ちょっと問題ですが、それも、軽い気持ちでやってしまったのが若いって事かな。ちょっと自業自得的ですねぇ。噂の広がり方も、隠されていた事実も、次々と進展していって、小気味よかったです。 登場人物達も皆、それぞれの思惑がありそうで、なさそうで、最後まで面白く観れました。 ラストは、ここまでやるか!?と、びっくり。 出演者も、前途洋々の若手スターたち。みんな、魅力ある人材で、楽しんで観れました。特に、レナ・ヘディがいいです。彼女の「イフ・オンリー」も、いいですよ〜(^^)。(2004,01,30) |
ゴシップ 2000年 スウェーデン コメディー |
<監督>コリン・ナトリー <出演> ヘレーナ・ベリストレム , ロルフ・ラッスゴル , ユーハン・ヴィーデルベリ <内容>グレタ・ガルボの代表作「クリスチナ女王」がハリウッドでリメイクされることに決まり、そのヒロイン役をスウェーデン女優9人で争うことになった。同時にハリウッド進出を狙う9人の女優達の心の内は・・・。 グレタ・ガルボの映画は私は未見ですが、彼女は、スウェーデン出身で、ハリウッドで活躍した女優さんです。彼女の映像が映画の中に挿入されていますが、とても美しい人で、ハスキーボイスがセクシーだったそうです。 この映画の中でリメイクされることになった「クリスチナ女王」は、彼女の代表作で、17世紀のスウェーデン女王の話です。スウェーデンの女優なら、誰しもがやりたい役なんでしょうね〜。 9人の主演候補女優のそれぞれの状況が、その相手も交えて描かれているので、見ている方はちょっと大変です。しかもスウェーデン映画。私の知ってる俳優さんは、先日観た、「太陽の誘い」の2人ぐらいです。 だから、最初は、顔を覚えるだけでも大仕事(^^;。 でも、135分という比較的長い時間の中で、だんだんと顔も分かり、事情も分かってきて、後半は面白かったです。ただ、最後までこの人誰だっけ?という影の薄い人もいましたが・・・(^^;。 何しろ、出演者全てが映画に関係する人たち。それぞれ、自意識も高いし、自己主張も強い。 スウェーデン映画界を代表する女優なら、それも当然かもしれません。そんな彼女たちの仕事や恋愛の駆け引きが、とても面白かったです。 ラスト、誰に主役が決まるのか。このシーンは、舞台劇のようで、緊張感があって最高でした。そして結果は・・・・あはは、それは、見てのお楽しみですね〜(^^)。(2004,03,29) |
五条霊戦記//GOJOE 2000年 日本 アクション・時代劇 |
<監督>石井聰亙 <出演>隆大介 、浅野忠信 、 永瀬正敏、 岸部一徳, 加瀬亮 , 光石研 , 粟田麗 <内容>平安末期。閉鎖された五条大橋に、”鬼”が出没して平家の武者達の首を取ると騒がれていた。そんな折り、乱暴者として恐れられていた武蔵坊弁慶(隆大介)が心を入れ替え、鬼退治をするために京に戻ってきた。 有名な、義経と弁慶の五条大橋での勝負を全く新しい解釈で描いています。殺陣は、スピード感があって、カメラワークも工夫されていて、迫力ありました。ただ、ストーリーが、わかりにくい。出てくる人たちの必要性もよく分からない。おかげで、何回も巻き戻しながら見たので、見終わるまでに、何日もかかってしまいました。(見ていても、すぐ眠くなったって言う意味ですね(^^;)。面白くなるのは、ラスト30分。やっと話の筋が分かってやれやれと思っていたら、なんと、こういう結末とは・・・。辛抱して最後まで見ましょう。また、日本映画では、多々あることですが、せりふがぼそぼそ声で、わかりにくく、ヘッドフォンをしてボリュームをかなり上げて、見なくてはなりませんでした。字幕がほしいかも・・・(^^;。(2002,10,30) |
(GODZILLA)ゴジラ 1998年 アメリカ SF |
<監督>ローランド・エメリッヒ <出演>ジャン・レノ、マシュー・ブロデリック <内容>タヒチ沖やパナマ、ジャマイカで、異常な事態が、続発する。そして、目撃者は、それを「ゴジラ」だという。そして、ついに、アメリカに、ゴジラが、上陸した! 前半は、なんだかまとまりなく、つまらなかったが、後半は、おもしろかった。でも、ゴジラというより、エイリアンと、ジュラシックパークを思い浮かべる。特に、日本人には、あの姿は、受け入れられないのでは?それにしても、ゴジラの出現の原因が、フランスの核実験っていうのが、アメリカ映画らしい・・・(^^;。(1999.11)(2001.05) |
ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS 2003年 日本 SF |
