チャンプ            |  
  
1979年 アメリカ スポーツ
  
<監督>フランコ・ゼフィレッリ  
<キャスト>ジョン・ヴォイト   ,   フェイ・ダナウェイ   ,   リッキー・シュローダー   ,   アーサー・ヒル   
  
<ストーリー> 
かつてボクシング・チャンピオンだったビリー・フリン(ジョン・ヴォイト)は、タイトルを奪われてからは、リングに上がることなく、競馬場に勤めながら一人息子、T・J(リッキー・シュローダー)と生活していた。そんなある日、ビリーの元妻で、T・Jの実の母親(フェイ・ダナウェイ)が競馬場にやってくる・・・。
  
<感想> 
有名な映画なので、ボクシング映画だとは知っていましたが、最初は、馬ばかり出てくるので、あら、記憶違いだったのかと、ちょっと驚きました。実は、元チャンピオンのビリーが、リングを下りて、競馬場で働いているという設定なんですね。
  
ジョン・ヴォイドが主役のビリー役ですが、若いですね〜。28年前の映画ですから、アンジェリーナ・ジョリーがまだ4歳ぐらいだったんですね、この頃は(^^)。 
その妻には、フェイ・ダナウェイ。もう、ビリーとは別れて、服飾界で成功しているわけですが、この二人、結婚していた事が全く想像できないほど、違う世界に今は生きています。映画の中では、彼女が、息子を捨てて、去っていたとことだけが明らかになっていて、彼女にとっては、全く旗色の悪い立場の役柄でした。だからなのか、どうなのか、彼女の演技が、硬くて、あれ?!と思ってしまいました。まあ、子供に慣れていない役だから、あれでいいのかな。 
そして、なんといってもこの映画のメインは、子役のリッキー・シュローダーです。この子あってのこの映画と言っても過言ではないです。 
彼の生き生きとした、自然な演技は、本当に、すばらしく、全編にわたって、彼の姿が目に焼き付きました。 
そして、ラストですね〜。リングサイドの泣き顔から、ラストの彼の泣きの演技にかけては、一体全体なんなのでしょう〜。もうすばらしすぎて、思わず、私も、号泣してしまいました(T_T)。 
今でも、思い出すだけで、ウルウルしてしまいます。
  
ただ、この映画を調べていて、驚いたのは、アメリカでの評価はイマイチなんですよね。私がよく見に行くアメリカの映画サイトIMDBでは、評価が5.8/10ですよ〜〜。これは、驚きです。どうしてなんでしょう。まあ、落ち着いて考えてみると、ストーリーが、あまりにベタだからでしょうかねぇ。
  
でも、そうは言っても、やはり、リッキー・シュローダーの名演技を見る価値のある映画だと思います。ということで、この映画は、「2007年は、名作を見よう」の第5作目なのでした。(2007,02,11)
  
★2007年は名作を見よう★ 
第1弾「風と共に去りぬ」 
第2弾「ウエスト・サイド・ストーリー」 
第3弾「大脱走」 
第4弾「ネバーエンディング・ストーリー」 
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