意見交換掲示板過去発言No.0000-200110-86
Re:狂牛病などに思うこと |
投稿日 2001年10月8日(月)15時58分 ピプキン
「初めから余り性急な方針を出さず状況を見つつ考えていく方が得策」 なんて悠長なこといっていては、過去のイギリスのようになってしまいます。 (今後も新型ヤコブ病の発症は続くでしょうから、決して過去の問題では ないのですが) 狂牛病問題に関しては、イギリスにはじまりEU諸国の先例があるのです。 日本での狂牛病の発症例がたった1頭だからといって、対策が甘くても 良いということにはなりません。 それどころか、86年以降、欧州で狂牛病の発症が相次いでいるなか、 オマーン、カナダで輸入牛に狂牛病が確認されたのを除き、欧州以外の 自国産牛での感染第1号という不名誉な事態なのです。 これは、これまでの農水省の危機感が低かった証拠であり、 経営効率だけを追求して安全性を置き去りにした結果でもあるはずです。 そして、ひどいことにはならないだろうという油断が引き起こしたのが 昨今の混乱なのではないでしょうか。 実際、今日までの行政側の対策が小出しだったことを考えると、 消費者団体などからの訴えや、いわゆる「風評被害」がなければ、 現段階で決定している対策が全てとられていたかも疑問なくらいです。 費用対効果云々を論じている余裕はなく、行政は地に落ちた信頼の回復の ために、最大限の努力をしなければならない状況のはずです。 |
|
|
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」 ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴) サポーターや広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)、 多くの人々に支えられています。 獣医師広報板へのリンク・サポーター募集・ボランティアスタッフ募集・プライバシーポリシー 獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。 @mukumuku_vetsさんをフォロー
Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved |