デンジャラス・デイズ メイキング・オブ・ブレードランナー           |  
  
2007年 アメリカ (DANGEROUS DAYS: MAKING BLADE RUNNER) 
ドキュメンタリー   
  
<監督>チャールズ・デ・ラウジリカ 
<キャスト>
リドリー・スコット	,  ハリソン・フォード	,  ルトガー・ハウアー	,  ダリル・ハンナ	,  ギレルモ・デル・トロ	
  
<ストーリー> 
映画「ブレードランナー」のメイキング作品。
  
<感想> 
新作の「ブレードランナー2049」を見る前に、「ブレードランナー ファイナルカット」を再見した後に見た、「ブレードランナー」のメイキングドキュメンタリーです。 
スタッフやキャストが映画製作当時のことを語っています。
  
未来の世界を描くための努力と工夫とその発想力。 
限られた予算と時間の中で、誰も見たことのない、世界を作り上げることがどんなに大変だったことか。 
今のような、CGとかのない時代です。 
あの、全編を通した陰鬱な雨のシーンの理由が、これを見てよく分かりました。
  
「死霊のはらわた」のサム・ライミ監督も、当時、少ない予算で、最高の効果を上げるためにいろいろな創意工夫をしていたという話を思い出しました。どちらも、同じ時期の作品です。 
こういう時代の先駆けを行く人たちの映画製作は、大変そうですが、やりがいもありそうです。 
とはいえ、サム・ライミは楽しそうでしたが、リドリー・スコットは、苦しそうでしたけど・・・(^_^;。
  
その他にも、キャストのオーディションの様子とか、カメラテストのエピソード、書き直された脚本や、俳優たちの様子、現場のスタッフと監督との確執、そして、編集の苦労などなど、ひょっとすると、映画本編以上に面白かったかも(^▽^)。 
特に制作陣が、ハリソン・フォードを、べた褒めしていたのと、編集作業の大変さが印象的でした。 
時間短縮のために、大幅にカットしてしまい、筋が通らなくなってしまったシーンもあったとか。なんだかもったいないですね〜。
  
そして、なんといっても素晴らしいのは、あの近未来の映像です。 
このドキュメンタリーを見てから、もう一度「ブレードランナー ファイナルカット」を見たのですが、さらにその素晴らしさを再認識できました(^_^)。
  
映画の公開時は、客の入りが悪かったという「ブレードランナー」ですが、複数のヴァージョンが公開され、今でも、”SF映画の金字塔”と言われているんですからね〜、やっぱりすごいです。(2017,10,27)
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