ヘイトフル・エイト          |  
  
2015年 アメリカ (THE HATEFUL EIGHT) 
犯罪・ミステリー    
  
<監督>クエンティン・タランティーノ 
<キャスト>
	サミュエル・L・ジャクソン	,  カート・ラッセル	,  ジェニファー・ジェイソン・リー	,  ティム・ロス	,  マイケル・マドセン	,  ブルース・ダーン	,  チャニング・テイタム
  
<ストーリー> 
賞金稼ぎとお尋ね者、そして保安官を乗せた駅馬車が、嵐を避けてミニーの店にやってきた。そこには、他に
4人の先客がいて、彼らは、一晩一緒に過ごすことになる・・・。
  
<感想> 
嵐で閉じ込められた8人の客たちの運命やいかに・・・!?ということで、タランティーノが描くスリリングな密室ものと思って、楽しみに見に行きました。
  
ただ、出だしは、スローペース・・・(^_^;。 
駅馬車に新しい客が乗り込むのですが、それが、ひたすら丁寧に描かれて、この物語の雰囲気と、問題点?を暗示させます。 
嵐が迫っているというのに、こんなペースで大丈夫?!と思いつつ、でも、会話の面白さで、退屈はしませんでした。 
また、賞金稼ぎに捕まったデイジー・ドメルグの特異な雰囲気にも、目が離せませんでした。すごい演技!(^_^)。
  
そんなこんなで、やっとたどり着いたミニーの店には、先客が数人いて、彼らとの会話も長々と続きます(^_^;。 
しかし、後半に入って事態は、急進展し、バイオレンス色も高まり、一気に面白くなりました。
  
だいたい、捕まえた賞金首を生きてつれていこうとするからこういうことになるのよね(^_^)。 
それが、ポリシーだと言われれば、それまでだけど、そのために、どれだけ気を遣い、命を削るのか。 
まあ、だからこそ、こんな話が出来上がるんだけど。
  
題名の、ヘイトフルな人数の数え方が少々謎でしたが、映画が終わってやっと理解出来ました(^_^)。
  
実は、「”アイデンティティ”」のようなスリリングな密室もの映画かと思っていたのですが、実は、まったくもって、タランティーノの作ったタランティーノらしい映画でありました。 
それなりに面白かったんだけど、もっとばっさり編集してくれるともっと見やすいんだけどと、いつもながら思うのでありました(^_^;。
  
それにしても、タランティーノ映画のサミュエル・L・ジャクソンは、最高です(^▽^)。 
それと、お腹が空いていたので、あんな状況にもかかわらず、具だくさんのシチューがとってもおいしそうに見えました〜(^_^)。(2016,03,05)
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