動物の愛護掲示板過去発言No.6000-202111-340
ドナドナ |
投稿日 2016年3月28日(月)09時05分 投稿者 ムクムク
昔、ドナドナという歌がありました。 育てた牛を食肉工場に連れて行く歌で当時かなり流行したと思います。 ネットを見ていても、食肉工場に運ばれる家畜の映像や殺処分自体の動画を公開している人もいる。 私は、農業高校の畜産科に入学して、自分が名前を付けて育て上げた豚を出荷したり、高校に検査員の獣医師に来てもらって殺処分したりを経験しています。 それまでは、まるで工場製品のようであった肉が、実は人の手で育て上げられた生きた動物であったこと、本当の意味で知りました。 人はこうして肉を手に入れていたんだ。 初めての殺処分の際は複雑でしたね。 逃げ出したい。 でも、頭を垂れて、冥福を祈りました。 その後は収穫の喜びです。 豚を切り分け、骨と肉を切り離す。 その日は高校内の宿舎で泊まりがけ、明くる日はハムやベーコンを作るのです。 つまり、私は子豚からハムになるまでを知っています。 小学生に豚を育てさせた映画を見ましたが、あれは教育的目的がよく分からなかった。 ペットなのか家畜なのか線引きが曖昧なのです。 あれでは、名前を付けて育てた子どもたちがかわいそうに感じました。 私は家畜として豚を育てました。 結果、ほんの少しですが、畜産業の喜び、つらさ、厳しさを経験したように思います。 それは自分の人格形成にとって、とてもいいことだったと思います。 肉を食べると言うことは、どういうことなのか、リアルに知った。 畜産科で受けた教育は、私の人生の宝物です
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