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「セル」上下
スティーブン・キング  















穏やかな陽射しが落ちる秋の一日、ボストン午後3時3分。世界は地獄へと姿を変えた。≪パルス≫。その時携帯電話(セル)を使用していた全ての人々が、一瞬にして怪物へと変貌したのだ。残虐きわまる行為もいとわず、犠牲を求め続ける凶悪な存在にーーー。目前で当然繰り広げられる惨劇、街中に溢れる恐怖。クレイは茫然としていた。いったい何が?別居中の妻と息子は?巨匠の会心作、、開幕! (上裏表紙より)



大好きなスティーブン・キングです。大好きなんだけど、いつも文章が回りくどく読みにくい(^^;。でも、キングならそんなことも許せます(^^)。
この本は、そんなキングの著作の中でも、比較的読みやすい部類でした。
でも、結果が先に書いてあって、その理由が後になる所など、お願い、許して!って感じになってしまいます(^^)。

ある日のボストン、午後3時3分。人々が、一瞬にして狂い始める・・・。
穏やかな午後を過ごしていたクレイは、周りの修羅場に、茫然とする。彼らは、いったいどうしてしまったのか??!!

生活の必需品となった携帯電話による恐怖が描かれています。
最初は、映画「バイオハザード」シリーズや、「28日後...」シリーズのような世界だなぁと思いつつ読んでいたら、やっぱり、キング様、そのままでは終わらせませんでした。
恐怖は、どんどん増幅し、希望は失われてゆきます。
そして・・・。

下巻の後半、ラストは、一気に進みます。これが醍醐味ですね〜〜。
集中して読みたかったのに、こういう時に限って、客が来たりするのよね(TT)・・・って、仕事中に読むからじゃん(^^;。ま、それでも、十分堪能できました。

これは、映画化も決まっているとか。
配役は??
クレイ役は、ニコラス・ケイジ、トム役は、スティーヴ・ザーンなんてどうでしょうね〜〜(^^)。
アリスの役は、絶対、アンナソフィア・ロブちゃんでお願いしたいところなのですが・・・(^^)。 (2008,03,26)



映画化作品「セル」(2016)