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色即ぜねれいしょん      


2008年 日本
青春   

<監督>田口トモロヲ
<キャスト>渡辺大知 , 峯田和伸 , 山本浩司 , 大杉漣 , 宮藤官九郎 , 木村祐一 , 塩見三省 , リリー・フランキー , 安藤サクラ

<ストーリー>
1974年、京都。仏教系男子校に通う高校一年生の乾純(渡辺大知)は、何事にも中途半端で平凡な自分をもてあまし気味だった。そんなある夏休みの数日間、友達に誘われて、隠岐の島のユースホステルに、ある期待を持ちながら行くことになる・・・。

<感想>
学生運動が終わり、ヤンキーが幅をきかせていた時代。
離島のユースホステル(!)に行けば、そこは、フリーセックスのパラダイス!!(^^)。

すごく時代の流れを感じさせる設定で、思わず笑ってしまいます。
それもそのはず、これは、人気イラストレーター、みうらじゅんの自伝的小説を、田口トモロヲ監督が映画化した青春映画なのでした。

まず、驚くのが、男子校で、リーゼントの男の子たちが、「ホーネン!ホーネン!」と大合唱するシーン。
いったい何?!
と思ったら、仏教高校ということで、「法然、法然!」と、叫んでいるのでした。
あ、そうなんだ〜〜(^^)。

それ以前に、何よりも、私は、女子校だったので、男子ばっかりというのが、とっても異様で、圧倒されました(^^)。
ということで、まず、つかみは、大成功(^^)。

そして、とってもいいのが、主役の乾順と、その友達のキャラクター。
高校生の男子って、身近にいなかったので、よく分からないのですが、
こんな感じなんでしょうかねぇ。
それとも、この時代だからなんでしょうかねぇ。

文科系男子として、たまに、ヤンキーに絡まれつつも、
女子とのロマンスに妄想をたくましくしつつ、
フリーセックスに過剰な期待をする彼ら。
面白いねぇ、男の子って!!(^^)

離島のユースホステルで、フリーセックス出来たかどうかは、見てのお楽しみとして、

その後の文化祭でのライブは、なかなか吹っ切れていてよかったです。
このあたりは、「リンダリンダリンダ」の文化祭の盛り上がりを思い出しました。

キャストは、なかなか個性豊かで、どの配役もぴったりはまっています。
特に、主演の渡辺大知クンは、演技は初めてだそうですが、感性豊かに演じていて、抜群の存在感でした。(2010,10,01)



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