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ホワイトアウト      


2009年 アメリカ(WHITEOUT)
アクション・犯罪・ミステリー・スリラー   

<監督>ドミニク・セナ
<キャスト>ケイト・ベッキンセイル , ガブリエル・マクト , トム・スケリット

<ストーリー>
アメリカの南極観測所で、連邦保安官として働くキャリー・ステッコ(ケイト・ベッキンセイル)は、三日後に迫る帰国の準備をしていた。そんな時、雪原で、他殺死体が発見される。捜査を開始したキャリーだったが、閉ざされた環境の中で、再び殺人事件が起こる・・・。

<感想>
南極を描いた映画は、堺雅人の「南極料理人」が記憶に新しいですが、
これは、サスペンス映画なので、同じ南極でも、あの、ほのぼのした雰囲気とは、もちろん全く違います。

でも、国によって、基地の雰囲気も全く違うので、その点も、比べると、面白かったです。
日本人は、南極なんだから、たいていのことは辛抱する。って感じ。
アメリカ人は、南極にいても、いつも通り楽しんじゃおうって感じがしました。
お国柄なんでしょうね〜。

それで、アメリカの観測所には、保安官までいるのです。これも驚き!
当然たいした仕事もないわけだけど、時には、こんな大事件も!?って話です。

何かが出てくる映画なのかと思ったら、
どこまでいっても、一番怖いのは人間で、どこにいたって、強欲なのでした。

閉塞空間で起こる事件なので、犯人は限られているわけで、そのあたりの謎解きは、弱かったです。
あぁ、やっぱりねって感じ。

でも、場所が南極なので、
普通の追っかけっことは、ひと味も、ふた味も違い、
小さなミスも、大きな代償を伴うことになるのです。
やっぱり、過酷な土地なのでした。

建物同士に張り巡らされたロープ。
これは、なかなか合理的で、安全確保には、いいですね〜。
でも、時にはこれが、ハラハラする道具立てにもなるっていうのが、新鮮で、面白かったです。(2010,10,14)



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