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マネーボール      


2011年 アメリカ (MONEYBALL)
伝記・スポーツ   

<監督>ベネット・ミラー
<キャスト> ブラッド・ピット, ジョナ・ヒル, フィリップ・シーモア・ホフマン, ロビン・ライト, タミー・ブランチャード, クリス・プラット

<ストーリー>
メジャーリーグの球団アスレチックスは、低迷を続け、花形選手も他球団に引き抜かれてしまう。球団GMのビリー・ビーン(ブラッド・ピット)は、なんとか球団を立て直そうとするが、財政難の球団には、選手を補強する金もなかった。そんな時、ビリーは、野球に対して独特な視点を持つ、ピーター・ブランド(ジョナ・ヒル)と出会う・・・。

<感想>
実話の映画化で、しかも、10年足らず前の出来事だというから驚きましたが、 制作陣が「ソーシャル・ネットワーク」と同じ人たちだというので、あぁ、なるほどなと納得しました。
メジャーの野球が好きな人なら、きっとこの頃のこと、覚えているでしょうね。
それだけ、奇跡のような・・・そう、まるで映画のような話でした。
私は、野球には、興味がないので、この話は全く知らず、だからなおさら驚きました。
実話だと知らなかったら、あまりにも出来過ぎ!と、怒り出すところです(^^)。

財政難の球団であるところを逆手にとって、今までの野球界の常識を覆すような手法で、奇跡を起こしてしまったのは、すごいことです。
当然、彼を理解する人は少なく、反発する人が、大多数だったのでしょうけれど、それを押し切ってしまったのは、気の強さが災いして、現役を早々に引退することになった、ビリーらしいというところでしょうか。
主人公のビリー・ビーンは、現在49歳で、現役GM。
自分のことが、映画になって、しかも、ブラッド・ピットが、自身を演じるなんて、どんな気分がするものなのでしょう(^^)。

野球を確率で考え、それが成功したいい例でしょうけれど、
人間のもつ、未知の力とか、奇跡とか、偶然とか、プレッシャーとか、そういうことを除外した管理野球は、面白味がなさそうで、ちょっと反発を感じてしまいました。
まあ、なんであれ、勝てばいいわけですけどね〜。

あの奇跡は、ビリーだけの功績ではなく、完璧にデータ管理をしていたピーター・ブランドがいたからこそ。
彼の方は、今、どうしてるんでしょうね〜。

・・・
気になったので、ちょっと調べてみたら、役名ピーター・ブランドは、実は、ポール・デポデスタと言う人で、その後、ドジャーズのGMになるものの、実績が残せず、2年で解雇されたとか・・・。人生ままなりませんねぇ。(2011,11,20)






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