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地上5センチの恋心 |
2006年 フランス・ベルギー コメディー
<監督>エリック・=エマニュエル・シュミット
<キャスト>カトリーヌ・フロ , アルベール・デュポンテル
<ストーリー>
未亡人のオデット(カトリーヌ・フロ)は、二人の子供を育てながら、デパートの化粧品売り場で働いていた。そんな彼女の楽しみは、バルタザール・バルザン(アルベール・デュポンテル)のロマンス小説を読むこと。ある日、バルタザールのサイン会に行くことになった彼女は、おしゃれをして、会場に行くが、緊張のあまり、自分の名前さえ言えなかった。ひどく落ち込む彼女だったが、持ち前の明るさで、すぐに元気を取り戻し・・・。
<感想>
おばさんのロマンス映画なんて、つまらないかな〜と思い、あまり気乗りはしなかったのですが、見てみると、とっても面白くて、明るい気分になる映画で、見て正解でした(^^)。
なんといっても、主人公オデットを演じるカトリーヌ・フロが、すばらしい(^^)。日本でも、そこら辺にいそうな化粧品売り場のおばちゃんなのですが、とってもポジティブで、明るくて、空想好き。
楽しいことを空想しては、文字通り舞い上がってしまって、空まで上っていきそうになってしまいます。
昼間は仕事をしている上、夜も内職し、息子はゲイだし、娘は生意気盛り、その上、夫とは死に別れてしまった彼女。それでも、こんなに明るい気持で、生き生きと生活しているところは、ぜひとも見習いたいですね〜〜。彼女のこの明るさのおかげで、周りのみんなも、どれだけ助けられていることか。そんなこと、普段は、気付きもしないものなのですが・・・。
そんな彼女の元に、強いストレスを抱えて心身ともに疲れ果てた、彼女のあこがれの作家バルタザールが転がり込んできます。さて、どうなる事やら・・・(^^)。
幸せに慣れていないと、幸せになることにちょっと臆病になってしまうかもしれません。でも、自分自身の幸せに、きちんと着地できたら、これほど素敵なことはないでしょうね。
監督・脚本は、「イブラヒムおじさんとコーランの花たち」の原作・脚本を書いたエリック・=エマニュエル・シュミットですので、全編、優しい視線に溢れていました(^^)。(2008,04,05)
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