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リコリス・ピザ      


2021年 アメリカ (LICORICE PIZZA)
青春・ロマンス   

<監督>ポール・トーマス・アンダーソン
<キャスト> アラナ・ハイム, クーパー・ホフマン , ショーン・ペン, ブラッドリー・クーパー, マーヤ・ルドルフ, ジョン・C・ライリー

<ストーリー>
高校生のゲイリー(クーパー・ホフマン)は、子役として活躍する男の子。ある日、10歳年上のアラナ(アラナ・ハイム)と出会い、年の差も気にせず、デートすることになり・・・。

<感想>
「ザ・ホエール」を見てから、また映画を見ようかなと思い、軽そうなラブコメを選んだつもりが、そうでもない作品でした(^_^;。
確かに、ティーンエイジャーのロマンスなのですが、相手は、10歳年上だし、15歳の彼も、とても15歳とは思えない大人びた子でした。
何しろ、俳優、タレント、そして、起業も始めるマルチな男の子なんですから。

監督は、「マグノリア」「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」のポール・トーマス・アンダーソン。
あぁ、成る程、一筋縄ではいかない青春物語なワケでした。

冒頭は、10歳も年上の女性に猛アタックする主人公ゲイリーの奮闘ぶりが描かれています。
もうこのあたりで、普通じゃありません。
でも、この二人の関係がなかなかいいのです。
気は合うけれど、少し距離を置く時間があったり。それでも、結局ウマが合う二人は、また付き合い出したり・・・。

題名の”リコリス・ピザ”は、ピザ屋さんではなく、実在するレコード店の店名だとか。ただ、この店は、映画には登場しません。変なの。
ちなみにリコリスとは、甘草のことらしく、甘いけれど、大人の味って感じなのでしょうかね。よく分かりませんが。

主演の若いんだか若くないんだかの役を演じているのは、故フィリップ・シーモア・ホフマンの息子クーパー・ホフマンだそうです。
言われてみれば、似てますね。
その他の脇役は、相当豪華で、ショーン・ペン、ブラッドリー・クーパーなどなど。
やはり、監督が大御所だと、集まってくる役者さんたちもすごい面々です。(2024,06,30)






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