<監督>手塚昌明 <出演>金子昇 , 釈由美子 , 長澤まさみ <内容>1年前のゴジラとの激闘に傷ついたメカゴジラはドッグで修理中。そんなある日、叔父の家で休暇中のメカゴジラ整備士、中條義人(金子昇)の前に、インファント島の小美人が現れる。そして、彼女たちは、メカゴジラの中にあるゴジラの骨をゴジラに返してあげてと訴えるのだった・・・。 ただいま、「ゴジラ FINAL WARS」が好評公開中ですが、私は、1年遅れのこれを見ました(^^;。 またまたメカゴジラです。前作同様、手塚昌明監督が引き続き監督しています。メカゴジラは、どうもその存在そのものが好きになれないので、ちょっとため息が出ますが、これも、行きがかり上見ないわけにはいかないでしょう。 って、そんな義理はないんだけどね・・・(^^)。 今回は、モスラも出ます。 2001年にも、モスラが出現していますが、それは、今回なかったことにして、何十年ぶりかにインファント島からやってきたことになってます。 昔の映像も、ちょっと挿入されるし、当時登場した中條信一を演じた小泉博がそのままの役で出演しているので、かの作品を愛する人には、落涙ものでしょうねぇ。 日本に死んで漂着したカメーバという巨大生物も、きっとかつてのシリーズの敵役として、出てきた怪獣なんでしょう。「もっとましなネーミングはなかったのか」と、隊員が言うシーンには、笑ってしまいました(^^)。 最近はゴジラというと、若手俳優起用ですが、主役の金子君は、まあまあとしても、脇の演技力がない人たちを見ていると、こちらが冷や汗をかいてしまいます。まあ、一生懸命だっていうのは、分かるのですが、もっと何とかならないのでしょうかーーー(^^;。 いつもの通り、ご都合主義の映画で、ゴジラの骨の問題が解決していないのに、モスラが助けにくるし、壊れたメカゴジラをたった一人で、しかも、ちょいちょいで、直しちゃうしと、呆れてしまいますねぇ。だから、つまらない映画を見る時についついしてしまう、絨毯のゴミをとりをしながらの鑑賞となりました(^^;。 やっぱり、これは、大人、もしくは、マニアックでない人の鑑賞は、耐えられないものがありますねぇ。劇場で見ると、少しは、違うのかもしれませんが・・・。 ただ、モスラには、華があり、そして、悲哀を感じさせるいいキャラでした。あまり強そうではないですが・・・。 でも、つまらない、くだらないと言いつつ、今年の「ゴジラ FINAL WARS」も、1年後、きっとまた見てしまうのでしょうね、私。(2004,12,10) |
ゴジラ×メカゴジラ 2002年 日本 特撮・SF |
<監督>手塚昌明 <出演>釈由美子 , 宅麻伸 , 田中美里 , 村田雄浩 <内容>1954年にゴジラが出現してから45年、再びゴジラが現れた。しかし、45年前にゴジラを倒した兵器、オキシジェン・デストロイヤーは、開発した博士と共に消滅していた。苦慮した日本政府は、湯原徳光(宅麻伸)を中心とする科学者チームを結成して、対ゴジラ兵器、機龍「メカゴジラ」の開発に乗り出す。 元々、メカゴジラと聞いただけで、ちょっと抵抗があったのです。何で、メカゴジラ??って感じで・・・。でも、釈由美子が出てるし、今年、続編も公開されてるしで、ひょっとしたら面白いのかと思って、観てみましたが・・・。 ちょっとひど過ぎますねぇ(^^;。 この映画の制作者たちは、ゴジラ映画は、レトロでいいと思っているのかな。何とも特撮がお粗末なのでした。 それにやっぱり、メカゴジラ自体を受け入れられない自分がいて、ゴジラのDNAを使うのはいいとしても、何で、姿形まで、ゴジラにしなくちゃならないのか疑問。もっと戦闘に向いた形が、いくらでもあるだろうに・・・。しかも、歯まで付いてるし・・・(^^;。 ワイヤーでつり下げられて移動する姿は、何とも滑稽すぎました(^^)。まあ、ビジュアル的には、メカなゴジラじゃないとお話にならないんでしょうけど・・・。 それに、メカゴジラ完成と共に、ゴジラが再出現する都合よさにも、唖然です。 でも、続編が出来たんだから、これが受け入れられたんでしょうねぇ。 せめて、女性総理のまま、頑張ってほしかったなぁ。 その上、期待の?釈由美子も、演技が、一本調子。「修羅雪姫」では、それなりによかったのに、彼女には、あの怒ったような仏頂面しかできないんでしょうか。 その他の若手も、見ているのが恥ずかしいぐらいの演技だったりして、見てるのが辛かったです(^^;。(2003,12,17) |
ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃 2001年 日本 特撮・SF |
<監督>金子修介 <出演>新山千春 、 宇崎竜童, 手塚昌明, 南果歩 <内容>グアム島沖で消息を絶った米原子力潜水艦の救助に向かった深海艇は、潜水艦近くにうごめく生物を目撃した。その後、日本でも地震が多発し、しかも、その震源地が移動していることが分かり、ゴジラの出現ではないかとされるのだが、それ以外にも、各地で異常現象が多発するのだった。 久しぶりにゴジラを見た!と思ったら、去年も前のゴジラを見てました(^^;。今回のゴジラは、ちょっと肥満体?!。最初に下の方からゴジラを見上げるようにカメラが移動するのですが、あら、妊娠中かしら?!と、思ったほどです(^^;。顔つきは、それとは反対に白目がち(というか、黒目を探したけど、見つからなかった・・・(^^;)で、怖い顔です。そういえば、公開中、同時上映の「ハム太郎」(だったかな?)を見に来た子供が怖がって泣いたとか言ってましたねぇ。今回のゴジラは、悪役です。それも、極悪ゴジラって感じね。それをやっつけようとするのが、日本の聖獣達!。でも、これらが、意外に弱い。特に、赤い怪獣のバラゴン(だっけ?(^^;)、ゴジラに、さんざんやられて、あどけない赤いお目目を涙でぬらしていましたねぇ(T_T)。そして、一番涙を誘うのは、モスラです。モスラって、日本の怪獣だったっけ??(^^;。モスラは、傷つきながらもゴジラの放射能攻撃??から身を挺してキングギドラを守るのです(T_T)。 ちょっと怪獣が出過ぎかとも思いますが、そのおかげで飽きることなく十分楽しめました。このゴジラシリーズは、監督がその都度変わるので、いろんなゴジラが見られて面白いですね。アメリカに出現した巨大生物を現地ではゴジラだと言っているけれど、日本では認めていないって言うのが面白かったです。そう、アメリカ版ゴジラは、ゴジラじゃないよね〜(^^)。今年の年末のゴジラは、「メカゴジラ」だって?勘弁してーーー(^^;。(2002,11,26) |
ゴジラ2000 ミレニアム 1999年 日本 SF |
<監督>大河原隆夫 <出演>村田雄浩、阿部 寛、西田尚美 、鈴木麻由、佐野史郎, 松重豊 <内容>北海道根室にゴジラが上陸し、次に、東海村の原子力発電所に向かった。また、日本海溝で、発見された岩石は、光を浴びて、自力で、動き出した。そして、ついに、両者が闘い始める。 久しぶりに見た日本のゴジラ、何か、全然つまらなかったです。やたら科学的になって、ゴジラが出てきても、みんなそんなに驚かないし、もう何年もゴジラに付き合ってきて、日本人は、ゴジラ慣れしてしまったかのようでした。今回のゴジラの顔も、ちょっと、好きになれませんでした。この出来では、アメリカ版ゴジラを悪く言えないな。でも、あのゴジラのテーマ曲がかかると、嬉しくなります。もっとかけて欲しい〜〜(^^) |
誤診 1997年 アメリカ ドラマ |
<監督>ジム・エイブラハムズ <出演>メリル・ストリープ、フレッド・ウォード <内容>てんかんの子供の治療を、母親が、医者と対立しながら、なおしてゆく。 てんかんって、未だに、こんなに大変な病気なんだ。(2000.01) |
ゴスフォード・パーク 2001年 アメリカ コメディー・犯罪・ミステリー |
<監督>ロバート・アルトマン <出演>マギー・スミス , クリスティン・スコット=トーマス , トム・ホランダー , ジェレミー・ノーサム , ライアン・フィリップ , スティーヴン・フライ , クライヴ・オーウェン , ヘレン・ミレン , エミリー・ワトソン , マイケル・ガンボン, チャールズ・ダンス , ケリー・マクドナルド , ジェームズ・ウィルビー , アラン・ベイツ , リチャード・E・グラント <内容>1932年11月イギリス。ウィリアム卿のカントリーハウス、ゴスフォード・パークにてパーティーが執り行われ、知人の貴族たちがメイド付きで、次々と訪れる。しかし、優雅なパーティーの裏側には、客にも、その使用人達にも、それぞれの思惑が渦巻いていた。そして、ある晩、ウィリアム卿が何者かに殺されてしまう・・・。 これは想像以上でした。何がって、出演者の数が・・・(^^;。 ゴスフォード・パークに次々と集まってくる客とその従者達。屋敷がごった返しているのと同様に、私の脳みそもごった返してしまいました(^^;。 こういうように、多人数が出演する映画でも、遅くても後半にはいると、人物同士の関係とか、彼らが持つ、その映画における役目とかが分かってくるものですが、この映画は、そんなには一筋縄ではいきませんでした。 かろうじて顔の分かる俳優さんが5人ほどいたので、何とかなりましたが、全然俳優さんを知らない人が観たら、もうお手上げでしょう。 人物関係がよく分からないながらも、結構面白く観ることが出来たのは、垣間見ることの出来たリッチな貴族社会と、その使用人との関係が面白かったからでしょう。 特に冒頭の、冷たい雨の降る中、傘も差さずに女主人の世話を焼くメイドや従者の姿が印象的です。こんな事は当時の階級社会では当然のことなのでしょうけれどねぇ。 屋敷に着いてからは、貴族たちは豪華な食事をしたり、タカ撃ちをしたり、ポーカーをしたりと楽しそうなのですが、それはそれで、お金の問題とか、恋愛模様とか色々あるようでしたねぇ。でも貴族さん達の顔が今ひとつ判別できなかったので、そちらはも一つでした。 そのかわり、使用人たちの様子は、メイドとしての主人の身の回りの世話、そして、使用人同士で交わされる主人の悪口、そんなおしゃべりで仕入れた情報の報告などが描かれていて面白かったです。 はっきり言って、ミステリーの方は、もうひとつだったのですが、そんな人間関係のほうで楽しめました。(2004,04,08) |
ゴダールの決別 1993年 フランス・スイス |
<監督>ジャン・リュック・ゴダール <出演>ジェラール・ド・パルデュー、ロランス・マスリア <内容>ある日突然、夫が、神になった。 仏映画って、暗いか、訳解らないかのどちらか。ハリウッド映画が、映画を娯楽にしたんだと、つくづく思う。(2000.05) |
ゴッド・アンド・モンスター 1998年 アメリカ |
