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サンクタム          |  
  
2010年 アメリカ (SANCTUM) 
アクション・アドベンチャー    
  
<監督>アリスター・グリアソン 
<キャスト>リチャード・ロクスバーグ,  リース・ウェイクフィールド,  ヨアン・グリフィズ
  
<ストーリー> 
パプアニューギニアのジャングルにある巨大な洞窟の調査が始まっていた。ベテラン冒険家フランク(リチャード・ロクスバーグ)をリーダーとする探検隊は、地底奥深く潜ってゆくが、サイクロンによる大雨で、洞窟内が水中に沈んでしまう・・・。
  
<感想> 
脚本と製作を兼ねている水中探検家のアンドリュー・ワイトの、実体験に基づく作品だそうです。 
劇場では、3Dで、上映されたんですよね。これは、迫力のある3D映像だっただろうな。 
私は、家で見ましたが、初めてブルーレイで、鑑賞。やっぱり、綺麗だったわ〜(^^)。
  
実話に基づくということで、映画は、ドラマよりもドキュメンタリー映画に近いように感じました。 
でも、もちろん、究極の状況の中での人間ドラマもちゃんと描かれています。 
しかし、冒頭からしばらくは、人間関係のごちゃごちゃが続いて、ちょっと退屈してしまいました。
  
中盤から後半は、大自然の中での、人間の存在の小ささを感じさせる、非情な運命が、度重なって、迫力のある映像と共に、緊迫感のある展開となっています。 
実際に、洞窟探検を体験している人の脚本ならではの、エピソードや、困難さを描いたストーリー展開でした。 
洞窟の中だからこその、水の流れによる、偶発的な出来事などは、普通の状況では、なかなか思いつきそうもありません。
  
ホラー好きの私は、ここら辺で、ホラー映画なら、地底人とか出てくるな〜と思ったりしましたが、 
当然そんな事はなく、ちょっとばかり残念で、物足りないような気もしましたが、ジャンルが違うんだからしょうがないですね(^^)。 
その代わり、極限の判断を、しかも瞬時に迫られる様なストーリーに、緊張感が高まりました。
  
それにしても、洞窟探検なんて、息が詰まりそうなことを、する人の気持ちが、知れません。 
もし、何かあっても、救助が来ることもなく、死んでからも、遺体が発見されることもないなんて、辛すぎる。 
それでも、誰も見たことのない景色を、初めて目にすることの喜びは、そんな危険を冒しても、代え難い喜びということなのでしょうかね。
  
実体験が元ということで、ラストもある程度は、想像できましたが、驚きの実話「オープン・ウォーター」という前例もあるので、最後までドキドキと見てました。 
(2012,08,09)
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