となり町戦争          |  
  
2006年 日本 ロマンス・サスペンス    
  
<監督>渡辺謙作 
<キャスト>江口洋介 ,   原田知世 ,   瑛太 ,   余貴美子 ,  柴本幸 ,  岩松了
  
<ストーリー> 
舞坂町に暮らす北原修路(江口洋介)は、たまたま見た町の広報誌に、”となり町の森見町と戦争をします”という小さな記事を見つけて驚くが、開戦日が来ても、いつもと変わらぬ穏やかな毎日が続くのだった。しかし、ある日、通勤のために、毎日、森見町を通過する彼には、舞阪町役場から特別偵察業務の指令が届くのだった・・・。
  
<感想> 
奇想天外な設定に、原作を読んだときに、のけぞったのですが、その映画化作品です。
  
原作通りに、映画でも、この驚くべき事実を淡々とみんなが受け入れていました。 
そして、たまに銃声が・・・(^^;。そしてそして、戦死者も・・・。
  
みんなが全てを決める議会民主主義。そして、みんなが無関心な社会情勢。 
反対という表明をしない限り、戦争でも、なんでも起こってしまう怖さを感じる話です。
  
ただ、原作を読んだときも、そうでしたが、なんだか物足りない。映画になると、もっと物足りない・・・(^^;。 
戦争なんだから、もっと驚いてよ!しかも、相手は、となり町だよ!!人だって、何十人も死んでるんだよ!!!せめて、主人公ぐらいは、もっとリアクションして欲しいんですよね〜。 
でも、この無関心さが原作の持ち味なので、それを忠実に描いているこの映画は、これでいいのかしらん。
  
その点、原田知世のいかにも、お役所的な物言いや、態度は、この話にぴったりで、ニヤリとしたり、切なくなったり、よかったです(^^)。(2009,02,08)
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