<監督>ビル・コンドン <出演>イアン・マッケラン , ブレンダン・フレイザー , リン・レッドグレーヴ , ロリータ・ダヴィドヴィッチ <内容>イギリスの映画監督、ジェームズ・ホエール(イアン・マッケラン)は、映画界を引退してから悠々自適の毎日を過ごしていた。脳卒中で入院していた彼は、久しぶりに家に戻ると、新しい庭師(ブレンダン・フレイザー)が仕事をしていた。ホエールは、たくましい彼に熱い視線を向けるのだった・・・。 「フランケンシュタイン」、「フランケンシュタインの花嫁」などの作品を世に送り出したジェームズ・ホエール監督の謎の死を題材にした映画です。 私は、知らなかったのですが、この監督は、これらの作品を撮り、ホラー映画の草分け的存在だったらしいです。映画の中にも、これらの映画が映されるのですが、これは、本物のその当時の映画なんでしょうかね? また、実在の人物の映画ですから、その他にも、実在の有名人の名前も出てきます。ただ、私の知ってる人は、二人しかいませんでした。昔の映画に詳しい人が観たら、もっと楽しめるのではないでしょうか(^^)。 映画は、ホエール氏の性癖と、それを忌み嫌う家政婦、そして、筋肉隆々の庭師との関係が主になって進んでゆきます。また、病気の影響でよみがえってくるホエール氏の昔の思い出も、頻繁に挿入されます。この過去の思い出が、意味ありげなのに、なかなか全体像がつかめなくて、途中イライラしてしまいました。まるで蛇の生殺し状態です(^^)。 しかし、それでもなお、目を離せなかった理由は、イアン・マッケランのすばらしい演技です。彼は、最近、「ロード・オブ・ザ・リング」や、「Xーメン」で、よく顔は見るのですが、こんなに彼の演技をじっくり観たのは、初めてでした。自尊心のかたまりのようなホエールを、時にはかわいく、時には混沌と、見事に演じています。家政婦との関係も性別を超えた友情みたいなものを感じさせられてよかったです。 また、ブレンダン・フレイザー!!ギリシア彫刻のような見事な身体!!(ちょっと太めだけど)すばらしい〜〜(^^)。 映画のことを色々調べていたら、ホエール氏は、61歳で、亡くなっていました。イアン・マッケランの演技から、もう70〜80歳のおじいさんかと思っていたのに、意外に若いのでびっくり。でも、この映画の撮影中のイアン・マッケランの年齢も、実は、60歳前。彼って、老け顔なんですね〜〜。なんとハリソン・フォードと3歳しか違わないんです!!(^^;。(2003,06,11) |
ゴッドファーザー 1972年 アメリカ ドラマ |
<監督>フランシス・フォード・コッポラ <出演>マーロン・ブランド、アル・パチー、ジェームズ・カーン、ダイアン・キートン 、ロバート・デュヴァル, タリア・シャイア <内容>コルレオーネを中心とした、ニューヨークギャングの戦い。 ギャング映画の最高峰!配役もすばらしい。(2000.01) |
ゴッドファーザーPARTU 1974年 アメリカ ドラマ |
<監督>フランシス・フォード・コッポラ <出演>アル・パチーノ、ロバート・デニーロ、ロバート・デュヴァル、ダイアン・キートン , ハリー・ディーン・スタントン , タリア・シャイア <内容>ゴットファーザーの少年時代から、父のあとを継ぎドンとなったマイケルの苦悩と復讐 (2000.01) |
コットンクラブ 1984年 アメリカ ドラマ |
<監督>フランシス・フォード・コッポラ <出演>リチャード・ギア、ダイアン・レイン、ニコラス・ケイジ, マリオ・ヴァン・ピーブルズ, ジェニファー・グレイ <内容>20年代の禁酒法時代を背景に、ギャングの抗争と、コットンクラブを中心に繰り広げられるショービジネスの世界を描いた作品。 ギャングの話とは、思わなかった(^^;。ギャングと、芸人たち、話が、ちょっと、盛りだくさんすぎたのかも。また、それらをつなぐ働きをするはずの、リチャード・ギアが、魅力に欠けてて、残念。ネタばれ感想が、映画掲示板過去ログにあります(^^)。この映画へのコメントをいただきました。(2000.11) |
子猫をお願い 2001年 韓国 青春 |
<監督>チョン・ジェウン <出演>ぺ・ドゥナ , イ・ヨウォン <内容>商業高校を卒業して1年たった仲良し5人組。それぞれの道を歩み始めた彼女たちは、仲の良かった学生の頃と違って、心のすれ違いを感じるようになる。そんな仲間を気遣うテヒ(ぺ・ドゥナ)は、みんなの連絡係を買って出るのだが・・・。 20歳前後の韓国の若い女の子たちが、等身大で描かれています。 携帯電話とか、女の子同士のじゃれ合いとか、日本とほとんど変わらない姿ですねぇ。 ただ、淡々としすぎて盛り上がりに欠け、つまらないと感じる人も多いかも知れません。 私は、題名になっているネコの出番が少なかったので、ちょっとがっかりでしたが、お隣の国、韓国の、若い女の子の本当の姿を、かいま見れたような気がして面白かったです。 へジュの会社での話は、日本の会社と同じでしたね〜。 新入社員へのまわりの対応は、日本でも、こんなものです。 ちやほやされるのは、1年間だけなのよね〜(^^)。 しかし、社会情勢は、ずいぶんと違いを感じました。 この5人の中で、まともに働いているのは、証券会社に勤めるへジュだけ。 韓国の女性は、学校を出ても、働かない(働けない?)人が多いのでしょうか。 結婚したら、専業主婦になるのかな。 そして、ジヨンの家のすごさと言ったら!(^^; あの家は、ちょっと住めませんよね。倒壊しても当たり前という気がします。こんな所に住むしかない人々がいるということは、貧富の差が相当あると言うことでしょうか。 だからこそ、へジュは、あんなにお金に固執して、友達を切り捨ててしまうのかなと思ったりしました。(2004,08,10) |
