マンスフィールド・パーク　　　　　　 ２００７年　イギリス　（MANSFIELD PARK） ＜監督＞イアン・Ｂ・マクドナルド ＜キャスト＞ ビリー・パイパー, ブレイク・ライトソン, ジェームズ・ダーシー ＜ストーリー＞ １０歳の時、貧しい実家から、叔母の住む広大な屋敷に引き取られたファニー（ビリー・パイパー）。同じ年頃のいとこたちと共に、年月を重ね、控えめながら、利発で、美しい娘に成長した・・・。 ＜感想＞ ジェイン・オースティンの原作を、イギリスのTVがドラマ化したものです。 この作品は、彼女の原作の中では、一番読みにくくて、苦労した作品ですが、このDVDでは、コンパクトにまとまっていました。 分厚い原作で、一番長く描かれていたのは、屋敷で行われる舞台劇の練習風景。 これが退屈でねぇ・・・(^^;。 でも、この部分で、登場人物のキャラクターがよく分かるようになっていました。 その点、映像化すると、俳優の印象、表情や目つきなんかで、一瞬にして人物の性格が分かってしまうので、便利ですね〜。 １０３分という、短い時間で、ヒロインの置かれた立場から、様々な出来事、そして、ロマンスに関わるハラハラドキドキまで味わうことが出来ました。 ただ、肝心のファニー役の女優さんが、イマイチ、イメージに合わなくて、残念(T_T)。 原作では、もっとおとなしくて、控えめなイメージだったのに、このドラマのファニーは、案外、はっきりした感じの女の子でした。 また、原作と、大きく違うところもあって、ちょっと残念でした。 一時、ファニーが、貧しい実家に里帰りするはずなのに、お屋敷で、一人でお留守番してた・・・(^^;。 予算の関係で、ああなったのかしらねぇ。(2011,08,01)