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「ダブル・ジョーカー」
柳広司
結城中佐率いる“D機関”の暗躍の陰で、もう一つの秘密諜報組織“風機関”が設立された。だが、同じカードは二枚も要らない。どちらかがスペアだ。D機関の追い落としを謀る風機関に対して、結城中佐が放った驚愕の一手とは―。表題作「ダブル・ジョーカー」ほか、“魔術師”のコードネームで伝説となったスパイ時代の結城を描く「柩」など、5編を収録。吉川英治文学新人賞&日本推理作家協会賞W受賞の超話題作『ジョーカー・ゲーム』シリーズ第2弾、早くも登場。 (「BOOK」データベースより)
読みながら、面白くてワクワクした
「ジョーカー・ゲーム」
シリーズの第2弾です。
続編を熱望していたので、うれしい!!(^^)。
今回は、更にいろいろな趣向が凝らされていて、D機関の活躍がいろいろな角度から楽しめます。
「ダブル・ジョーカー」
オーソドックスに面白かったです。
風機関とのスパイ対決。
”風”の方も、なるほど、とは、思わせてくれるのですが・・・。
「蠅の王」
スパイの任務を貫徹するには、
他のスパイの上の上、先の先を読まないとダメって事ですね。
予想がことごとくはずれる、凡人の私・・・(^^;。
「仏印作戦」
頭のいい人は、どこにでもいるもので・・・。
「柩」
これがあの・・・?!
あまりにも凄すぎます〜。
「ブラックバード」
ちょっと、ほろにがです。
二重偽装・・・スパイも国も・・・。
どこに?誰が??
と思いながら、読んではいるのですが、いつもはずれてしまいます。
短編だから、読みやすくていいですね。
柳広司さんのお顔拝見。
本のイメージ通りの方でした〜(^^)。 (2010,03,26)