動物の愛護掲示板過去発言No.6000-202111-339
Re2:譲渡条件 |
投稿日 2016年3月24日(木)10時18分 投稿者 ムクムク
動物愛護団体や動物愛護からの動物譲渡、第三話です。 一話目は動物愛護団体の譲渡条件、第二話は私自身が巻き込まれた動物愛護家からの譲渡事件を話題にしました。 まず最初に私の立ち位置を説明しておきます。 私は「殺処分0」を目標にはしておりません。 私にとってはあまりにも実現可能な目標に思えず、現実的ではないと考えているからです。 私の目標は「少しでも不幸な動物を減らす」です。 これならば、町で傷ついた動物一匹治療しても、目標を達成しており、達成感が得られる。 私の場合は、自己満足のためですから、達成感を大事にしています。 さて、本題の譲渡の話です。 一話も二話もネットに良くある嘘話ではありません。 私が実際に確認した条件、実際に経験した事件です。 これを紹介することによって、多くの心配がありました。 譲渡を受ける人が減るのではないか。 そうかもしれません。 でも私の真意は、譲渡という行為には、譲渡する側の立場と譲渡を受ける側の立場が有り、これは全く違う立場であることを双方に知ってもらいたいのです。 譲渡する側は、動物に幸せになってもらいたい、その為には何も出来ない動物に変わって譲渡先の意図や条件を確認したい。 譲渡を受ける側は、保護動物を引き受けることで愛護に少しでも協力したい。でもそれ以上に、動物と一緒に暮らす生活で自分が癒やされたい。 つまり、立場が違うのです。 立場の違いを理解せずに譲渡を実行してしまうと、双方が不幸になってしまうように思います。 今回、いろんな事象がコメントで紹介されました。 譲渡する側は、動物愛護は絶対でみんなそれに従えではなく、改善すべき点がないか考えて欲しい。動物愛護も大事ですが、社会常識も大事。 町の結婚紹介場以上の個人情報の収集が是か非かも考えて欲しい。 譲渡を受けたいという側も、たまには今こうしているよと連絡したりするとかして欲しいし、譲渡にあたって自分の個人情報を知らない人に渡すと言うことを要求されたら、そのことによってどんな危険性があるかも検討してみて欲しい。 ここ数年、殺処分0を訴える団体や個人が増え、譲渡の機会が飛躍的に増えています。 私などは「少しでも不幸な動物を減らしたい」と言う立場ですから、スムーズに譲渡が増えればいいと考えています。 その為には、譲渡元も譲渡を受ける側も改善すべき点は改善した方がいい。 一部であっても、社会常識に照らして異常に感じる事象がある以上、譲渡する側には改善検討を、また譲渡を受ける側には譲渡条件によっては後々のリスクがあり、慎重に譲渡を受けるよう、私は双方に注意を喚起したいです。
|
|
|
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」 ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴) サポーターや広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)、 多くの人々に支えられています。 獣医師広報板へのリンク・サポーター募集・ボランティアスタッフ募集・プライバシーポリシー 獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。 @mukumuku_vetsさんをフォロー
Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved |