蕁麻疹と言うものについてちょっと考えてみたいと思うのですが、人間でも明
らかにその原因を突き止めたり、完全に治療出来ると言い切れない状態が現在
だと思うのですが、まして動物でも馬の場合は研究治療はなかなか出来ていな
い所だと思います。

蕁麻疹の原因として考えた時、簡単な目安として食べ物（人間では海老、蕎麦
、卵、牛乳等）、薬や獣毛、羽などの原因に寄る「アレルギー性蕁麻疹」。
何かに感染した時等に起きる「急性蕁麻疹」。
「物理的蕁麻疹」（圧迫や摩擦等に寄る機械性、寒さ等に寄る寒冷、熱さによ
る温熱、日光に寄るもの、発汗刺激や興奮等に寄るコリン性蕁麻疹等）。
これまでに書いた以外の一ヵ月以上慢性に出たりする「慢性蕁麻疹」、時間的
に夕方になると出るもの等あり、時には何年も続く場合もあります。
自己免疫性との関係等の説もあります。
蕁麻疹と言うのは皮膚の表面近くに発生する浮腫であって、大小様々な大きさ
に出てきて、時にはそれらがくっついてさらに大きくなる事等もあります。
定義として蕁麻疹は基本的には痒くて、発赤を伴う膨らみを持ったもので、数
時間後には綺麗に消えていく限局性、表在性の浮腫とも言われています。
湿疹性変化との大きな違いとされています。
フケ状になる、毛が抜ける、ぶつぶつが取れる、血が滲むなどを考える時、一
度その抜けた毛を丸ごと病院へ持っていって（小動物病院でも大丈夫だと思い
ますので）検査をしてみたら如何でしょうか。
何も出なかったらもう一度考えると良いと思います。
可能性を消していって、最終的に原因をつかめると良いですものね。