キングダム・オブ・ヘブン |
2005年 アメリカ アクション・歴史・戦争
<監督>リドリー・スコット
<キャスト>オーランド・ブルーム , エヴァ・グリーン , リーアム・ニーソン , ジェレミー・アイアンズ , エドワード・ノートン , デヴィッド・シューリス , ブレンダン・グリーソン , イアン・グレン , マイケル・シーン , マートン・ソーカス , ジョン・フィンチ, ニコライ・コスター=ワルドー
<ストーリー>
12世紀のフランス。鍛冶屋の青年バリアン(オーランド・ブルーム )は、ある日、騎士ゴッドフリー(リーアム・ニーソン)に、自分が実の父親であると告白される。もし、その気があるなら、自分と共にエルサレムに行こうと誘われ、父の後を追ったバリアンは、父の死後、領地を継承し、人々に慕われるが・・・。
<感想>
「ロード・オブ・ザ・リング」→「パイレーツ・オブ・カリビアン」で、一躍人気者になったオーランド・ブルームのアイドル映画かとバカにしていましたが、すごい迫力で、圧倒されました。特に戦闘シーンの激しさには、驚かされました。さすが、リドリー・スコット監督です!他のキャストもめちゃめちゃ豪華で驚きました!
映画は、エルサレムにおける争いの歴史の中に、奇跡的に訪れた、キリスト教徒と回教徒との力の均衡による一時の平和な時代。そして、その平和=キングダム・オブ・ヘブンを花開かせようと尽力した英雄、バリアンを描いています。
バリアンは、歴史上の人物ではないらしいですが、彼によって、多くの民衆が命を落とすことなく、救われたという話になっています。
主演のオーランド・ブルームは、さほど期待していなかった割には、好演していて、優しく、正義感のある青年を凛々しく演じていて、見直しました〜〜(^^)。ただ、この役柄、あまりにも出来過ぎで、一介の鍛冶職人だった彼が、教えを受けたわけでもないのに、帝王学に闌けていたり、すばらしい戦略家だったりすることが、あまりにもわざとらしいのが気になりました。
他にも、どうして、ゴッドフリーに彼が息子だと分かったのかとか、王が亡くなった後の跡目相続のあたりの話も、腑に落ちないところがありました。
そんな疑問点も、あるにはあるのですが、何しろ、戦闘シーンの迫力がすごかったので、まあいいでしょう。中でも、夜の投石機のシーンは、迫力もあるし、美しいしで、見とれてしまいました。
残念なのは、このところの歴史物映画ブームで、この手のシーンが見慣れてしまっていることです。違う時期に見せられたら、もっと感動したと思います。
ラストもねぇ、どうしてあれで、英雄になるのか、気になるところもあるんですけど、まあ、いいか・・・(^^)。(2006,07,17)
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