アンジェラの両親は鹿毛 アンジェラの毛色は栗毛
馬の毛色の説明をしておこうと思います
基礎となる因子は、、優性因子A,B,C、劣性因子a,b,cの3種類
| A因子 | 黒色色素が馬体全体へ広がるのを制限する. 部分的(たてがみ、尾毛など)に濃淡をつける因子 |
| B因子 | 黒色毛色を作る因子 栗毛の馬は劣性のbbの形でのみ持つ 被毛を黒くする因子 |
| C因子 | 被毛を発色させる因子 |
| D因子 |
被毛を淡くする |
| f因子 | 長毛を淡くする |
| G因子 |
他の因子の働きを隠して全身の被毛を白くする芦毛の因子 |
| W因子 | 被毛を白くする |
| 母/父 | 栗毛 |
鹿毛 |
青毛 |
葦毛 |
| 栗毛 |
栗毛 |
栗毛 青毛 |
栗毛 青毛 |
葦毛 青毛 |
| 鹿毛 |
栗毛 青毛 |
栗毛 青毛 |
栗毛 青毛 |
葦毛 青毛 |
| 青毛 |
栗毛 青毛 |
栗毛 青毛 |
栗毛 |
葦毛 青毛 |
| 葦毛 |
葦毛 青毛 |
葦毛 青毛 |
葦毛 青毛 |
葦毛 青毛 |
栗毛
bb
栗毛の法則---両親共に栗毛であれば100%栗毛が生まれます。
芦毛
GG 又はGg
芦毛の法則---芦毛を決定づける遺伝因子G全ての馬がGかgの因子を持つ)
| 母/父 | 芦毛 |
| 芦毛 |
芦毛 |
| GG | 芦毛 G が一つでもあると全て芦毛 |
| Gg | 芦毛 |
| gg | 鹿毛や栗毛などが出るGが無い為 |
| 芦毛の法則」 芦毛 |
「芦毛の法則」により、両親のどちらかが芦毛でなくては芦毛の子は生まれてませんが、必ずしも芦毛が生まれてくるとは限らない。 また、芦毛はどうして年をとるごとに白くなっていくのかですが、芦毛が持つ、優性の芦毛遺伝子はメラニン色素生成の働きを妨害をする働きを持っています。しかし、生後まもなくはその働きは弱く、どうしてもメラニン色素が生成されてしまうため、毛色がグレーだったり白斑だったりします。 ただ、メラニン色素生成を妨害する働きは成長に伴い活性化し、だんだんと白くなっていきます。 |
|
| 白毛 | GG 又は Gg | |
| 葦毛1 | GG 又は Gg | |
| 葦毛2 | GG 又は Gg | |
| 青毛 青鹿毛 黒鹿毛 鹿毛 |
馬の毛に色があるのはメラニン色素が存在するからで、 そのメラニン色素の含有量等で毛色が決まるのですが、それを決定付けるのも遺伝子。 優性の白毛及び芦毛遺伝子(G)がなく、毛を黒くする遺伝子が優性(B)の場合、黒色のメラニン色素が生成されるため、そのメラニンの量によって青毛、青鹿毛、黒鹿毛、鹿毛になります。 |
|
| 青毛 | aaBB(or Bb)cc | |
| 青鹿毛 | BB.Bb | |
| 鹿毛 | AA(or Aa)BB(orBb)CC | |
| 黒鹿毛 | BB.Bb | |
| 「栗毛の法則」 栗毛 栃栗毛 |
優性の白毛及び芦毛遺伝子(G)がなく、毛を黒くする遺伝子が劣性(b)の場合、茶色や黄色のメラニン色素が作られるため、栗毛や栃栗毛になります。 「栗毛の法則」により、両親共に栗毛であれば100%栗毛が生まれます。 |
|
| 栗毛 | AA(or Aa or aa)bbcc | |
| 栃栗毛 | bb | |
| 尾花 | bb |
(注)株式会社 日本馬事普及 の一部を参考にさせて頂きました
モデルはブッシュマン マートレット サフィールです(^^ゞ
ブッシュマン 前肢 |
後肢 |
![]() 冬の毛で隠れるほどの夜目(附蝉)マートレット前肢 |
後肢![]() |
マートレット |
サフィール |
| 名称 | |||
| 1 | 髟の下に宋がつく(どうしてもここに書き込めません)現在は前髪とも書きます | まえがみ | forelock |
| 2 | 額 | ひたい | forhead |
| 3 | 眼盂 | がんう | |
| 4 | 鼻梁 | びりょう | |
| 5 | 鼻端 | びたん | muzzle |
| 6 | 鼻孔 | びこう | nostril |
| 7 | 上唇 | ||
| 8 | 下唇 (頤) | (おとがい) | chin |
| 9 | 顎 | jaw | |
| 10 | 頬 | cheek | |
| 11 | 咽喉 | いんこう | |
| 耳下 | じか | ||
| 13 | 頸 | neck | |
| 14 | 頸溝 | けいこう | jugular grove |
| 15 | 肩 | かた | shoulder |
| 16 | 肩端 | けんたん | point of shoulder |
| 胸前 | むなまえ | chest | |
| 上膊(上腕) | じょうはく | upperarm | |
