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ビフォア・サンセット  |
２００４年 アメリカ ロマンス 
＜監督＞リチャード・リンクレイター
＜キャスト＞イーサン・ホーク , ジュリー・デルピー
＜ストーリー＞
９年前、列車内で出会い意気投合、途中下車してウィーンの街を散策し、一夜を共にしたジェシー（イーサン・ホーク）とセリーヌ（ジュリー・デルピー）。しかし、半年後に再会する約束は果たされず、その思い出を本にしたジェシーは、本のキャンペーンのために、フランスを訪れた。そして・・・。
＜感想＞
あの甘くて切ない「恋人までの距離(ディスタンス）」のラストシーンから９年。９年ですよ、９年！！長すぎるーーー(T_T)。
でも、あの約束が無効になってしまったからには、再び巡り会うことなど、普通は無理なのだから、再会できただけでも、やっぱり奇跡なんですよね〜。
普通の恋愛映画なら、絶対に、こんなに時間がたつ前に再会できるのにーーー(T_T)。
というような嘆きを胸に、映画を見ました(^^)。
９年の歳月は、二人の生活や考え方をどのように変え、あの後、幸せになったのか、そして、相手のことを忘れてしまっていたのか・・・？
再び、偶然に再会した二人は、お互いの心と、生活を何気なく探り合う、久しぶりに出逢った、ただの知り合いのような振りをして・・・。あぁ、大人になってしまったんだなぁと、思いました。
それほど、二人にとって９年とは長すぎたんだと思います。
特に、セリーヌが、二人が愛し合ったことまでをも忘れたふりをしたことは、ちょっと信じがたく、不自然すぎました。
とにかく、９年ぶりの再会にしては、時間がなさ過ぎです。まるでロマンス映画版「２４」みたいに、リアルタイム風なんですよねーーー。
前作のように、ゆったりした時間の中で、色々な風景や、場所を楽しみながらの会話。そして、ふと訪れる沈黙の余韻。
そんな感じが好きだったので、ちょっと慌ただしくて、残念でした。
ただ、時間が限られているからこそ、隠していた本心が思わず出てしまうという感じもして、それはそれで良かったのかもしれませんけど。
この映画を見る前に、「恋人までの距離(ディスタンス）」は、見ておかなくては、だめですので、お気をつけください。(2006,05,10)
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