この胸のときめき 2000年 アメリカ ロマンス・コメディー |
<監督>ボニー・ハント <出演>デビッド・ドゥカブニー、 ミニー・ドライヴァー, ボニー・ハント , ジェームズ・ベルーシ <内容>グレース(ミニー・ドライヴァー)は、心臓病で、心臓移植しか生きる道がなく、ドナーを待ち続けていた。そして、ドナーが見つかり、手術が成功して一年後、すっかり元気になった彼女は、祖父の経営するレストランで、理想の男性ボブ(デビット・ドゥカブニー)に巡り会う。ボブは、一年前に、愛妻を交通事故で失ってなかなか立ち直れずにいたのだが、彼もまた、グレースに一目惚れをする。 「X−ファイル」のデビット・ドゥカブニーということで、そのイメージが邪魔するかと思ったけれど、意外に、すんなり物語の中に入れました。ミニー・ドライバーも、見れば見るほど美人じゃないのに(^^;、泣かされます。イタリア系アメリカ人の、おじいちゃんや、その友達などの周辺の暖かさにも、心惹かれました。大手術をしたグレースの再出発をみんなで優しく見守っている感じがよかったです。(2002.03) |
この森で天使はバスを降りた 1996年 アメリカ ドラマ |
<監督>リー・デヴィッド・ズロトフ <出演>アリソン・エリオット,エレン・バースティン, マーシャ・ゲイ・ハーデン , ウィル・パットン <内容>殺人で、5年の刑期を終えた彼女が、新しい生活を始めるが・・・。自然と、町の人たちとの交流。 癒されます。でも、もう一回見ないと、この作品の良さが、わからないのかも。何で、こんなに評判がいいの?っていう感じでしたから。(1999.10) |
コヨーテ・アグリー 2000年 アメリカ |
<監督>デヴィッド・マクナリー <出演>パイパー・ペラーボ , マリア・ベロ , アダム・ガルシア , ジョン・グッドマン , ブリジット・モイナハン <内容>ニュージャージーに住むヴァイオレット(パイパー・ペラーボ)の夢は、ソングライターになること。その夢を実現させるため、彼女は、ニューヨークで、自分の曲の売り込みをするが、そんなにうまく事は運ばない。なけなしの金も盗まれてしまった彼女は、ひときわ目立つ女達3人の話を漏れ聞くうちに「コヨーテ・アグリー」という名のバーの存在を知る・・・。 音楽とダンスのパフォーマンスで、期待していた映画です。 ダンスは迫力あって、スタイル抜群の彼女たちが、狭いカウンター上で踊りまくるのは新鮮で、見とれました。 でも、彼女たちを最初にヴァイオレットが見たときに、「娼婦?」と思ったように、私にも、そうとしか思えませんでした。確かにセックスを売っているわけではないけれど、媚びを売って日に300ドルも稼ぐ彼女たち。それは、舞台でダンスを踊るのとは、ちょっと違います。 しかも、ソングライター希望のダンスも出来ないヴァイオレットが、その度胸と意外なパフォーマンスを見せたとしても、あの彼女たちの中に受け入れられるとは、ちょっと思えませんねぇ。 それに、コヨーテ・アグリー自体がこのストーリーの刺身のつま程度の意味しかないのも、がっかりでした。彼女にとって、ここは、ちょっとした金儲けの場所でしかなく、確かに田舎から出てきた親は、この姿を見て、愕然とするでしょう。主人公が、彼との約束をすっぽかすのも許せなかったです。約束は、ちゃんと守ろうよ・・・。 主人公の設定を、ミュージカル女優志望とかにした方が、よかったような気もします。 とはいえ、このバーは、実在するそうで、行ってみたいなぁと、鏡の前で、コヨーテ・アグリーもどきのダンスをしながら思う私でありました(^^)。(2003,05,01) |
コラテラル 2004年 アメリカ アクション・スリラー・犯罪 |
<監督>マイケル・マン <出演>トム・クルーズ , ジェイミー・フォックス , ジェイダ・ピンケット=スミス , ジェイソン・ステイサム , ハビエル・バルデム , イルマ・P・ホール , マーク・ラファロ <内容>タクシー運転手のマックス(ジェイミー・フォックス)は、いつものようにいろいろな客を乗せながら、夜のロサンゼルスを走っていた。そして、ヴィンセント(トム・クルーズ)と名乗る男を乗せたのが、彼の不運の始まりだった・・・。 トム・クルーズの映画と言うよりも、主演、ジェイミー・フォックス、悪脇役、トム・クルーズという感じでしたねぇ。もし、アカデミー賞にでもノミネートされた時は、どっちが主演賞になるのかなぁと余計なことを考えてしまいました。 ジェイミー・フォックスの出演作は、今までにも見たことはあるのに、あまり印象にありませんでしたが、彼、なかなかいいですね〜。彼主演のタクシー運転手アクション映画?!シリーズを作っても楽しめそうな気がします。