災害と動物掲示板過去発言No.0700-201107-28
Re2:牛肉のセシウム汚染 |
投稿日 2011年7月12日(火)12時14分 投稿者 プロキオン
>食肉関連の従事者は汚染を当然、想像していたはずです。生産者、家畜商、食肉処理場、卸、小売、飲食店という流通の過程においても、家畜衛生保健所などの管理・監視業務の過程においても。 家畜保健衛生所(農務部)の所管は、農家からと畜場の敷地へ入るまでですね。そこから先は、食肉衛生検査所と保健所という厚生部の所管に移ります。 農務部というか、畜産サイドであれば、できるだけ肉として流通して欲しい、畜産農家の所得に反映したいというのが趣旨です。厚生部の機関であれば、これは安全な食品の流通が本旨ですので、怪しいものは止めたい。でも、GM式カウンターのような簡易な装置で測ったのでは検査にならない、キチンとやるには、手間と機械が不足しているということになるのでしょう。簡単に言えば、両者の目指しているところが、必ずしも同じではないということになるのだと思います。 それでも、本当は、両者が協力して、と畜場に出荷された際に、出荷地と生産地の確認というかどこの農家で飼育されていたかをトレサビリティーによって、キチンと確認していれば、出荷された牛を全頭検査する必要はなかったように思います。 にもかかわらず、現実に、このような事が起きてしまいましたから、それこそ全部の牛(牛肉)を検査しなくては国民は安心できないような事態となってしまいました。 当該農家の乾草が原因とされていますが、その農家にしても、それだけ汚染された乾草が庭先にあるわけですから、人間にだって好ましい事ではありません。福島第一の敷地内に撤去するべきだと思います。 なぜ、予測しうる事を回避できないで、このような事態に至ってしまうのかが、納得できないでいます。
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