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2014年 イギリス (PRIDE) 
伝記・コメディー    
  
<監督>マシュー・ウォーチャス 
<キャスト>ビル・ナイ	,  イメルダ・スタウントン	,  ドミニク・ウェスト	,  パディ・コンシダイン	,  ジョージ・マッケイ
  
<ストーリー> 
1984年、サッチャー政権下。不況の英国では、炭鉱の閉鎖が決まり、炭鉱夫たちのストライキが続いていた。それを知ったゲイのマーク(ベン・シュネッツァー)は、炭鉱夫たちを助けようと募金を募り、労働組合に送ろうとするが・・・。
  
<感想> 
イギリスで実際にあった実話だそうです。
  
ゲイということで迫害を受ける身である彼らが、仕事を奪われようとしている炭鉱夫のために、募金をする話です。 
ゲイと炭鉱・・・なんだかとってもミスマッチなイメージなのですが、見ている内に心がぬくぬくして、元気になれる映画でした。
  
ゲイであることで、他人から白い目で見られたり、時には、理不尽な暴力を振るわれる彼ら。 
そんな彼らであるからこそ、人の痛みを感じることが出来るし、何か役に立つことは出来ないものかと、奔走するのです。 
しかし、そんな彼らの熱い思いを受け入れてくれる炭鉱はというと・・・なかなか、ないのが現実でした。 
その後、少々の誤解はあったものの、炭鉱の労働組合とつながりが出来ても、またそれからが大変なのでした。
  
それにしても、イギリスの女性はすごい!(^_^)。 
かつての「カレンダー・ガールズ」とか、「やわらかい手」など、女性の強さや、何事にも一生懸命な性格を描いた名作を思い出しました。 
最初は、ぎこちなくても、一つの壁を越えてしまえば、みんな、頼もしく、やさしい人たちなのでした。
  
見終わって、心が浮き立つような、いい映画でした。(2016,11,13)
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