チュベローズで待ってる AGE22
加藤シゲアキ
「ホスト、やるやんな?」
就活に惨敗し、自暴自棄になる22才の光太の前に現れた関西弁のホスト・雫。 翌年のチャンスにかけ、就活浪人を決めた光太は、 雫に誘われるままにホストクラブ「チュベローズ」の一員となる。 人並みはずれた磁力を持つ雫、 新入りなのに続々と指名をモノにしている同僚の亜夢、 ホストたちから「パパ」と呼ばれる異形のオーナー・水谷。 そして光太に深い関心を寄せるアラフォーの女性客・美津子。 ひとときも同じ形を留めない人間関係のうねりに翻弄される光太を 思いがけない悲劇が襲うーー。
(裏表紙より)
執筆時期は前後しますが、「オルタネート」に続き2回目の加藤シゲアキ著作本を読みました。
「オルタネート」は、色々な文学賞を受賞していたものの、読み始めには”ジャニーズのタレントが書いた本”という色眼鏡があったと思います。
今回はそんなこともなく、話題のミステリー本として普通に読むことが出来ました。
今回は、前編である「AGE22」です。
就活に失敗して、就職浪人中に、家族の生活費を稼ぐためにホストになった青年の話でした。
面白かったです。
最初からぐいぐい話に引き込まれました。
ホストの部分も知らないことが多くて、勉強になりました(^▽^)。
そして、ラストは衝撃的。
ただ、ちょっと引っかかるところもあって、それは、美津子との出会いとか、その後の就活の話とか・・・。
後編である「AGE32」を読めばすっきりするのかも?
読むのが楽しみです。
(2022,08,18)
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