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9人の翻訳家 囚われたベストセラー |
2019年 フランス・ベルギー (LES TRADUCTEURS)
ミステリー・スリラー
<監督>レジス・ロワンサル
<キャスト>ランベール・ウィルソン, オルガ・キュリレンコ , エドゥアルド・ノリエガ
<ストーリー>
世界的ベストセラーの完結編が出版されることになり、原稿流出を防ぐために、9カ国の翻訳家が隔離されて、翻訳作業をすることになった。しかし、原稿をネットに流出させるという脅迫メールが届く・・・。
<感想>
なんとなく、「ハリー・ポッター」シリーズのことを想像して見始めたのですが、
実際には、「ダ・ヴィンチ・コード」シリーズの出版秘話に基づく本格ミステリーなんだそうです。
そういうことが分かると、さらに面白さが増しますね。
最初は、ベストセラーの新作を手に取れるということで、なんとなく楽しげな雰囲気で始まりますが、ストーリーが進行してゆくごとに、シビアに、そして悲惨な話にもなってゆき、謎だらけのディープなミステリーとなってゆきました。
舞台となるのは、シェルターのような地下要塞で、絵的には舞台劇のようでした。シチュエーションスリラーの一種でしょうか?
でも、終盤では、スリリングな動的シーンもあり、そんなむちゃな!と思ったり・・・。
ラストまでくると、成る程そうだったんだと意外性もあり、結構楽しく見ることが出来ました。
しかし、翻訳家が9人も登場するので、それぞれの個性や背景や怪しさを認識するのがちょっと大変でした。
しかも、日本語の翻訳家がいない!アジア圏ということで中国語でひとくくりにされるのは心外でした。
日本語のキャパなんて小さいので、ヨーロッパの人からすれば、こんなものなんでしょうねぇ(T_T)。
フランス・ベルギー制作作品なので、キャストの中に知っている人があまりいなかったのもちょっと残念。
ハリウッドでリメイクしたら、もっと面白いかも?!(2021,02,07)
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