ただ今、彼主演のレイ・チャールズの伝記映画「レイ」もアメリカで大ヒット中。彼の演技力なら、それもうなずけますねぇ。 映画は、前半、ロスの町を走り回るとはいえ、主なる場所が、タクシーという密室に固定されるせいか、ちょっと眠気が差しましたが、後半は、面白くて、ドキドキしました。 冷酷で、依頼された仕事をきっちりとこなすヴィンセント。それに対して、平凡だけれども、夢を持つタクシードライバー。この立場の違う二人がロスの夜を一台のタクシーに乗って疾走する。この二人のギャップが面白かったです。 ただ、見ていて、とても不自然に感じることも多かったです。 たとえば、何故、素人のタクシーをヴィンセントはアシに使ったのか。たとえば、逃げようと思えば逃げる瞬間もあったのに、何故、マックスは、逃げ出さなかったのか。たとえば、何故警察は、犠牲者の関連が分かった時点で、その関係者全員の身柄の保護をしなかったのか。 それらに、少々引っかかりながらも、意外な話の流れに、引き込まれてゆきました。 トムは、マックスによって、さんざんな目に遭いつつも、ラスト近くには、まるでターミネーターのようになってしまって、動きまでぎくしゃく・・・(^^;。まあ、それも面白かったですけど(^^)。 それでも、見終わって、ああ、面白かった〜といえる映画でした。(2004,11,27) |
コラテラル・ダメージ 2001年 アメリカ アクション・サスペンス |
<監督>アンドリュー・デイヴィス <出演>アーノルド・シュワルツェネッガー , ジョン・レグイザモ , ジョン・タートゥーロ , レイモンド・クルツ <内容>ロサンゼルスの消防士ゴーディー(アーノルド・シュワルツェネッガー)は、妻子とカフェで待ち合わせをしていた。ちょっと遅れて到着したゴーディーは、目の前でビル爆破テロに妻子が巻き込まれる現場を目撃する。しかし、政府にはテロリストを捕まえようとする気配がない。彼の妻子はコラテラル・ダメージ(目的の為の犠牲)として、処理されようとしていた。そこで彼は、自ら犯人を捜し出そうとするのだが・・・。 あの9.11のアメリカ同時多発テロの影響でこの映画は公開延期になったそうです。 公開後発売されたDVDには、公開されなかったシーンがオマケで付いていたそうで、そのシーンこそ、この映画の本質だったのかもしれません。 コラテラル・ダメージ=目的のための犠牲。映画では、ゴーディーの家族だけに当てはまるこの言葉ですが、実は、カットされたシーンでは、テロリストの村への攻撃でも同じ事が行われていたのでした。そうすると、この映画は、実は、ただのアクション映画ではなく、社会性の強い映画だったわけですね。 また、その後、映画と同じような事が、正義の名を借りて実際にも行われるようになるとは皮肉です。 映画そのものではなく、映画の裏舞台で、深く考えさせられた映画です。 さて、そんなこととは知らずに観ていた映画ですが、ラスト近くになって、緊迫感と、驚きが待っていました。ほんと、びっくり。その点、すごくよく出来た映画だと思います。 シュワちゃんも、最初に、家族を殺された時の悲しみに沈む顔が、凄く老けて見えたのでびっくりしました。これは、演技力か、本当に老けたのか?! また、逆に、ラストのシュワちゃんは、このままターミネーターになってしまうんではないか、片目が赤く光るんではないかと思わされました(^^)。 というわけで、色々な意味で、面白かった映画です。(2003,12,28) |
コレクター 1997年 アメリカ サスペンス |
<監督>ゲイリー・フレダー <出演>モーガン・フリーマン、アシュレイ・ジャッド, トニー・ゴールドウィン <内容>アメリカ南部で、複数の女性が、誘拐され、そのうちの何人かは、無惨な死体で、発見された。犯罪心理学者でもあるワシントン市警のクロスは、自分の姪も、その誘拐事件に巻き込まれたため、現地に飛び、事件を捜査することにする。 最近、この手の猟奇殺人事件物ばかり見ているような気がする・・・(^^;。この映画は、なんと言っても、はまり役のモーガン・フリーマンと、アシュレイ・ジャットの熱演が、見物でしょう。モーガン・フリーマンは、こういう、警官役が、ぴったりです。だから、たまに、悪役をやっても、ちっとも悪そうに見えないのが、困った物ですが・・・。ヒロインのアシュレイ・ジャットは、真迫の演技で、なかなかです。それにしても、この人の、顔は、どうしてこんなに、イメージが、変わるのでしょうか・・・? (2001.03) |
コレリ大尉のマンドリン 2001年 アメリカ ロマンス・戦争 |
