レディ・イン・ザ・ウォーター |
2006年 アメリカ ファンタジー・ミステリー・スリラー
<監督>M・ナイト・シャマラン
<キャスト>ポール・ジアマッティ , ブライス・ダラス・ハワード , ジェフリー・ライト , サリタ・チョウドリー , M・ナイト・シャマラン , フレディ・ロドリゲス
<ストーリー>
アパートの管理人クリーブランド・ヒープ(ポール・ジアマッティ)は、黙々とアパートの住人の要求をこなして、毎日を過ごしていた。ある日、夜中にプールの中にいる女性(ブライス・ダラス・ハワード)を発見する。彼女は、ストーリーと名乗り、プールの下の通路に住んでいて、怖ろしい怪物に追われているというのだった・・・。
<感想>
最近は、とみに評判の悪いシャマラン監督ですが、私は、そんな彼の作品、決して嫌いではありません。
今回のこの作品も、神秘的な予告編で、すごく興味を惹かれました。ですから、だいぶ前からPCの壁紙にしているほど、期待してました(^^)。
ただ、公開前から、ちょっと評判が悪かったのと、いつも映画情報を教えてくれるUさんでさえ、眠気を催したというので、何かというとすぐ寝てしまう私としては、前日は早寝をし、映画前には眠気防止薬を飲んで映画に臨みました。
・・・が、しかし、なんと、前半、コックリコックリしてしまったんですよーーー(T_T)。気合いを入れて見に行ったのにーーー(T_T)。
そんなわけで、今回は、いつも以上に大した感想を書けません。でも、わたし的には、こんなに努力して見に行ったのに、寝てしまったことは、この映画に対する大きな減点であります。
映画のキャッチコピー「この秋、眠れぬ夜に贈る」は、本当だったんだ!と思ってしまいました。私のように、いつでも何処でもすぐに寝てしまう人には、必要のない映画だったかもしれませんねぇ(^^;。
さてさて、映画ですが、主演は、「サイドウェイ」や「アメリカン・スプレンダー」で、乗りに乗っているポール・ジアマッティー。彼は、脇役の方がいいと思うけど・・・。
そして、謎の女性ストーリーは、「ヴィレッジ」でも主演したロン・ハワードの娘でもあるブライス・ダラス・ハワード。彼女は、この精霊の役が、ピッタリの、透明感ある女優さんです。
映画の中で意外だったのは、謎の女性ストーリーが、すぐに姿を現したこと。ここで、もっと引っ張るものだと思っていたので、驚きました。そして、ちょっと残念でもありました。
その後は、彼女を助けるための、クリーブランドの大活躍です。
アパートの人たちを巻き込んでの話になってゆくのですが、どうも、盛り上がりがないですねぇ。
たくさん出てくるアパートの住人たちのキャラクターが薄くて、彼らが、彼女の不思議な物語をすぐに信じてしまうこと自体、不思議です。普通そんなこと信じられます??
オオカミのような怪物や、ラストにちょっと出てくるアレも、ちょっと造形が弱いかなぁ。
ラストも、それで、どうなるんだろう??という終わり方でした。
まあ、最初の方で書いたように、ちょっと寝てしまった私に、ストーリーをどうこうという資格はないので、おこがましいのですが・・・(^^;。地上波で放映したときにでも、また見てみます(^^)。
ひとつ、思ったのは、シャマラン監督は、子供の心を持ったままという事。
幽霊も、コミックも、宇宙人も、精霊も、子供の頃、夢中になることですよね〜。子供の心を持ち続けること、それはそれで、とても大切なことだと思います。でも、そればかりを見させられていると、飽きちゃうし、ついて行かれないのよねーーー(^^;。
それに、今回、シャマラン監督、出過ぎ。映画の世界に入りたいのに、あ、監督が出てる!と、現実に引き戻されてしまう感覚が、煩わしかったですねぇ(^^;。(2006,10,02)
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