災害と動物掲示板過去発言No.0700-201107-26
牛肉のセシウム汚染 |
投稿日 2011年7月11日(月)10時43分 投稿者 プロキオン
予想されたことが、予想されたような展開で出てきました。検出された牛達は、外部被ばくのスクリーニング検査を通っていた牛達のようです。 外部被ばくのスクリーニングでは、内部被ばくの有無は分からないと言っていましたが、その意見は取り上げられる事はありませんでした。まあ、他にどうしようもないからとも言えますが。 これらの被災地の牛達は、家畜商が介在して、被災地とは異なった生産地として、すでに流通に乗ってしまったものもあるかもしれません。集団でと畜場に搬入されたのであれば、抜き取り検査でも良いのかもしれませんが、個別に他の生産地の牛に紛れ込まされていたりすると検査をすりぬけてしまうことも当然考えられるわけです。 全頭検査を実施するということは、手間もお金もかかることですが、私はこれを実施して欲しいと考えています。 そうしないと、東北や関東の牛だけでなく、関西や四国・九州の牛達まで、忌避されることもありえることだからです。 「1回や2回食べたところで、直ちに影響があるわけではない。」という意見も、また出てくる事でしょうが、なぜ、例え1回でも放射性物質に汚染された肉を食べなくてはならないのかが分かりません。全頭キチンと検査してくれれば、その1回さえ、食べなくて済むのですから、これはぜひ実施して欲しいものです。 また、そうしないと、他の地域の肉牛生産農家も気の毒です。 風評被害、風評被害とよくそこを問題にしますが、この場合、セシウムが検出された牛は風評ではない。実際問題として食べるべきではない。関西や四国・九州の牛達が食べてもらえずに忌避されることが所謂風評被害のはずです。汚染の実態がないのにもかかわらず、忌避されてしまうことが風評なのですから、この風評被害を防ぎたいと考えるのであれば、これは全頭検査を実施して汚染の無い農家を守らなくてはならないと考えます。 このニュースは、牛の内部被ばくの報道でしたが、当然、犬や猫にも考えられなくてはならない問題です。あらかじめ予測できたことなのですから、考えておかなくてはならないことにもかかわらず、現実としては無視されてきています。 問題となってあとから、あばちゃばすることよりも、なぜ早い段階で対応処置を考えないのかがわかりません。その方がよほど合理的だと思うのですが…。
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