「偉大なる、しゅららぼん」
万城目学
高校入学を機に、琵琶湖畔の街・石走にある日出本家にやって来た日出涼介。本家の跡継ぎとしてお城の本丸御殿に住まう淡十郎の“ナチュラルボーン殿様”な言動にふりまわされる日々が始まった。実は、日出家は琵琶湖から特殊な力を授かった一族。日出家のライバルで、同様に特殊な「力」をもつ棗家の長男・棗広海と、涼介、淡十郎が同じクラスになった時、力で力を洗う戦いの幕が上がる…! (「BOOK」データベースより)
映画が公開されるまで日にちがあったので、原作の方を先に読みました。
いつもながら、原作と映画と、どっちを先にするか迷うところなのですが、今回は、もしかして、正解だったかな??
話の設定を理解し、その世界に入り込むまでに、ちょっと時間がかかりましたが、この世界に浸ってしまえば、こっちのもの。
面白くて、思わず、ぷぷぷっと笑ってしまったところも、数多く・・・(笑)。
何しろ、日出家の跡取り息子、淡十郎は、お城!に住まう高校生!
時代設定は、現代なわけなので、ここからして、むむむっと、異常事態でしょう(笑)。
それに、その姉は、白馬に乗る、引きこもり嬢?!だし・・・。
そして、高校入学第1日目から、エライ事が起こってしまうのでしたが、この奇想天外な物語は、まだまだ謎だらけなのでした。
でも、あれやこれやの事情がのみ込め、これから、誰と誰が、何に立ち向かうのかが分かってくると、もう、あとは、読み進むのが楽しくて、しょうがなくなりました。
今まで、奈良、京都、大阪など、地域密着型小説を多く書かれてきた万城目さんは、今回は、琵琶湖が、舞台です。
これを読むと、琵琶湖に行きたくなってきました・・・相変わらず単純な私(笑)。
さて、どのような感じの映画になっているのでしょうか、こりゃ、楽しみだわ〜(笑)。
(2014,02,17)
映画の
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