動物の愛護掲示板過去発言No.6000-202111-341
Re:ドナドナ |
投稿日 2016年3月29日(火)09時45分 投稿者 ムクムク
ドナドナ第二話です。 毎日のようにアップされる「と殺」動画をみて昨日は感じることを書かせていただきましたが、多くのコメントやいいねを頂戴しました。 ありがとうございます。 私の通っていた保育園では、昼ご飯、瓶牛乳を飲める子と飲めない子がいました。 別料金だったのです。 小学校では脱脂粉乳。 肉と言えば鯨でした。 牛肉や豚肉、鶏卵、牛乳は私のような貧乏な家の子にとっては、遠い存在でした。 と殺の動画は私のように高校畜産科・獣医科大学を卒業したものでも目を背けたくなる。 でもねと思う。 実は畜産はそこで終わりではない。 その後、すべての食肉は検査員である獣医師の検査を受け、安全なものだけ市場に送られ、家庭に届く。 子どもたちの美味しいポークカレーになり、その子どもたちの血となり肉となる。 その為の畜産なのです。 と殺はその過程の一部。 その部分だけを取り出すというのは、非常に意図的で、私は畜産従事者に対する差別すら感じる。 食肉がお気に召さないのなら食べなければいい。 しかし、毎日の給食を楽しみにしている子どもたちにその感性を押しつけることはないよね。 ベジタリアンが多いとされているインドでもヒンズー教徒は牛を食わないが、十数パーセントいるイスラム教徒は食べる。 しかし、多数派のヒンズー教徒はそのことを理由にしてイスラム教徒を殺す事件が起こっている。 宗教はそんな側面があるが、日本の自称動物愛護家と言われる人の中には、宗教じみている人がいると私は感じています。 すべての流れを見ずに一部だけ取り出して強調する。 それは、卑怯だと私は思います。
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