「沈黙のエクリプス」
ギレルモ・デル・トロ&チャック・ホーガン 大森望 訳
沈黙したジャンボ機の四人の生存者は事件の記憶を失っていたものの、たちまち快復する。だが、自宅に戻った彼らの異変が起こり、イーフリアムらの懸命の努力もむなしく、禍々しい悪疫が街を襲う。ルーマニア生まれの老質店主、セトラキアン教授は、若き日の恐怖の体験とその後の生涯をかけた研究の内容をイーフリアムに告げ、協力を要請するが・・・。全米ベストセラーの傑作ノンストップ・サスペンス(『ザ・ストレイン』改題)
(裏表紙より)
映画監督ギレルモ・デル・トロと、作家チャック・ホーガンの共著による、ホラーサスペンスです。
ということで、絶対映画化するだろうなと思い、先取り読書してみました(^^)。
皆既日食の日、空港に正常に着陸した旅客機から、その後、なんの応答もない・・・。
いったいこれはどうしたことか??と、最初のつかみは、もうバッチリです。
その後、徐々に理由が分かってくるのですが、それが分かると、好き嫌いがはっきり分かれてしまうかもしれません。
私は、ふ〜ん、そう来たか!?って感じでした。
まあ、嫌いじゃないけど、大好きでもない・・・かな(^^)。
本の紹介に、その真相について触れられているのもあるようですが、知らない方が、楽しめますね、きっと。
この作品、あのギレルモさんが映像化したら、確かに、面白い映画が作れそうです。
ただ、本自体は、読んでいて、読み飛ばしたいなと思ってしまうような、少々まどろっこしいところもありました。
三部作になるようなのですが、この先、どうなるんでしょう。
所で、本書を読んで、日食の時の空港の状態とか、街に住むネズミの生態など、へぇ〜と思う、トレビアがあって、面白かったです。
特に、今年、日食フィーバーがあったばかりなので、この本は、タイムリーですよね。
(2012,11,03)
”ストレイン”シリーズ
「沈黙のエクリプス」
「暗黒のメルトダウン」
「永遠の夜」
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