獣医師広報板ニュース

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Re20:うさぎの口内膿瘍
投稿日 2015年2月15日(日)11時06分 投稿者 チーママ

今まで不十分だったとパパさんが思われているなら、今コルちゃんはきっちり不足分を徴収しているんじゃないかしら?(^^) これだけ一生懸命来し方を顧みて、ごめんねと言ってくれる。もしも人間ならば、自分がコルちゃんならば、それで十分見合うと思いませんか? 
もっともっとという思いは、どの飼い主さんも、どれだけつくしたとしても、不十分に思うものです。 もしもあの時…という思いは、決してなくなるものではありませんもの。ユキをもっと安静にしていたら…コユのおしっこが「あれ?」と思った時に検査していれば… ひょっとしたら助かっていたかもしれない。
でもユキはこゆきのために、居場所を譲ったような気もするし、こゆはりんのために場所を譲った気がするし…と、なんとなくウサギの神様のご差配を感じたりも致します。うさぎの神様のなさることは、人間にはあずかり知れないものがあるんだと思っていますよ。そうでも思わなければ、飼い主は救いようがないものです。
唯一11歳のシジミ@オスが、白内障になりながらものんびりとした高齢生活をしておりますが、他のうさぎさんなら12歳13歳でも元気にはねている子もいるし…と、思いは尽きません。

以下は、あくまでも私に限っての事です。どの飼い主さんにも向くことではありませんし、そうした選択は出来ないという方も多いと思います。またしたくても出来ないという方もいるでしょう。幸いにまだ勤めておりますし、良い導き手の主治医がいて、自分が思うようにできる事の幸せを、つくづく感じたりもしています。

私がウサギが病気になった時に心がけているのは、戦う相手を見据えるようにしていることです。どんな病気なのか正体がはっきりしないのは、とても不安に思います。 敵の正体が分かれば、おのずと見えてくる道もあり、覚悟も半分できてきます。(それでも一縷の望みは抱くものですが) 
ですから、病理検査はします。投薬内容も調べます。
どのような成分がどのように患部に効くのかを、先生にお聞きしたり、調べたりします。
点滴なども、何を目的としてどのような効果を狙ってするのかを教えていただきます。
そうすると、自宅の様子から治療が活きているのか、薬効が見られずに悪化しているのかの見当が付くこともあります。それによって次の予約を待たずに駆け込むこともできます。 本兎が病気と闘っているのに、一緒に参戦する気持ちです。まぁこれも自己満足に過ぎませんが。
訳が分からないうちに、旅立たれてしまった方が、後悔は残ることが多いようです。
ご参考までに。

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