シネマチェックトップページ50音別indexマ行index 


密偵      


2016年 韓国 (THE AGE OF SHADOWS)
サスペンス・アクション・ミステリー   

<監督>キム・ジウン
<キャスト> ソン・ガンホ , コン・ユ , ハン・ジミン , 鶴見辰吾 , イ・ビョンホン, パク・ヒスン , オム・テグ

<ストーリー>
1920年代、日本統治下の朝鮮では、義烈団が過激な独立運動を繰り広げていた。朝鮮人警官のイ・ジョンチュル(ソン・ガンホ)は、義烈団の監視を命令される・・・。

<感想>
1920年代、日本統治下の朝鮮で、独立を目指す武装集団”義烈団”の起こした黄ト警部事件を元にした作品です。

”義烈団”の目的は、京城(ソウル)にある日本の主要施設を爆破することで、そのためダイナマイトを中国から朝鮮に持ち込もうと画策していました。
一番の見所は、京城に向かう列車の中での、義烈団と日本警察との攻防。
警察は、彼らの顔を知らず、また、彼らも、仲間内にスパイがいることを疑っていて、 緊迫したシーンが続き、ドキドキしました。

ちょっと疑問だったのは、日本警官であるイ・ジョンチュルが知っている義烈団幹部のキム・ウジンの顔を、他の警官が知らなかったこと。
情報の共有がなされなかったからなのか、写真がなかったためなのか。そのあたりがよく分かりませんでした。
あと、他にも、所々分からない箇所があって、戸惑いました(^_^;。

韓国では大ヒットした映画らしいので、韓国の人には、周知の事件だったのかもしれませんが、私は、全く白紙の状態だったので、分からないところを、もう一度見ましたが、結局分からないままでした(^_^;。

日本統治下の朝鮮ということで、日本人として見ると、複雑な思いがありました。
何しろ、彼らの標的として爆弾を仕掛けられるのは日本の建物だし、また、主人公たちを追いかけ、捕縛し、拷問するのも、日本人なのですから悲しいです(T_T)。

主演は名優ソン・ガンホと、先日見た「新感染 ファイナル・エクスプレス」のコン・ユ。日本の警察所長?に、鶴見辰吾。
イ・ビョンホンも重要な役で出てきて、相当豪華な顔ぶれでした。

日韓語が入り乱れますが、今回は、適材適所で、あまり違和感を感じず、ストレスを感じることなく見ることが出来ました。(2018,05,21)



シネマチェックトップへ