<監督>ジョン・マッデン <出演>ニコラス・ケイジ、ペネロペ・クルス, デヴィッド・モリッシー <内容>第二次世界大戦下のギリシア・ケファロニア島。島の娘ペラギアのフィアンセは、国を守るために戦場へと出かけたまま、戻ってこない。そして、島は、イタリアと、ドイツ軍によって、占領されてしまう。はじめは、イタリア兵に敵意を持って接していたペラギアも、明るいイタリア軍のコレリ大尉に、ひかれるようになる。 ただのラブロマンス物だと思って見に行きましたが、そうではなかったのですね。前半は、進駐してきた軍隊との軋轢、そして、次第にひかれあう二人。ギリシャの美しい風景、マンドリンの心に染みわたる音色です。そして後半、イタリアが連合軍に降伏してからのストーリーは、辛かったです。こういう歴史的事実があったということを初めて知りました。そしてあのラスト(T_T)。なかなか美しく、そして良くできた映画でした。ただ、ベネロペ・クルスの魅力が、私には、分からなかったです。それから、彼女のフィアンセ役が、あのクリスチャン・ベールだったので、びっくり。いかにも、イギリス紳士って感じの彼なのに、島の漁師、そして、兵士役に、ぴったりはまっていました。(2001.10) |
殺したいほど愛されて 1984年 アメリカ コメディー・ロマンス |
<監督>ハワード・ジーフ <出演>ダドリー・ムーア , ナスターシャ・キンスキー , アルバート・ブルックス <内容>世界的に有名な指揮者、クロード・イーストマン(ダドリー・ムーア)は、若く、美しい女優、ダニエラ(ナスターシャ・キンスキー)を妻にする。多忙だが、幸せな生活を送る彼なのだが、本心は、ダニエラのことが心配でたまらない。ひょんな事から、彼の留守中に男が出入りしたことを知ったクロードは、彼女を愛するあまり、嫉妬に狂い、彼女を殺そうと計画するが・・・。 「殺人幻想曲」という映画のリメイクなのですが、ダドリー・ムーアのための映画と言ってもおかしくないほど、彼にぴったりの映画でした。 と言うのも、彼は、幼い頃から音楽の才能に恵まれ、ピアノ、バイオリン、作曲、指揮者の道を歩んできた人だったということなのです。 だから、劇中で、行われる、ピアノ、バイオリン、指揮は、全てプロの腕前のものなのでした。映画を見ていた時は、そんなこと知らずに見ていたのですが、本当に演奏しているとしたらすごいなぁと、思いつつ見ていたのでした。とても吹き替えには見えなかったですからねぇ。指揮にしても、堂に入っていましたし、おそれいりました。 その上、コメディーまでこなしてしまうのですから、本当に、すごい人です、ダドリー・ムーア。 映画の方も、面白かったです。あれよあれよという間に、すごいことになってしまうので、びっくりしましたが、ちゃんとオチが付いていて、安心して見ていられます。 妻役のナスターシャ・キンスキーも、本当に美しくて、惚れ惚れしてしまいました。 気楽に楽しめるコメディーです。軽く笑いたい方に、おすすめの映画です。(2005,02,02) |
コン・エアー 1997年 アメリカ アクション |
<監督>サイモン・ウェスト <出演>ニコラス・ケイジ、ジョン・マルコヴィッチ、ジョン・キューザック, ダニー・トレホ , ヴィング・レイムス <内容>凶悪犯を輸送途中の飛行機が、ハイジャックされた。その中には、出所する予定のキャメロン(ニコラス・ケイジ)も、搭乗していた。 「ザ・ロック」プラス「ダイハード」っていう感じ。迫力満点で、面白かった。思いがけず、マルちゃん(ジョン・マルコビッチ(^^))も出てて、嬉しかった。しかも、適役!!(1999.04) |
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コンゴ 1995年 アメリカ SF・アドベンチャー |
<監督>フランク・マーシャル <原作>マイケル・クライトン <出演>ローラ・リニー , ディラン・ウォルシュ , ティム・カリー , ブルース・キャンベル , ジョン・ホークス <内容>アフリカ・コンゴでダイヤモンドの鉱脈を調べていたトラビコム社の探検隊が、何者かに襲われて消息を絶った。原因を突き止めるために、同社のカレン(ローラ・リニー)が現地に向かう。一方、ゴリラ、エイミーと手話で意思疎通を可能にした動物学者ピーター(ディラン・ウォルシュ)達は、エイミーを生まれ故郷のコンゴに連れて行こうとしていた。 なんかねぇ、話がバラバラなのですねぇ。 目的の違う3つのグループが一つの場所を目指す。という感じなのですが、それがしっくりきません。 一番不自然なのがエイミーを連れた動物学者。 せっかく手話が出来るようになったエイミーを何でアフリカに連れて行っちゃうの??ゴリラとの通訳をさせる??(^^;。手話の機械をつけたエイミーが現地のゴリラに「ハロー!」と言ったってねぇ(^^;。 しかも、そんなどうでもいいような用事を、政局の不安定なあんな時期にわざわざ行かなくてもと思うし・・・。 でも、この映画の一番の目玉はたぶん、意思疎通の出来るエイミーの存在なのでしょうから、そこら辺はいじれず、辛いところですねぇ。 そんなことをばっさりと無視して、ただ単に楽しむだけなら、エイミーは可愛いし、ちょっとしたスペクタクル?もあるしで、楽しもうと思ったら楽しめます。あのエイミーは、着ぐるみなのかなぁ、それにしては良くできてます。(2004,02,19) |
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コンセント 2001年 エロティック |
