黒く濁る村 |
2010年 韓国 (苔)
ミステリー・サスペンス
<監督>カン・ウソク
<キャスト>パク・ヘイル, チョン・ジェヨン, ユソン , ユ・ヘジン , キム・サンホ, ホ・ジュノ, ユ・ジュンサン
<ストーリー>
20年間音信不通だった父親の訃報を受けて、息子のヘグク(パク・ヘイル)は、山奥の村にやってきた。しかし、彼を迎えた村民の態度に不審を抱いたヘグクは、父の死因を調べ始めるのだが・・・。
<感想>
この題名ですからね、すっかりホラーだと思って見始めました。
暗くて、どろどろしているところは、なるほどホラーっぽかったですが、実は、ホラーではなく、ある村にまつわるミステリー・サスペンスなのでした。
原作は、韓国で、ウェブ連載された人気漫画だそうで、韓国でも、コミック人気は、すごいようですね〜。
30年前に、二人の男が作った村を中心としたドロドロの物語です。
その二人とは、神がかり的な存在のユ氏と、暴力的で高圧的な刑事、チョン・ヨンドク。
ユ氏が亡くなって、その息子が村にやってくると、村の暗部が表面化して・・・と言う話です。
160分の大作ですが、謎だらけの作品でした。
原作のコミックが長くて、全てを描き切れていないのか、
それとも、元々、こんな謎だらけの話だったのか??その辺り、謎ですねぇ。
ユ氏の息子と、検事の間に何があったのか。
祈祷院では、何があったのか。
あんなに超然としていたユ氏が、どうして急に、あのような行動を取ったのか。
あの抜け道は、何に使われたのか。
彼女はどこまで関わっていたのか等々。
すっきりしないこと、おびただしいわけなのです。
ラストもねぇ、それぞれの言い分の言いっぱなしで、何が真実なのかが、結局分からなかったし・・・。
と、色々、不平不満も多いのですが、それでも、160分間、キャストの怪演と、村の雰囲気のおどろおどろしさが相まって、あまり時間を感じずに見ることができました。
韓国の田舎の?風習なんかも、興味深かったです。
ところで、チョン・ヨンドク役のチョン・ジェヨンって、「彼とわたしの漂流日記」の”彼”なんですよね?!
あまりにも雰囲気が違いすぎて、びっくり!(2012,02,13)
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