| 19 | 肘 | ひじ | ekbow |
| 20 | 前膊(前腕) | ぜんぱく | forearm |
| 21 | 夜目(附蝉) | よめ(ふぜん) | chestnut |
| 22 | 前膝(腕節) | ぜんしつ | knee(carpus) |
| 23 | 管 | かん | cannon |
| 24 | きゅうせつ | fetlock | |
| 25 | 繋 | つなぎ | pastem |
| 26 | 蹄冠 | ていかん | |
| 27 | 蹄 | てい | foot(hoof) |
| 28 | 臀端 | でんたん | point of buttock |
| 臀 | でん | croup | |
| 30 | 股 (大腿部) | こ | thigh |
| 31 | 後膝 (膝蓋) | こうしつ | stifle |
| 32 | 脛 (下腿) | けい | gaskin |
| 33 | 飛端 | ひたん | point of hock |
| 34 | 飛節 | ひせつ | hock |
| 35 | 項 | うなじ | occipital crest(poll) |
| 36 | 鬣 | たてがみ | mane |
| 37 | き甲 | きこう | withers |
| 38 | 背 | せ | back |
| 39 | 腰 | こし | loin |
| 40 | 腰角 | ようかく | point of hip |
| 41 | 尻 | しり | croup |
| 42 | 尾根 | びこん | |
| 43 | 帯径 | おびみち | |
| 44 | 肋 | ろく | ribs |
| 45 | 腹 | はら | |
| 46 | 月の横に兼(これも書き込めない)現在は脾腹とも書く。 | ひばら | flank |
| 47 | 距毛(距(けづめ)の上にかぶさっている毛) | きょもう | ergot |
| 48 | 腋間 | わきあい | |
| 眼 | eye | ||
| 鼻 | nose | ||
| おとがい | chin | ||
| 尾 | tail |
注)チクサン出版社の「馬の医学書」の一部を参考にさせて頂きました
サフィールの特徴( 毛色 鹿毛 流星鼻梁刺毛鼻白 珠目上 髪中 波分 後二白 |
| 名前 | 読み | 説明 |
| 珠目 | しゅもく | 両眼孟の上線より鼻梁中央に至る間の施毛。目の上線より上にあるものを珠目上、目の上線と下線の間にあるものを珠目正、眼の下線より下にあるものを珠目下と言う。二個以上有る場合はその数を、珠目の無いものは珠目欠などと言う。 |
| 華粧 | けそう | 鼻梁中央より鼻孔に至る間にある施毛 |
| 頬辻 | ほほつじ | 頬にある施毛 |
| 轡搦 | くつわがらみ | 頬の前縁より口角に至る一円にある施毛 |
| 吭搦 | ふえがらみ | 咽喉および頸の下縁(頸溝より下)で頭礎から下、頸の約三分の一以内に有る施毛。ただし咽喉の真下にあって側面から見えないものはとらない。 |
| 髪中 | かみなか | たてがみの生え際より3cm.以内で、耳下より「き甲」前端に至る部位に有る施毛。ただし耳を倒した部位内にあるものはとらない。 |
| 頸中 | くびなか | 頸にある施毛で、吭搦、髪中、波分を除く部位にあるもの。 |
| 波分 | なみわけ | 頸の下縁(頸溝より下)で、頸礎から上、首の下約三分の二居ないにある施毛。長さ10cm.以上のものは波分長と言う。二個以上あるものは数を記載。 |
| 双門 | そうもん | 胸前両側上部にある施毛。 |
| 浪門 | ろうもん | 胸前中心線約3cm.幅以内にある施毛 |
| 拍生 | はくせい | 胸前両側下部にある施毛。ただし、拍生が無い場合のみ記載する(例:左拍生欠、拍生欠) |
| 押 | おさえ | き甲部にある施毛。 |
| 鐙端 | あぶみはな | 肩の後縁と帯径の間にある施毛。 |
| 初地 | しょち | 前膊以下球節上縁までにある施毛。 |
| 芝引 | しばひき | 肋の後縁より腹に至る部位で、肘と後膝とを結ぶ線より上方にあって側面より見える施毛。 |
| 芭蕉 | ばしょう | ひばらにある施毛。ただし施毛の中心が下腹部線より約10cm.以上上方にあるもののみ芭蕉上として記載する。 |
| 骨生 | こつせい | 芭蕉の下方にある施毛。 |
| 後双門 | うしろそうもん | 臀にある施毛。 |
| 沙流上 | さるのぼり | 飛節上縁より球節上縁までにある施毛。 |
(注)チクサン出版社の「馬の医学書」の一部を参考にさせて頂きました
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