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パコと魔法の絵本      


2008年 日本 コメディー・ファンタジー   

<監督>中島哲也
<キャスト>役所広司 , アヤカ・ウィルソン , 妻夫木聡 , 土屋アンナ , 阿部サダヲ , 加瀬亮 , 國村隼 , 小池栄子 , 劇団ひとり , 貫地谷しほり, 上川隆也

<ストーリー>
変わり者の集まる病院に、嫌われ者の大貫(役所広司)が入院していた。ある日彼は、ある誤解から、無邪気な少女パコ(アヤカ・ウィルソン)のほっぺたをひっぱたいてしまう。しかし、彼女は、事故の後遺症で、記憶が1日しか保たなかったのだ。それを知った大貫は、そんな彼女のために、病院のみんなを集めて、彼女の大好きな童話の劇を演じることを提案する・・・。

<感想>
予告編を何回も見ていて、面白そうだけど、どうなのかしら??と思っていました。
たまたま時間があったので、見に行くと、劇場は、子供が多くて、ありゃ、やっぱりお子ちゃま向けだったか・・・とがっかりしたのですが・・・。

奇抜なコスチュームに、大げさな演技、そして挿入される3Dアニメ・・・。
最初から魅了されました。
これは、あの「嫌われ松子の一生」の監督、完璧主義者の中島哲也の渾身の一作でしょう。
どぎついキャラクターと、ハイテンションな演技。でも、これらが、最初から最後まで徹底的に演じられているので、その世界にどっぷりとつかり込んでしまいました。

予告編で、パコの記憶が1日しか保たないこと、そして、彼女の記憶に残して欲しいと、絵本の劇をすることは、もう分かっていたので、前半は、少々インパクトが薄くなってしまっていますが、それでも、後半の劇中劇の盛り上がりは、すばらしいです。もう、涙なくしては、見られませんよ、ホントに〜〜(^^)。

この映画の一番の功労者は、やはり、アヤカ・ウィルソンちゃんの存在でしょうか。彼女のかわいらしさ、物怖じしない元気さがなれば、この映画の魅力は、半減したかもしれません。その点で、彼女は、満点でしたね〜。
他のキャストも、とっても良かったです。
ほとんどの人が、凄いメイクをしているので、これは誰??と、分からない人もいました。
一番驚いたのは、上川隆也。最初、あのモジャモジャ頭にメガネ姿で、竹中直人かな??と思ったほど。彼だと分かって、本当に驚きました。
そして、小池栄子も、メイクが凄くて、なかなか分かりませんでしたね〜〜。あの胸で、彼女かな??と、分かったぐらいです(^^)。

見に来ていたお子ちゃまたちは、途中、ちょっと飽きてしまったような所もあったようですが、後半、アニメーションが多くなってくると、声を上げて喜んでました。よかったよかった(^^)。
私はと言うと、笑って泣いて笑って泣いて、そして泣いて・・・って感じでしたね〜〜。
とにかく、予告編のテンションが、そのままずっと続く映画だったので、とっても満足できました(^^)。(2008,09,13)



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