<監督>中原俊 <出演>市川実和子 , 村上淳 , つみきみほ <内容>金融雑誌のライターをしている朝倉ユキ(市川実和子)は、父親(夏八木勲)からの電話で兄(木下ほうか)の死を知らされる。兄は、数年前からの引きこもりで、最近は、行方不明になっていたのだった。それ以来、ユキは、兄の幻覚と、死の幻臭に悩まされ始める・・・。 原作は、田口ランディさんです。一時、彼女のネットの連載をよく読んでました(^^)。この原作は未読ですが、これは、彼女の兄の死に触発されて書かれた物語なのかもしれませんね。 ジャンルが、エロティックになっているので、結構セックスシーンが多かったです(^^;。私はどうも、日本人のこの手のベッドシーンが、非常に苦手で、とても、痛々しい気がしてしょうがありませんでした。西洋人のベッドシーンは、それなりに平気なんですけど・・・。日本の女性が、痩せすぎているからかしら?? 映画自体は、エロティックシーン付きの、ホラー映画という感じもあって、結構ゾッとさせらる怖いシーンも多かったです。 特殊な能力を持つ人間との繋がりをコンセントで表現するというのは、結構いけてますね。ラスト近くには、なんだかホッとしたような、癒されたような、そんな安らかな気持ちになれました。 主演は、一種独特の容貌を持つ市川美和子。今まで彼女の良さが分からなかったのですが、この顔つきが何とも、不思議で、見飽きることがなかったです。すごく不細工にも、すごく可愛くも見れるというのは、彼女の最大の武器でしょうね〜(^^)。 ただ、映画が始まって最初のセリフが下手だったので、ちょっと愕然としました(^^;。やっぱり、第一声は、大事ですよね。見ているうちに、あの顔つきに見とれてしまって、カバー出来ましたが・・・(^^;。(2004,12,27) |
コンフィデンス 2003年 アメリカ 犯罪・スリラー |
<監督>ジェームズ・フォーリー <キャスト>エドワード・バーンズ , レイチェル・ワイズ , アンディ・ガルシア , ダスティン・ホフマン , ロバート・フォスター , ポール・ジアマッティ <ストーリー>詐欺師ジェイク(エドワード・バーンズ)は、裏道で銃を突きつけられ、今まさに射殺されそうな状況で、これまでの出来事をしゃべり始めた。事の発端は、ジェイクの仲間4人が、ライオネルという男を罠に掛けて、大金をだまし取ったことから始まった。しかし、ジェイクの誤算は、ライオネルが、ある大物ギャングの会計士だったことだった・・・。 えっ?えっ?!という感じで、話が進んでゆきます。だましだまされ、ハラハラドキドキ。 大きなカタルシスはないけれど、な〜るほどねと、最後にクスリと笑えて納得できる、そうした、小じゃれた映画でした。 あんまりラストを気にせずに、映画の流れのままに見てゆくと、心地よく騙されて、面白かったです。 エドワード・バーンズが、いつもと印象の違う短髪で、かっこよかったのが印象的。こんな役もやるんですね〜、彼。 レイチェル・ワイズは、またまた、謎めいた女の役です。彼女のキャラは、こういう役がよく似合ってます。 他にも、結構豪華な顔ぶれで楽しませてくれました。 おうちでゆっくりブランデーでも片手に持って、大人の時間を楽しみましょう。 ちなみにコンフィデンスとはconfidenceで、信用とか、信頼という意味です。(2005,07,05) |
コンフェッション 2002年 アメリカ サスペンス・コメディー |
<監督>ジョージ・クルーニー <出演>サム・ロックウェル , ドリュー・バリモア , ジョージ・クルーニー , ジュリア・ロバーツ , ブラッド・ピット , マット・デイモン , マギー・ギレンホール , マイケル・セラ , ルトガー・ハウアー , リチャード・カインド <内容>1960年代、アメリカ。テレビ業界で名を挙げようと野心を持つチャック・バリスは、色々な企画を局に持ち込むのだが、なかなか認められない。くさるチャックが、ある晩、いつものようにバーで飲んでいると、見知らぬ男に声をかけられる。男は彼に、CIAの工作員にならないかと持ちかけるのだった・・・。 チャック・バリスの存在そのものを知らない人には、不親切な映画です。 TV人としての彼が有名であるからこそ、実は、裏の顔としてCIAの工作員だった、というのが生きてくるのに、表の顔の彼を、知らない人はいないだろう風に省略されている気がします。(知らない私は、置いてけぼりよ。。。) また、裏の顔CIAの工作員としての仕事も、何か中途半端な描写。33人も暗殺したって?!これは、この告白の真偽が、はっきりしないからなのかもしれません。 ストーリーは、ドキュメンタリー風に、淡々と進んでゆきます。 ラスト近くは、安っぽい?サスペンス風になりました(^^)。 で、結局、このチャック・バリスは今は、どうしてるんでしょうか。本が売れて、映画の版権による収入も入って、リッチな生活を送ってるのかなぁ。それって、ちょっと複雑ですねぇ。 主演のサム・ロックウェルは、なかなかの演技派のようです。コメディー風の演技も、追いつめられたときの表情も、すばらしい。 そして、ドリュー・バリモアも、素敵な演技をしています。 ゲスト出演者に、ジュリア・ロバーツ(ノーギャラらしい!)、ブラッド・ピット、マット・デイモン・・・これって、「オーシャンズ11」繋がりなんでしょうね、きっと(^^)。(2003,08,21) |