殺人鬼から逃げる夜　　　　　　 ２０２１年　韓国　（MIDNIGHT） サスペンス・犯罪　　　 ＜監督＞クォン・オスン ＜キャスト＞チン・ギジュ, ウィ・ハジュン ＜ストーリー＞ 聴覚障害者のギョンミ（チン・ギジュ）は、会社からの帰宅途中に殺人現場を目撃したため、犯人（ウィ・ハジュン）に付け狙われてしまうのだが、そのことを警察に上手く伝えられず、窮地に陥る・・・。 ＜感想＞ 聴覚障害者の女性が殺人鬼に付け狙われるというサスペンスです。 視覚障害の女性が殺人事件を目撃する「見えない目撃者」（２０１５年中国。韓国版は未見）も面白かったですが、この作品も、ハラハラドキドキ、手に汗握る緊張感がありました。 聴覚障害者だと、犯人の顔は分かるのに、それを伝えられないもどかしさ、そして、犯人に対して圧倒的に不利な所が恐ろしかったです。 例えば、視覚障害の場合なら、夜なら「暗くなるまで待って」のように、電気を消してしまえば有利になるのに、聞こえない場合は、何も有利な点が無い・・・(T_T)。 あえて言うなら、遠くにいても手話で無言での意思疎通が出来る所が数少ない利点でしょうか。 それが今回は、あまり有利になっていませんでした。 そして、いつもながら韓国の警察のふがいないこと。 今回は、特に、警察を頼ろうとする気配もないところが情けないです。 ラストのヒロインの命がけの思いもかけない行動には、犯人ならずともびっくりしました。 主演は、チン・ギジュ。フジテレビの井上清華アナウンサー似で可愛いし、演技も上手くてとてもよかったです。